言葉のサラダ。自由帳。

天才けんぽん

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乗っけたり

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たまに思ふ


頭の中に突撃される意味不明な言動に


委ねてみればどうなるだろう


例えば


まずは


服を裏表に着


外に出る衝動


例えば


散歩中に、通行中の人に自分にしか分からない独り言を掛けてみたくなる衝動



例えば


役場に行く用事の紙を突然真っ二つに引き裂き捨てる衝動


その思考を抑えるために紙を頭上に乗せ首を振る。


例えば


極寒のなか、ストーブに入れる灯油を零し捨てる衝動


例えば


人の座ろうとした椅子を引っぱってしまう衝動



例えば


くしゃみをする時、横を向かずそのまま目の前の人の顔面にかける衝動


嗚呼



頭の中にうごめく闇の虫達。



私は、雑念、衝動を振り払う。



嗚呼、そうだ



私は孤独なのだ



自分で選んだ孤独。


そうではない孤独。



どこに線を引くのか。



きっとこの衝動は退屈な闇のせいでくるものだ。


齢47歳


人間の時間に時に挟まる、孤独との戦い。


日常との戦い。



時に人に囲まれ


時に人と離れ距離を置き


一人の時



その時にしていた暇つぶしや、聴いていた曲などは


その後(のち)にも回想するとき


一人の情景まで付いてくる。


私などは



坂本龍一のエナジーフローなんかが



アルプス通りのできる前の情景と共に


脳内再生されるのだ



この世にずっと変わらぬものなどない



大きな工事が行われ、アルプス通りが出来たのだけど


私はその頃、うつ病で悶え苦しんでいた。



外界が変わってく様を見ず



思い出苦しい、子供の憧憬を



カメラに収めておけばなど微塵も思わず



捨てた写真を悔やみ



捨てたおもちゃを惜しみ



思い出の品はたしかに、自分を過去に引っ張るのだけど


あの子にもらったビー玉



いつの間にか無くしたアドベンチャーブック



そして思い出は美化されるものなのか



30年前の友と会った時の記憶違いの話



自分の失態を友らは優しくフォローし語ってくれる。



久しぶりに会い丸くなっている友ら



それはそうだ



もうそんな歳なんだ



五十路。



自分はとっくに、背中をみせ頼られる立場に居なければならなかったんだ



しかし



そうではない



しかし


そうでなくてもここまで生きた。



人生暇つぶしともう豪語できず



消化試合とも斜に構えるのも恥ずかしく


五十路



人生の意味の答えを



自分なりに見つけるだろう



自分なりにね



今掛けているショパンの音色と



食べている今日のうどんのレシピとともに



今の記憶を


閉じ込めて


ここに記す。









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