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身代わり
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伯母が母様を殺しに来ると言う ネイサンの大胆予想に 反発したクロエだったが、
「 犯人にとって一番恐ろしいのは何だと思う?」
と言う問いに考えて込んだ。
「それは……」
真実が明らかになること。
答える前に分かってると言うように ネイサンが手を突き出して遮る。
「夫人が事件の事を思い出すことだ」
「 ……… 」
伯母が そうなる前に、口封じに動くと言う事は十分考えられる。
動機は もう1つ考えられる。
もし成功して、母様が死ねば遺産が手に入る。
私も父様も居るから大した額にはならない。それでも、暫くは前の生活をキープできる。
(二十年後のお金より、目の前のお金か……)
女性である伯母が金を手に入れる手っ取り早い方法だ。
そして、 それだけじゃない。
死んだと同時、我が家に入り込んで、居座る気だろう。
それでなくても我が物顔なのに、手がつけられなくなる。そんな伯母を想像するだけでも嫌だ。
だけど、私は体も弱いし 年も若い。女主人の代わりを務めるのは難しい。それでも私が何とかすべきだが……。問題は、伯母が この家に来る理由が、父親との再婚では無く、手伝いと言う事だ。母様の実の姉。昔から交流がある。私が反対しても無駄だ。
「今は 忘れていても何時か思い出すかもしれない。そんな状態、犯人には堪えがたいはずだ」
堪えられない?
馬鹿らしい。罪を犯したんだ。一生苦しめばいい。
「それだったら」
「 ……… 」
その続きは言わなくてもわかる。
「……心の平安の為にも」
(心の平安?)
ネイサンが言葉を途中で止めて言い換える。
もし母様が伯母を犯人だと父様に
言ったら、信じなかったとしても、警戒するはずだ。たとえ、伯母が、白を切り通しても疑惑としては残る。
(父様の耳に入れるべきか……。でも……)
無意識に 次を渡そうと、昔私が描いた両親の絵の額を持つ。
ネイサンが私から額を掴むと棚に並べる。
「そこまで危険を犯すでしょうか?」
母様を襲うのはリスクが伴う。 失敗すれば全てを失う。そこまで賭けに、でるだろうか?
「金が欲しかったら……する」
「………」
「何より、罪に問われて刑に服すのは プライドの高い伯母さんには許せないことだろう。そうならない為にも画策するはずだ」
確かにそう考えるタイプだ。
私たちに断罪されたり、憐れみの目で見られたりするなど、あの性格では死ぬより辛いだろう。その上に、他の犯罪者と牢屋に入るのは屈辱以外のなにものでもない。
それを回避するために先手を打つ。十分有り得る話だ。
「………」
「これで、終わりか?」
ネイサンの言葉にハッとする。何時の間にか終わっていた。
「はい」
「良く描けてる」
「えっ?」
振り返ると私が描いて絵を見て微笑んでいる。 忘れてた。両親の結婚記念日にプレゼントしてもだ。
4歳児が描いたとしても上手ではない。
「ネイサン様、 返してください」
絵を奪い取ろうとするが、笑いながら棚の一番上に置いた。私の手の届かないところに置いて喜んでいる。腰に手を当ててムスッと睨みつけると、両手を広げて肩をすくめる。まったく子供をからかって何が楽しいのか。私も呆れたと両手を広げて首を振り返す。
***
その後、場所を食堂に移すと お礼にとネイサンの大好物のオムライスを振る舞った。
食後のお茶を出す。とにかく話を聞いてみよう。
「ネイサン様は 伯母が来るとお思いになりますか?」
「来るだろう」
だしぬけに質問するとネイサが、さも当然だと答える。
( ……… )
ネイサンがカップを置くと私をジッと見つめる。
「更にお金が無くて、切羽詰まっているらしく支払いが滞っているそうだ」
「………」
クロエはため息をつく。
伯母が社交界に顔を出していないことはエミリアから聞いている。
「ネイサン様の考えはお変わりないのですか?」
「………」
頭では分かっている。動機だってある。お金が人を変えることも知っている。
だけど……どうしても、どうしても……信じたくない。それが本音だ。否、正確には傷つきたくない。ネイサンがお茶を一口飲んでカップを置く。その短い時間はネイサンの躊躇いでなく、私の為の猶予の時間。
「クロエには悪いが伯母さんが犯人で間違いない」
「そう……で…すか……」
手を組んで反論したいのを我慢する。いくら言ってもそれは自分の感情で事実じゃない。
「今の生活の水準を落とす事はプライドが許さないはずだ」
「 ……… 」
今の経済状況では たとえ、金を借りたとしても、返せない。
見下している者にカネを払えと責めたてられたら 我慢ならないはずだ。それならば……。
