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【第一部】 7章
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「空、まだ~?」
「もうちょっとだから頑張って。」
俺の念願の火おこしをしている最中の俺と空。
炭も初めて見たし、炭に火をつけるのなんて一瞬だと思っていてのになかなか大変で着火剤入れて、もう何分も団扇で仰いでる。
「うん。そろそろいいかな。お肉焼こうか。」
「思っていた数倍は大変だった。」
疲れ切ってしまった俺は椅子にもたれかかって動けない。
その間に空がお肉や野菜を焼いてくれている。
プレゼントはもう渡した。
今冷蔵庫の中に入っているケーキを後で2人で食べる。
もうそろそろ火が傾きそうだ。
空の誕生日、終わっちゃうな。
「ちー、あーん」
しんみりしている俺の口にお肉が運ばれる。
「ん、うまっ。こんなにうまいんだ。」
「美味しいよね。ちーと食べるご飯はどれも美味しいけど、こんな幸せな日に食べるご飯は各別だよ。」
2人で夕日を見ながら食べ進めると、空が急に真剣な顔をした。
「・・・ちーに話があるんだ。」
そんな改まった顔して、なんの話があるんだよ。
・・・なんかあったのか?それとも、好きな人ができたとか?
俺と別れたいとか?
「・・・やだ、、やだ!いや!」
涙をボロボロこぼしながら嫌だと言い続ける。そんなことしかできない。
「いや!空と別れるなんて、そん、なの絶対に、いやっ、、、俺のこと一生、大事にする、って、言ったのにっっっは、っは、っっっ、、」
「ちょっと待って、落ち着いて、ちー、息吸って!!お願い!別れ話じゃないから!別れるなんて僕だって無理だから!」
過呼吸になりかけている俺に慌てて駆け寄って強い力で俺を抱きしめる。
この温もりがないと俺は無理だから。
「っは、、っっっ、、わか、れ、ばなし、っっしない?」
「そんな話したらその瞬間に2人で死ぬ。これは絶対に。」
「っぅ、、ご、め、おれ、、、っ、、っぅぅ、、」
「ぼくこそごめんね?ちーは不安になっちゃうよね。僕がそんな話することなんて一生来ないんだからね。」
「・・・うん、ごめんなさい。だから、いなくならないで。」
「謝らないの。それに、僕ここにいるでしょ。ちーのそばにいるでしょ。ずっと一緒って言ったでしょ?」
「ん、ぅん。」
「ほら、こっちきて、膝!」
空がそういうから涙と鼻水でぐちゃぐちゃになったまま空の胸に顔を埋める。
空の音が聞こえて安心する。
「僕嬉しいなって思ったよ。ちーは僕と別れたくないって思っても口に出さないんじゃないかって思ってたから、口に出してくれたことが嬉しかった。ごめんね?大事な話があるって言ったから勘違いさせちゃって。別れるなんてこと絶対にしないから、だから話、聞いてくれる?」
「・・・うん。」
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