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【第二部】 2章
18 空side
「はい、ありがとうございます。今は泣き疲れて眠っています。はい、ご心配おかけしてすいません。また落ち着いたら顔を出しますので、はい。」
千秋を心配したお義父さんから連絡が入った。子供達を本家に連れて行くことはできなかったのでこちらに来てもらう形で何度も会っていた。
お義父さんもお義母さんも初孫だと言って2人を可愛がってくれた。
それは僕の父さんも。
だから今回のことを告げた時には3人ともかなりショックを受けていた。今現在、関西の組と揉めているため子供たちに会うのは危険だとの判断で最後に会うことはできなかったが、あの子達は、僕たちだけじゃない。おじいちゃんからもおばあちゃんからも愛されていた。
ついにちーと2人きりの日に戻ってしまったが、ちーの精神面も含めてこれからが怖いというのが本音だ。とりあえず、寝室には刃物はこの10年置いてないし、刃物は全て一旦書斎に隠した。
10年ほど自傷行為はしていないが、念には念を、だ。起きた時泣き続けるならまだいい。死にたいと言ったり泣きも笑いもしなくなるほうが辛い。
子供達の方も不安だ。春夜も冬夜も少し抱え込みすぎるところがあるから。
特に冬夜の昨晩の発言、自分たちを拾って後悔しなかったかなんて、そんなこと思っていたとは知らなかった。
子供たちを僕とちーから奪ったなら、あの子たちが笑って幸せに過ごせる日々を与えてください。そう、いもしないだろう神に願う。
「ん、、そら?」
「ちー、起きた?大丈夫?夕飯作ったよ。食べれそうなら食べよう?」
「・・・うん。ごめん、空も辛いのに、、俺、、」
---ギュッ
少し不安定な体をギュッと抱きしめる。
まだ少し震えている。こんな数時間で落ち着くわけないもんな。
「うん。辛いね、僕も辛い。大好きだった子供達と離れなきゃいけなくなったんだもん、辛いよ。すぐに立ち直らなくていい、すぐに進まなくていい。2人でちょっと休憩しよ?」
「・・・っ、、うん、、、そうする。」
立ち直るなんて、無理だ。
何年でも留まっていい、傷が癒えることなんてないんだから。
「子供たちが幸せになることを願おう?僕たちにできるのはもうそれしかないけど、あの子たちのためにできることはしよう?」
「うん。春夜と冬夜には、幸せに、っ、、なってほしぃ、、、、」
ちーは変わった。2人の親になって変わった。
2人を引き取る前なら、ここまで大きな傷を受けるとすぐに消えてしまうことを願ったが、今は子供達の幸せを願って生きる道を進もうとしている。途中で挫けることもあるかもしれないが、それでも、強くなった。
そんな、強くなった僕の愛しい人をもう一度腕の中に抱える。
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