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【第二部】1章
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「「いやぁぁぁぁぁぁ~ぅぁぁぁあああ」」
「あらあら、この子達がここまで声上げて泣くの初めてね~」
春夜と冬夜が地響きが起きるんじゃないかというくらい大きな声で泣いている。
その訳は5分前に遡る。
「春夜、冬夜、またね。今日はバイバイだよ。」
そう言って空と車に戻ろうとした。
それが嫌だったようでこの状態だ。
園長先生たちが抱っこしてくれたが全く泣き止まない。
あ、、、
春夜と冬夜が必死になってこちらに手を伸ばしている。小さな手が置いてかないで。と訴えかけている。
俺も空もそんなの無視できるわけがない。
俺たちが抱っこすると、少しマシになりながらも泣きながらもう話すまいと服を握り胸元に顔を埋める。
かわいい。かわいすぎる。
「今日いきなりは無理だけど、ここまで懐いてくれたなら手続き進めましょう。」
「本当ですか!!ありがとうございます!!」
「来週の週末には2人が千秋さんのところにいけるようにしましょう。」
思っていたよりも早く2人を引き取ることができそうでよかった。
腕に抱いている春夜を撫でながら
「春夜、冬夜、今日は一旦バイバイしなきゃならないんだけど、6回寝たら迎えにくるから。そしたら俺と空とずっと一緒だよ。」
「ずと、、いっしょ、、?」
「2人にはまだ難しいんじゃない?ね?冬夜」
揶揄うように言ってくる空に舌をベーと出して反抗したいがすぐに可愛いと言われそうなのでやめた。
空も愛しそうに冬夜を抱っこしている。この光景を見て幸せだなって思えた。
その後2人は最後まで泣き止むことがなかったが、園長先生は手慣れたように2人を抱きかかえ手を振って見送ってくれた。
「ねぇ、ちー。そろそろさ、家の設計とか始めよっか。4人で暮らせる家にしよう。」
「うん。いずれ使えるように2人の部屋も作ってあげよう?双子って育てるの大変なのかな?空は双子詳しいから大丈夫かな?」
「僕、双子なだけで双子に詳しいわけじゃないけどね」
俺と空2人でずっと生きていくと思っていたから予想外の存在にまだまだ俺も空もしっかりできていないけど、幸せなことに間違いはない。
「ね!空!おもちゃとか服とか2人に必要なもの!買い揃えに行こ!!」
「そこはさ、買い物デート行こって言ってよ。」
口を少し尖らせて怒るが顔がかっこいいから不細工になんてならない。
「・・・わかったよ。空、デートしよ。俺、久しぶりにフレンチトーストが食べたい。」
「ちーが食べたいものならどうやってでも食べに行く。」
ルンルンで運転する空が可愛くて仕方ない俺。
ショッピングモールでのデートか。楽しみ。
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