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二話
しおりを挟む次の日、綾乃は母親に起された。
「んむ…、なに?お母さん…」
「今日はお屋敷に行くの!いつまでも寝てないで!早く起きて!」
「…そうだっけ?」
そんな話聞いたかなと記憶を辿るが覚えがない。
「電話で呼び出されたの!お屋敷に来るようにって!」
「…は?」
そんな事があったのか、だが何故呼び出されたのか全く覚えがない。
「今日何日…」
「え?…今日は二十二日…、ああああああ!!」
急に母が大声を上げる、綾乃はびっくりしながらもどうしたのかを聞いた。
すると途端に満面の笑みになり、何でもないわよと言った。
呼び出されたのなら仕方ない、そう思い着替えるが今日は何故か母におしゃれをするように言われた。
言われるとおりおしゃれをして車に乗り込む。
そしてついたところは、想像を超える豪邸だった。
「…お母さん、ここ日本だよね?」
「ええ、日本よ。」
思わずそう聞いてしまうほど、凄いところだったのだ。
屋敷に入ると、若い女の人がきた
「佐藤様ですね?どうぞこちらへ…」
よくわからぬまま部屋へと連れられ、しばらくお待ちくださいと言われた。
「…ねぇ、お母さん、なんなのほんとに…」
「…許嫁よ!」
母からとんでもない事をいわれ、驚く綾乃。
「は?許嫁ってあの…?」
「ここのおぼっちゃまくんとね!昔あったでしょ?」
「…あぁ」
(そういえば昔にそんな話が出ていたような…)
まだ父親が生きていた時、許嫁の話があった。
うちは平凡な家だが、父親の両親はとても金持ちだった。
その両親の大の親友だったのが星野家、そしてその二つの家に孫娘と孫息子が生まれ、そのふたりを許嫁にしようと考えていたと聞いた。
(あれ、本気でそうするつもりだったのか…)
しばらくするとその相手が来たらしい。
前を向くと…
「…え」
「あれ、あの時の…」
「翔太くん!?」
どうやら、翔太と許嫁だったらしい
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