「はぁ~」
私も受け入れるしかないのかもしれない。
「さっき、おびき出すとおっしゃっていましたけど、何か計画があるのですか?」
コクリと頷くと、ネイサンが伯母を捕らえるために考えた計画を話し出した。
計画は 至ってシンプルだ。
母様が事件の日の夜、部屋で女の人の影を見たと言う偽の情報で、伯母をおびき寄せる。
伯母だと断定したものでは無いが、 戦々恐々としている伯母にしてみれば、自分だと思うだろう。そうやって、気付かれたかもしれないと、不安にさせる。
不安になった伯母が母様が完全に思い出す前に襲いに来る。
そこを捕まえる。
「つまりワザと伯母をこの部屋に誘い込んで犯行に及ぶ。その決定的な瞬間を捕らえると」
「そうだ。焦っているタイミングが一番捕まえやすい」
切羽詰まった状態なのは確かだ。
母様と直接会っていないから偽情報だとは思わないだろう。 だけど……。 唇に拳を当てながら
ネイサンの作戦について熟考する。単純に、来るか来ないかと言えば来る確率の方が高い。
しかし、決定的瞬間というところが気になる。我が家に侵入しただけでなく、母様に手をかけようとした、その時のことを指している。布団がペタンコではすぐにバレるから、 母様の代わりに人形のような物を置いておくと言う事だろう。だけど、 それでは不十分だと思う。
「母様の代わりに何か置くんですか?」
「えっ?」
チラリとネイサンを盗み見る。想定外だと言うような 戸惑ったような表情をしている。
クッションか何かで誤魔化そうとしているんだろう。だけど、そんな物ではすぐに偽物だと気づかれてしまう。
「それって、息をしているみたいに胸が上下するんですか?」
「それは……」
畳み掛けるように問うとネイサンが口籠る。そこまでは考えていなかったみたいだ。向こうの世界だって精巧な人形を作るのは難しい。いくら魔法が使えるとしても、基本的には生活に根付いたものだ。人と同じとはいかない。
「伯母は人の粗探しが好きなだけあって、ああ見えて鋭いんです。布団が上下していなかっただけで、バレる可能性があります」
「………」
黙ってしまったネイサンを見て、今の計画のままだと成功率が低いということを考えさせるには十分な指摘だったようだ。
人ではないと分かったら罠だと感づいて、何もせずに引き返してしまう。そうなったら、より 用心深くなる。つまり、伯母が いつ襲ってくるか分からないということになる。
「チャンスは一回です。確実に捕まえるためにも、私が見代わりになります」
そう言って自分の胸に手を置く。
失敗したら、何時も母様が狙われるかもと 怯えながら生活しなくてはならない。本当のことを知ってるのは私だけだから、それを一人で防がなくてはならない。そのプレッシャーにいつまで耐えられるか。挫けるかもしれない。
「 犯人にとって一番恐ろしいのは何だと思う?」
と言う問いに考えて込んだ。
「それは……」
真実が明らかになること。
答える前に分かってると言うように ネイサンが手を突き出して遮る。
「夫人が事件の事を思い出すことだ」
「 ……… 」
伯母が そうなる前に、口封じに動くと言う事は十分考えられる。
動機は もう1つ考えられる。
もし成功して、母様が死ねば遺産が手に入る。
私も父様も居るから大した額にはならない。それでも、暫くは前の生活をキープできる。
(二十年後のお金より、目の前のお金か……)
女性である伯母が金を手に入れる手っ取り早い方法だ。
そして、 それだけじゃない。
死んだと同時、我が家に入り込んで、居座る気だろう。
それでなくても我が物顔なのに、手がつけられなくなる。そんな伯母を想像するだけでも嫌だ。
だけど、私は体も弱いし 年も若い。女主人の代わりを務めるのは難しい。それでも私が何とかすべきだが……。問題は、伯母が この家に来る理由が、父親との再婚では無く、手伝いと言う事だ。母様の実の姉。昔から交流がある。私が反対しても無駄だ。
「今は 忘れていても何時か思い出すかもしれない。そんな状態、犯人には堪えがたいはずだ」
堪えられない?
馬鹿らしい。罪を犯したんだ。一生苦しめばいい。
「それだったら」
「 ……… 」
その続きは言わなくてもわかる。
「……心の平安の為にも」
(心の平安?)
ネイサンが言葉を途中で止めて言い換える。
もし母様が伯母を犯人だと父様に
言ったら、信じなかったとしても、警戒するはずだ。たとえ、伯母が、白を切り通しても疑惑としては残る。
(父様の耳に入れるべきか……。でも……)
無意識に 次を渡そうと、昔私が描いた両親の絵の額を持つ。
ネイサンが私から額を掴むと棚に並べる。
「そこまで危険を犯すでしょうか?」
母様を襲うのはリスクが伴う。 失敗すれば全てを失う。そこまで賭けに、でるだろうか?
