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ショッピング
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リサは、探検。探検。と一本の線の上を歩くように足を交互に出す。間取りを覚えたりしながら、色んな部屋を見て回るのは楽しい。私に気付くと みんなが手を止めて頭を撫でてくれる。とっても好意的だ。ここが私の家だと思える。庭も綺麗に手入れされていて
花がいっぱい咲いている。
噴水に写る空を見るのも それはそれで楽しい。
でも一番の楽しみは食事。人間の食べ物は最高だ。
(あの時は辛かった……。さらば酸っぱい木の実)
スタイルを気にしなくて良いから、つい食べ過ぎてしまう。
そんな事を考えていると厨房から
甘い いい匂いが漂って来た。
おやつと夕食のデザートを毎回の楽しみにしている。
(今日は何だろう)
厨房をそっと覗くと誰も居ない。
広々とした部屋だ。外へ続くドアの前には野菜類が入っている木箱が積んである。地下へと続くドアからはアルコールの匂いがする。きっとワインセラーがあるんだろう。入り口の左側には食器の戸棚。右側にはフライパンや鍋が並んでいる。目の前にはシステムキッチン。流し台とオーブン、コンロが一繋ぎになっている。そして、中央には作業台が二つ。ホテルみたいだ……。やっぱり、暮らしのレベルが違う。
匂いの元を探してピョンと作業台に乗ると美味しそうなオレンジパイが出来あがっていた。柑橘系の酸っぱい匂いと蜂蜜の甘い匂いが溶けあって、とてつもなく美味しい匂いが鼻をくすぐる。今すぐ食べたい。涎が溢れる。でもそれは流石に出来ない。
仕方ない出て行こうとしたとき、銀色のボールが目に入る。
片付け忘れ?
何が入っているのかと覘き込むとボールの底に黄金色に輝く蜂蜜が残っていた。
(………)
一舐めくらいなら平気だろう。前脚を伸ばして先にチョコンとつける。しゃぶるとスッキリとした甘さが広がる。
(お・い・し・い……)
もうちょっと、もうちょっとと気づけばボールの底に顔を突っ込んで夢中で舐めていた。まさに猫だ。
お腹いっぱいになった事だし出て行こうと顔を上げようとしたが上がらない。それだけでなく首の下が重い。
はっ??
グイッと顔を上げようとすると首の下が引っ張られて痛い。
えっ?……貼りついている?
そうだ。猫の体は毛だらけ。
蜂蜜のベタベタが毛に移ってボールに貼りついてしまったんだ。
嘘でしょ。どうすればいいの?
(………)
こうなったら毛が抜けるのを覚悟で引っ張るしかない。前肢でボールを押さえてグイッと頭を上げた。
(痛たたっ!)
半分涙目になりながら力を入れた。これで外れるはず。ところが外れないまま後ろへ ひっくり返ってしまった。それと同時に背中に風を感じる。
これは落ちるんじゃ!?
ボールで視界が塞がっていて自分がどうなっているか分からない。着地しようと体を水平にしようとしたが、ボールの重さが邪魔してそのままボール事落下した。
ガラガラガッシャーン!!
床にぶつかったらしく大きな音が耳をつんざくほど聞こえた。
(みっ、耳が……)
頭が痛くて、くたとっとしていると、
「どうした?」
「何があったの?」
マリーナさんとトニーさんの声だ。わらわらと人が気配を感じる。拙い。バレるー!
