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【第二部】1章
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深夜2時ごろ、声が聞こえて暗闇の中目を開けると
「・・・冬夜?どうしたの?」
冬夜が1人で静かに泣いていた。
少し声を押し殺すようにして泣くのは、きっと泣いたらうるさいと怒られたんだろうな。
「っ、、ぅ、、と、や、こわ、かた。」
「・・・怖い夢見た?」
そう聞くと小さく頷いた。小さい手で大きな目から溢れる涙を必死に拭っている。泣いてるのがバレないように泣いていたんだろうな。
「よし、おいで。」
抱っこしてベッドから立ち上がる。
そうしていて空が起きないわけがない。
「どうしたの?」
「冬夜が怖い夢みたいだからちょっとあやしてくる。」
本当はわからない。どうしたらいいのか。でも、俺が小さい頃にしてもらいたいって思っていたことをしたらいいのかなって。そう思って冬夜を抱っこした。
この子達が泊まりに来る前までにたくさん勉強した。オムツの変え方も教えてもらった。おもちゃも買った。
でも子供が教科書通りなわけなくて、怖かったのに誰を起こすこともせずにただ1人で泣いていたこの子をとことん愛してやりたくなった。
「春夜には秘密な?」
俺は冬夜にホットミルクを作ってやった。
本当に飲んでいいのかと顔を伺ってくるから俺の分も作って一緒に飲もうと言うと少し笑って頷いた。
牛乳を飲んだ後ソファに座って抱っこしてやっていると眠くなってきたのかうとうとし始めた。
抱きしめながら背中をぽんぽんしてやると数分で眠りについた。
服を握って離さないこの手が、この子の寂しいと言う感情を表しているんだろう。本当はお母さんに抱きしめて欲しかったんだよな?
もしかしたらこの子達を引き取りたいのは俺のエゴなのかもしれない。
この子達を自分と重ねて、自分が叶えられなかった幼少期を叶えた気分になりたかっただけなのかもしれない。
大人の勝手な感情と事情で振り回されてきたこの子達を俺はもっと振り回すのか?
そう思うとぽろりと涙が溢れた。
どうするのがこの子達にとって幸せなのか分からないや。
「・ぃたぃいたぃ?」
「っ、、痛く、ないよ、大丈夫、、、」
「だいじょぶ?」
「うん。大丈夫。ごめんね。」
そう伝えるとヘヘッと笑ってまた眠りについた。べそべそしてちゃダメだよな。俺はこの子達の親になるって決めたじゃないか。
もう一度強く思い直して眠りについた。
泣いたのがバレていたのか朝一番に空から強い抱擁と深いキスがプレゼントされた。
朝ごはんを食べて、着替えさせて、今回のお泊まりは終了となった。
園まで送った時、それは起こった。
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