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【第二部】 2章
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「ほら、朝ごはんちゃんと食べな?2人の好きなメニューにしただろ?」
起きて朝になっていたことにひとしきり文句を言った2人を食卓に座らせたが、なかなか箸を進めてくれない。
2人の好きなポテトサラダにハンバーグに煮物っていう朝ごはんというより夜ご飯みたいなメニューだけど、ポテトサラダとハンバーグは2人が食べたいって言ったし、煮物はいつも出すとパパの煮物美味しい!好き!って言ってくれるから張り切って作った。
「だって、これ食べたら、、、、、」
「・・・・・・。」
「春夜、冬夜、これ食べなくても時間は来る。いいの?ちーのご飯食べずにここから離れて、いいの?僕が全部食べちゃうよ?」
「「いやだ!!!」」
空が言った途端に口にいっぱい放り込んで、涙を流しながら咀嚼していた。
「っぅ、、、っ、、おい、しぃ、、ぅ、、パパ、、、おぃ、しぃ、、」
「ぅ、、、ふ、、ぅ、、ぅぁ、、、っ、、おぃしぃぃ、、、」
これが最後の、一緒にする食事。
「ぅん、、、うん、、よかった、、美味しいなら、、、よかっ、、た。」
「ほら、ちーも食べよ。」
子供達と俺は号泣しているけれど、いつも通り、春夜は好きなものを先に食べて、洞爺は好きなものを最後に残して、正反対な食べ方をしているし、食べ盛りだからと思って俺がおかずを分けるとすかさず空が俺の皿におかずを分ける。
本当に、いつも通りだ。
はやく歯磨きしなさいって怒ったり、寝癖ついてるよって治してやったり。
いつも通りの朝なのに、終わりの朝。
---ピンポーン
終わりの音が鳴った。
「ほら、忘れ物ないようにな。あ、ぬいぐるみ忘れてるぞ!虎のやつ!!」
他のぬいぐるみは先に送った荷物に入れたが虎のぬいぐるみは4つ並べて置いていたから今日持たせないと。
「「ここに置いていく。」」
「え?」
「冬夜と話したんだ。これはここに置いていくって。」
「パパ、耳かして?」
2人がそう言うから職員の人の前だけれども、2人の口元に耳を寄せる。
「あのね、僕と春夜だと思って?あのぬいぐるみ、僕たちだと思って?僕たちとパパと父さんは一緒に入れないから、ぬいぐるみだけでも、一緒にいさせて?」
「・・・うん。わかった。」
ぬいぐるみはそのままにして2人の手を繋ぎ玄関へと向かう。
「では、いただきたい書類等ございますので私は後日また参ります。」
「・・・はい。」
「ほら、これまで育ててくれたお2人に別れの言葉を言ってお母さんのところへ行こう?」
「「・・・・・・。」」
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