「まあ~」
「リサ………」
マリーナさんの驚いた声、トニーさんの呆れた声に、穴があったら入りたい。
「何がったんです。大きな音がしましたけど」
そこに、ニックさんの心配する声が加わった。盗み食いをしているのを見つかったことより、この恰好を見られる方が恥ずかしい。
隠れようとボールごと動くとゴリゴリと床を削るような音がする。と、ガッンと何かにぶつかった。
そこに、皆の笑い声が追い打ちをかける。
(もう やだ……)
結局 自力ではどうする事も出来ず、メイドのアイリスとマリーナさんに体を洗って貰った。
もう二度とつまみ食いはしないと心に誓う。ご主人様とマーカスに知られなかったのがせめてもの救いだ。
***
ゲイルは仲間のドナルドと一緒にパンドール邸が見える木の上から猫の姿を探しているが、一向に姿を現さない。
今日で丸二日。
周りに侵入防止の装置があるから
うかつに先へは進めない。
あの家に出入りする商人に話を聞いたが毛の色と可愛いと言うだけ。
(とても人懐っこいと言っていた)
居ることに間違いはない。ザブマギウムか、猫か、見分ける方法が光りを当てること。ライトに反射すればただの猫。でなければザブマギウム。簡単な事だ。だけど、それは姿を現したらばの話。しかも夜に限定。
わざと警報装置を動かして出てくるのを待ったが出て来なかった。今夜も早々にカーテンを閉めらてしまった。
「ぐうう~」
飲まず食わずでは限界がある。
水を飲んで空腹を紛らわせようと、水筒の蓋を開けて飲もうとしたが ぽたりと一滴だけ舌に落ちてきた。耳元で振っても音もしない。
「はあ~」
蓋をすると木から飛び降りた。ひとまず帰って仕切り直しだ。下でうつらうつらしている。ドナルドの肩を叩く。
「んっ? 何?」
「帰るぞ」
「うん」
目を擦りながらドナルドが立ち上がる。明日の朝、ドミニクに報告するのかと思うと気が重い。しかし、生きていくためにはそうするしかない。
ゲイルはドミニクと暮らすと決めたときから、何が何がんでも生きると決めた。どんな事をされても耐えられた。貧しい家に生まれたら、それ相応の未来しかない。そして自分はそのさいたるものだった。父は家を出て母は働きづめて、過労死…否、餓死かもしれない。七歳で孤児院に、そこへは同じ境遇の者ばかり、わずか一欠けらのパンを巡って奪い合った。
勝利して食べてパンは血の味がした。生き地獄。それでも生に執着した。
死んだら負けだと思ったからた。そんなある日ドミニクが現れた。元平民の老いぼれ、狂っているとも噂されていた。それでもその手を取った。苗字を手に入れるためだ。有ると無しでは扱いが違う。自分を見下した者たちが持っていないものだ。それだけでも魅力的だった。
でも現実は何一つ変わらない。
失敗は許されず殴られ怒鳴れれる日々。だけど、そんな生活も慣れた。自分の部下も出来たし、飯が食えるし、ベッドもある。
ドミニクだって、もう八十過ぎたんだじき死ぬ。そうなればたった一人の親戚の俺の天下だ。
***
パタッ。
何かが自分の体の上に落ちてきた。驚いて飛び起きると、それに合わせて身体に乗っていたモノが滑り落ちた。見るとマーカスの腕だ。夕飯を食べてウトウトしているうちに眠っている所を一緒に寝ようと連れて来られたようだ。熟睡していて気づかなかった。
どれ位寝たんだろう。
良く寝たと前脚を二本そろえて背骨を伸ばすとお尻をぐ~んと持ちあげる。ふー、スッキリする。
食料探しに追われなくなったからか、日に日に仕草が猫化している。いずれ思考も野生の動物のように本能に忠実になって行くかも。
ご主人様の部屋に戻ろうと、マーカス起こさないように足元を確認しながら歩き出した。しかし、行くなと言うようにマーカスに体を抑えられた。
(寝ていたんじゃないないの?)
驚いて首を捻るとマーカスは目を閉じている。寝ぼけた?
(………)
また捕まったら面倒だ。
しばらくジッとする。
(寝てる? 寝ているのよね)
マーカスの顔を見る。目も閉じているし息も規則正しい。大丈夫そうだ。起きる気配が無い。良し、逃げよう。もう一度そっと体を動かしてみる。
布団を背中で持ち上げるとそろり、そろりと足を動かして這い出る。やっと布団から出られた。マーカスの体に触れないように注意しながら端っこまで来た。後はベッドから降りるだけ。そう思ったときマーカスが声をかけてきた。
「ずっと……そばに居てくれるよね……」
「えっ?」
びっくりして振り向くと、マーカスと目が合った。でも半眼。眠ったまま、そんな寂しさ漂う頼みごとを言うマーカスの心の中をおもんばかる。本当に寂しいんだ。
そうだよね。森にの一軒家で大人たちばかりに囲まれている生活んだ。寂しいとは口にする事さえ出来なかっただろう。
友達の話が出たこともない。
『にゃお、にゃお~ん』
(ずっと傍に居るよ)
そんな気持ちを知ったら約束する以外の選択肢が無い。
マーカスの頬をペロリと舐める。すると、
「ふふっ」