「金が欲しかったら……する」
「………」
「何より、罪に問われて刑に服すのは プライドの高い伯母さんには許せないことだろう。そうならない為にも画策するはずだ」
確かにそう考えるタイプだ。
私たちに断罪されたり、憐れみの目で見られたりするなど、あの性格では死ぬより辛いだろう。その上に、他の犯罪者と牢屋に入るのは屈辱以外のなにものでもない。
それを回避するために先手を打つ。十分有り得る話だ。
「………」
「これで、終わりか?」
ネイサンの言葉にハッとする。何時の間にか終わっていた。
「はい」
「良く描けてる」
「えっ?」
振り返ると私が描いて絵を見て微笑んでいる。 忘れてた。両親の結婚記念日にプレゼントしてもだ。
4歳児が描いたとしても上手ではない。
「ネイサン様、 返してください」
絵を奪い取ろうとするが、笑いながら棚の一番上に置いた。私の手の届かないところに置いて喜んでいる。腰に手を当ててムスッと睨みつけると、両手を広げて肩をすくめる。まったく子供をからかって何が楽しいのか。私も呆れたと両手を広げて首を振り返す。
***
その後、場所を食堂に移すと お礼にとネイサンの大好物のオムライスを振る舞った。
食後のお茶を出す。とにかく話を聞いてみよう。
「ネイサン様は 伯母が来るとお思いになりますか?」
「来るだろう」
だしぬけに質問するとネイサが、さも当然だと答える。
( ……… )
ネイサンがカップを置くと私をジッと見つめる。
「更にお金が無くて、切羽詰まっているらしく支払いが滞っているそうだ」
「………」
クロエはため息をつく。
伯母が社交界に顔を出していないことはエミリアから聞いている。
「ネイサン様の考えはお変わりないのですか?」
「………」
頭では分かっている。動機だってある。お金が人を変えることも知っている。
だけど……どうしても、どうしても……信じたくない。それが本音だ。否、正確には傷つきたくない。ネイサンがお茶を一口飲んでカップを置く。その短い時間はネイサンの躊躇いでなく、私の為の猶予の時間。
「クロエには悪いが伯母さんが犯人で間違いない」
「そう……で…すか……」
手を組んで反論したいのを我慢する。いくら言ってもそれは自分の感情で事実じゃない。
「今の生活の水準を落とす事はプライドが許さないはずだ」
「 ……… 」
今の経済状況では たとえ、金を借りたとしても、返せない。
見下している者にカネを払えと責めたてられたら 我慢ならないはずだ。それならば……。
「はぁ~」
私も受け入れるしかないのかもしれない。
「さっき、おびき出すとおっしゃっていましたけど、何か計画があるのですか?」
コクリと頷くと、ネイサンが伯母を捕らえるために考えた計画を話し出した。
計画は 至ってシンプルだ。
母様が事件の日の夜、部屋で女の人の影を見たと言う偽の情報で、伯母をおびき寄せる。
伯母だと断定したものでは無いが、 戦々恐々としている伯母にしてみれば、自分だと思うだろう。そうやって、気付かれたかもしれないと、不安にさせる。
不安になった伯母が母様が完全に思い出す前に襲いに来る。
そこを捕まえる。
「つまりワザと伯母をこの部屋に誘い込んで犯行に及ぶ。その決定的な瞬間を捕らえると」
「そうだ。焦っているタイミングが一番捕まえやすい」
切羽詰まった状態なのは確かだ。
母様と直接会っていないから偽情報だとは思わないだろう。 だけど……。 唇に拳を当てながら
ネイサンの作戦について熟考する。単純に、来るか来ないかと言えば来る確率の方が高い。
しかし、決定的瞬間というところが気になる。我が家に侵入しただけでなく、母様に手をかけようとした、その時のことを指している。布団がペタンコではすぐにバレるから、 母様の代わりに人形のような物を置いておくと言う事だろう。だけど、 それでは不十分だと思う。
「母様の代わりに何か置くんですか?」
「えっ?」
チラリとネイサンを盗み見る。想定外だと言うような 戸惑ったような表情をしている。
クッションか何かで誤魔化そうとしているんだろう。だけど、そんな物ではすぐに偽物だと気づかれてしまう。
「それって、息をしているみたいに胸が上下するんですか?」
「それは……」
畳み掛けるように問うとネイサンが口籠る。そこまでは考えていなかったみたいだ。向こうの世界だって精巧な人形を作るのは難しい。いくら魔法が使えるとしても、基本的には生活に根付いたものだ。人と同じとはいかない。
「伯母は人の粗探しが好きなだけあって、ああ見えて鋭いんです。布団が上下していなかっただけで、バレる可能性があります」
「………」
黙ってしまったネイサンを見て、今の計画のままだと成功率が低いということを考えさせるには十分な指摘だったようだ。
人ではないと分かったら罠だと感づいて、何もせずに引き返してしまう。そうなったら、より 用心深くなる。つまり、伯母が いつ襲ってくるか分からないということになる。
「チャンスは一回です。確実に捕まえるためにも、私が見代わりになります」
そう言って自分の胸に手を置く。
失敗したら、何時も母様が狙われるかもと 怯えながら生活しなくてはならない。本当のことを知ってるのは私だけだから、それを一人で防がなくてはならない。そのプレッシャーにいつまで耐えられるか。挫けるかもしれない。
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