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【第一部】 8章
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「・・・空のこと、嫌いになるわけ、ない。好きで好きで仕方ないんだ。毎日好きが大きくなってるんだ。そんな悲しいこと言わないで。俺こそ、弱くてごめん。わがまま言う。もう、俺から遠く離れたところ行かないで。出張も嫌だ。」
「うん。っ、、もう、行かない。ちーにもう不安な思いさせない、から。」
「・・・うん。空・・・・生きててよかった。無事で、よかった。」
本当によかった、あの時は失ったと思ったけど、俺の腕の中に戻ってきてくれた。本当に、よかった。
「え、!?若に殴られた?しかも若が泣いた!?」
「・・うん。千秋に心配かけさすんじゃねぇって。千秋はこれまでに人の何倍も泣いてきたんだからもう泣かすんじゃねぇって。・・・あと、2人の息子を失くすところだったんだからなって抱きしめてくれたよ。僕、父さんが泣いてるの初めて見た。」
「俺も見たことないよ。若も相当心配してたんだよ。明日若の別宅に行こう?みんなに心配かけましたって。空は無事ですって言いに行こ?」
空が無事で嬉しかったのは俺だけじゃない。みんな、空のこと心配していたし、無事で嬉しかった。
俺も空もお互いが1番大切なのに変わりはないけれど、2人ぼっちなわけではないんだ。
それが知れた1日だった。
あの日からまる3年。
今日は空の卒業式。
あれから俺はホテル事業の業務を続けている。
でも4月からはいよいよ、児童養護施設の方に関わらせてもらえることになった。メインの仕事は会社の中枢の要は役員仕事をさせてもらえることになった。
あの日から夜起きた時に空がいないとパニックになってしまうようになった。
通い続けている心療内科の先生に相談してみたけれど、一種のPTSDになっているんだと思うと言われた。治すことは難しいから、徐々に空は近くにいるんだって。大丈夫だって体が覚えるまでは付き合っていくしかないそうだ。
空はこの話を聞いてまた泣きそうになっていたが、俺がパニックを起こさないようにトイレに行くときでも一声かけてくれるし、必ず抱きしめて眠ってくれる。
そんな空は4月からは俺の勤めている会社に入ることになった。
弁護士資格も取っているから顧問弁護士兼社員なんだって。いずれはソラがこの会社を継ぐことにしたみたい。
「ちーと同じ場所で働けるなんて最高。」
って本人は言ってた。
「ちー、本当に来てくれるの?卒業式。人いっぱいいるよ?女の人もたくさんいるんだよ?」
「・・・だって、空は卒業式のパネルのとこで写真撮りたいんだろ?」
「え?僕そんなこと、、、、、、/////待って、それ、え?手紙、え?あれ読んだの?」
「あの手紙読んだから、空と付き合う決心したんだもん。」
若から渡されたあの手紙を読まなかったら俺は今でも空のことが好きで仕方ないのに空と一緒にいられないってそう思っていたと思う。
「ほら、行こ?空!」
「うん。」
手を繋いで一緒に会場へと向かう。
【第一部 完結】
初投稿のこの作品を初めてまる5ヶ月!
第一部完結しました。
番外編を何本か投稿した後に第二部に突入したいと思います。
もし見てみたいお話やシチュエーション等あればコメントで教えてください!!
初参加のBL小説大賞も残り1週間!
更新頑張ります!!
投票やいいねしてくださった方、ありがとうございます!!
引き続きよろしくお願いします!!
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