眠そうだけど嬉しそうな笑い声が返って来た。そして、そのまますやすやと寝息を立てた。きっと覚えてないだろう。だけど、今夜の夢が楽しい事は間違いない。
最後に頬を擦り付けて額に口づけするとベッドから降りた。
お休み。明日もいっぱい一緒に遊ぼうね。
***
リチャード 執務室の椅子にもたれながら どうしたものかと天井を見ていた。 この前は途中でリサが猫の姿に戻ってしまって 途中で終わってしまった。もっと話がしたかったが 欲望に負けてしまった。 全く ガキじゃないんだから と自分を叱りつけたいが、その気持ちも分からないわけではない。
(なにせ、九年ぶりだ)
リサの方も初めてでムードに流されただけだ。
「……… 」
最初からやり直しだ。
となると あの目に毒な胸の谷間
をどうにかしないと……。
ちょっと思い出しただけで スラックスがきつくなってしまった。
そんな気の早い息子を見て首を振る。まずは買い物に行こう。
そして、ロマンチックな雰囲気を作って……。
「ふふっ」
つい 口元が緩む。
花がいっぱい咲いている。
噴水に写る空を見るのも それはそれで楽しい。
でも一番の楽しみは食事。人間の食べ物は最高だ。
(あの時は辛かった……。さらば酸っぱい木の実)
スタイルを気にしなくて良いから、つい食べ過ぎてしまう。
そんな事を考えていると厨房から
甘い いい匂いが漂って来た。
おやつと夕食のデザートを毎回の楽しみにしている。
(今日は何だろう)
厨房をそっと覗くと誰も居ない。
広々とした部屋だ。外へ続くドアの前には野菜類が入っている木箱が積んである。地下へと続くドアからはアルコールの匂いがする。きっとワインセラーがあるんだろう。入り口の左側には食器の戸棚。右側にはフライパンや鍋が並んでいる。目の前にはシステムキッチン。流し台とオーブン、コンロが一繋ぎになっている。そして、中央には作業台が二つ。ホテルみたいだ……。やっぱり、暮らしのレベルが違う。
匂いの元を探してピョンと作業台に乗ると美味しそうなオレンジパイが出来あがっていた。柑橘系の酸っぱい匂いと蜂蜜の甘い匂いが溶けあって、とてつもなく美味しい匂いが鼻をくすぐる。今すぐ食べたい。涎が溢れる。でもそれは流石に出来ない。
仕方ない出て行こうとしたとき、銀色のボールが目に入る。
片付け忘れ?
何が入っているのかと覘き込むとボールの底に黄金色に輝く蜂蜜が残っていた。
(………)
一舐めくらいなら平気だろう。前脚を伸ばして先にチョコンとつける。しゃぶるとスッキリとした甘さが広がる。
(お・い・し・い……)
もうちょっと、もうちょっとと気づけばボールの底に顔を突っ込んで夢中で舐めていた。まさに猫だ。
お腹いっぱいになった事だし出て行こうと顔を上げようとしたが上がらない。それだけでなく首の下が重い。
はっ??
グイッと顔を上げようとすると首の下が引っ張られて痛い。
えっ?……貼りついている?
そうだ。猫の体は毛だらけ。
蜂蜜のベタベタが毛に移ってボールに貼りついてしまったんだ。
嘘でしょ。どうすればいいの?
(………)
こうなったら毛が抜けるのを覚悟で引っ張るしかない。前肢でボールを押さえてグイッと頭を上げた。
(痛たたっ!)
半分涙目になりながら力を入れた。これで外れるはず。ところが外れないまま後ろへ ひっくり返ってしまった。それと同時に背中に風を感じる。
これは落ちるんじゃ!?
ボールで視界が塞がっていて自分がどうなっているか分からない。着地しようと体を水平にしようとしたが、ボールの重さが邪魔してそのままボール事落下した。
ガラガラガッシャーン!!
床にぶつかったらしく大きな音が耳をつんざくほど聞こえた。
(みっ、耳が……)
頭が痛くて、くたとっとしていると、
「どうした?」
「何があったの?」
マリーナさんとトニーさんの声だ。わらわらと人が気配を感じる。拙い。バレるー!
「まあ~」
「リサ………」
マリーナさんの驚いた声、トニーさんの呆れた声に、穴があったら入りたい。
「何がったんです。大きな音がしましたけど」
そこに、ニックさんの心配する声が加わった。盗み食いをしているのを見つかったことより、この恰好を見られる方が恥ずかしい。
隠れようとボールごと動くとゴリゴリと床を削るような音がする。と、ガッンと何かにぶつかった。
そこに、皆の笑い声が追い打ちをかける。
(もう やだ……)
結局 自力ではどうする事も出来ず、メイドのアイリスとマリーナさんに体を洗って貰った。
もう二度とつまみ食いはしないと心に誓う。ご主人様とマーカスに知られなかったのがせめてもの救いだ。
***
ゲイルは仲間のドナルドと一緒にパンドール邸が見える木の上から猫の姿を探しているが、一向に姿を現さない。
今日で丸二日。
周りに侵入防止の装置があるから
うかつに先へは進めない。
あの家に出入りする商人に話を聞いたが毛の色と可愛いと言うだけ。
(とても人懐っこいと言っていた)
居ることに間違いはない。ザブマギウムか、猫か、見分ける方法が光りを当てること。ライトに反射すればただの猫。でなければザブマギウム。簡単な事だ。だけど、それは姿を現したらばの話。しかも夜に限定。
わざと警報装置を動かして出てくるのを待ったが出て来なかった。今夜も早々にカーテンを閉めらてしまった。
「ぐうう~」
飲まず食わずでは限界がある。
水を飲んで空腹を紛らわせようと、水筒の蓋を開けて飲もうとしたが ぽたりと一滴だけ舌に落ちてきた。耳元で振っても音もしない。
「はあ~」
蓋をすると木から飛び降りた。ひとまず帰って仕切り直しだ。下でうつらうつらしている。ドナルドの肩を叩く。
「んっ? 何?」
「帰るぞ」
「うん」
目を擦りながらドナルドが立ち上がる。明日の朝、ドミニクに報告するのかと思うと気が重い。しかし、生きていくためにはそうするしかない。
ゲイルはドミニクと暮らすと決めたときから、何が何がんでも生きると決めた。どんな事をされても耐えられた。貧しい家に生まれたら、それ相応の未来しかない。そして自分はそのさいたるものだった。父は家を出て母は働きづめて、過労死…否、餓死かもしれない。七歳で孤児院に、そこへは同じ境遇の者ばかり、わずか一欠けらのパンを巡って奪い合った。
勝利して食べてパンは血の味がした。生き地獄。それでも生に執着した。
死んだら負けだと思ったからた。そんなある日ドミニクが現れた。元平民の老いぼれ、狂っているとも噂されていた。それでもその手を取った。苗字を手に入れるためだ。有ると無しでは扱いが違う。自分を見下した者たちが持っていないものだ。それだけでも魅力的だった。
でも現実は何一つ変わらない。
失敗は許されず殴られ怒鳴れれる日々。だけど、そんな生活も慣れた。自分の部下も出来たし、飯が食えるし、ベッドもある。
ドミニクだって、もう八十過ぎたんだじき死ぬ。そうなればたった一人の親戚の俺の天下だ。
***
パタッ。
何かが自分の体の上に落ちてきた。驚いて飛び起きると、それに合わせて身体に乗っていたモノが滑り落ちた。見るとマーカスの腕だ。夕飯を食べてウトウトしているうちに眠っている所を一緒に寝ようと連れて来られたようだ。熟睡していて気づかなかった。
どれ位寝たんだろう。
良く寝たと前脚を二本そろえて背骨を伸ばすとお尻をぐ~んと持ちあげる。ふー、スッキリする。
食料探しに追われなくなったからか、日に日に仕草が猫化している。いずれ思考も野生の動物のように本能に忠実になって行くかも。
ご主人様の部屋に戻ろうと、マーカス起こさないように足元を確認しながら歩き出した。しかし、行くなと言うようにマーカスに体を抑えられた。
(寝ていたんじゃないないの?)
驚いて首を捻るとマーカスは目を閉じている。寝ぼけた?
(………)
また捕まったら面倒だ。
しばらくジッとする。
(寝てる? 寝ているのよね)
マーカスの顔を見る。目も閉じているし息も規則正しい。大丈夫そうだ。起きる気配が無い。良し、逃げよう。もう一度そっと体を動かしてみる。
布団を背中で持ち上げるとそろり、そろりと足を動かして這い出る。やっと布団から出られた。マーカスの体に触れないように注意しながら端っこまで来た。後はベッドから降りるだけ。そう思ったときマーカスが声をかけてきた。
「ずっと……そばに居てくれるよね……」
「えっ?」
びっくりして振り向くと、マーカスと目が合った。でも半眼。眠ったまま、そんな寂しさ漂う頼みごとを言うマーカスの心の中をおもんばかる。本当に寂しいんだ。
そうだよね。森にの一軒家で大人たちばかりに囲まれている生活んだ。寂しいとは口にする事さえ出来なかっただろう。
友達の話が出たこともない。
『にゃお、にゃお~ん』
(ずっと傍に居るよ)
そんな気持ちを知ったら約束する以外の選択肢が無い。
マーカスの頬をペロリと舐める。すると、
「ふふっ」
眠そうだけど嬉しそうな笑い声が返って来た。そして、そのまますやすやと寝息を立てた。きっと覚えてないだろう。だけど、今夜の夢が楽しい事は間違いない。
最後に頬を擦り付けて額に口づけするとベッドから降りた。
お休み。明日もいっぱい一緒に遊ぼうね。
***
リチャード 執務室の椅子にもたれながら どうしたものかと天井を見ていた。 この前は途中でリサが猫の姿に戻ってしまって 途中で終わってしまった。もっと話がしたかったが 欲望に負けてしまった。 全く ガキじゃないんだから と自分を叱りつけたいが、その気持ちも分からないわけではない。
(なにせ、九年ぶりだ)
リサの方も初めてでムードに流されただけだ。
「……… 」
最初からやり直しだ。
となると あの目に毒な胸の谷間
をどうにかしないと……。
ちょっと思い出しただけで スラックスがきつくなってしまった。
そんな気の早い息子を見て首を振る。まずは買い物に行こう。
そして、ロマンチックな雰囲気を作って……。
「ふふっ」
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