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第九集
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2の16
沈若渓は小橋を従えてキビキビと歩いていた。もう少しで、無関係の人を殺めてしまうところだった。
(俊豪様の計画も頓挫するところだったし……)
想像するだけでゾッとする。自分としては熟考した上での行動だったのだけど……。
この前のお詫びにと、若渓は小徐有蓉に差し入れを入れをする事にした。
俊豪様は、承諾してくださった が条件をつけてきた。若渓としては会うことが出来ないから 男装して牢屋で会えと言われた。小橘は酷い条件だと難色を示したが 小徐有蓉の安全の為だと諭され、渋々受け入れた。
「わざわざ手作りするなんて、お嬢様は優しすぎます」
「良いのよ」
「あの娘には其の辺の弁当で充分です」
弁当を見て怒ったような小橘の口調にくすりと笑う。小橘はあの娘が別人だと納得しているが、正体は徐有蓉の手先では無いのかとまだ疑っている。だけど、若渓にしてみれば 事件に巻き込まれた被害者にしか見えない。
(本人ではないと知らなかったとは 言え殺しそうになったのだ。その事をきちんと謝罪したい)
小有蓉は牢屋ではなく、別の部屋に移った。
人目もなく静かな場所だ。角を曲がると 窓が開いていてすぐにその姿を見つけた。
小徐有蓉は不安そうな顔で落ち着きなくウロウロしている。一度も安心したような顔を見た事が無い。扉を開けると私に気付いた小徐有蓉が笑顔で近付いて来る。化粧っ気の無い素顔は実年齢よりも幼く見える。
(こんな顔して笑うんだ)
しかし急に顔を強張らせて俯いた。横を見ると小徐有蓉を小橘が睨んでいる。
(まったく……)
「小橘は見張って」
「かしこまりました」
小橘は不満げに返事をすると出て行った。若渓は持参した弁当箱を卓の上に広げた。
何を好物かわからず、色々と作ってしまった。口に合うと良いのだけれど……。
杞憂だったようだ。小有蓉が目を輝かせて弁当に釘づけになっている。ゴクリと生唾を飲みこんでいる姿に腹を空かせているのだろうと可哀想になった。
「そなたの国の食べ物と違うかも知れませぬ。良かったら食べてみて」
そう言ったのに小有蓉は弁当と私の顔を交互に盗み見して、本当に食べて良いか私の様子を伺っている。私としては普通のお弁当だけど、この子にしてみれば 豪華な弁当なのだろう。だから、卑しいと思われるのではないかと心配しているのかもしれない。
「どうぞ召し上がって下さいまし」
「良いんですか?」
「もちろんよ。気を遣わなくて良いのですよ」
もう一度勧めてやっと箸を手に取った。
箸を口に当てて迷う姿に貧しい育ちだと言うのはことが分かる。戦争孤児を思い起こさせる。おどおどして相手を盗み見て警戒している。そのくせ、こちらが優しくすると仔犬のように懐いて来る。近所に住む市井の子供と変わりない。根は純粋で裏表がない。そして、強い者の言いなり。
今回の件も 本物の徐有蓉に 圧力をかけられてのことだろう。
(この小有蓉の優しさが本物の徐有蓉に少しでもあったなら……)
どうしても兄上の事と結び付けてしまう。
「どうしたんですか?」
小徐有蓉の声にハッとして向くと箸を置いて心配そうな顔をしている。その顔に冷たくて人を見下す徐有蓉の顔が重なる。
そんなにあの徐有蓉に好意を持っていたのんだろうか?
「徐有蓉が あなた見たいな娘だったら良かったと考えてしまったわ」
「私みたいな娘ですか?」
信じられないと小徐有蓉が眉を顰める。若渓は薄く笑うとお茶を入れる。
「徐有蓉は兄上の想い人だったらしいの」
「想い人……それって好きな人ってことですか?」
「そう」
認めたくないが多くの証拠と証言がそうだと
語っている。瞼に浮かぶ懐かしい兄上の顔。
でも、その度 兄上を思うと裏切られた気持ちが体中を埋め尽くす。あんな女に負けたのかと思うと悔しさに唇を噛む。でも何故、親しい人に秘密にしたの? その理由は何?
兄上の性格からして両想いになったら見せびらかすはずである。私も俊豪様も 事件が発覚して初めて知らされた事実だ。
兄上が徐有蓉と結婚したいと言っても反対する理由は無かった。兄上は出世しようと言う野心も無いから徐の両親が死んでいる事も結婚の障壁にはならなかったはずだ。
(それは我が家も同じだし)
それなのに、なんで皇太子を 暗殺しようなどとしたのだろう。第二皇子を慕っていた。もしくは、二股? 兄上は押さえ?
若渓は自分の気持ちを整理するように小有蓉に兄上と徐有蓉が起こした事件を話した。
人違いで酷い目にあったんだから、その理由を知っておいた方が良い。
「そうだったんですか……」
「あなたをどうして襲ったか、説明しておきたいと思ったのです」
「はい。分かりました」
手を膝の上に置いたままコクリと頷く。私の一方的な話しに返ってきたのはそれだけだった。呆気無い。罵るなり同情するなり何かあると思ったのに。
「……?」
黙って私の顔色を伺っている。そんな娘を見て暫し黙考する。何の返事を待っているのだろう。ジッと見返すと慌てて目を逸らして身を縮める。それでも見ていると私の顔と弁当を見比べる。
(ああ……)
話し掛けたから食べるのも終わりだと思ったのね。市井の者だ。貴族の話を食べながら聞くなどできなかったのだろう。
それでも食べたくて どうしたものだと悩んでいるようだ。私の落ち度だ。
「食事を中断させてしまいましたね。食べながら話しましょう」
「うん」
小有蓉が頬を赤らめて嬉しそうに頷くとどれを食べようかと弁当を見ながら迷っている。その姿に若渓は具材の説明などたわいもない話をした。
(全部食べて良いのに……)
それからしばらく会話を楽しんだ。
2の17
有容の一日のスケジュールは決まっている。
朝日と共に起きて布団をたたみ身支度をととのえると部屋の掃除をする。
狭い部屋だけ、朝ご飯が届く頃にはする事もなくなっている。習慣とは怖いものだ。
寝坊も出来ないから、夜までが長い。部屋には一人、訪ねて来る人も限られる。
部屋でゴロゴロ出来ない。ドラマでは本とかスマホをいじったり、お菓子を食べたりとか。それが暇なときにする事だ。でも、肝心
の本もお菓子も無い。ましてスマホなど触ったことも無い。机の前に座るとひまつぶしにと何巻か渡されたチクカンを広げる。
若渓さんが選んでくれたと言っていた。
(きっと面白いんだろうなぁ……)
文字が読めないとははずかしくて言えなかった。ぜんぜん読めない訳ではないけど……。
昔の字だからお手上げだ。さし絵が描かれて
いないから想像も出来ない。
ちゃんと学校に通っていればこの文字だって少しは読めただろうに……。
有蓉はひまつぶしにとチクカンの字をまねてみる。そう思っても長続きしない。
とにかく画数が多い。親指の爪ほどの大きさなのに私が書くと手のひらほどの文字になってしまう。上手に書けないことに段々あきてきて気付けば、ねむってしまったようだ。時を告げる鐘の音にハッとして目を開ける。
時間だ。スクッと立ち上がると少しだけ窓を開けて外のようすを確かめるとすぐしめる。
これで三回目。これを一日五回。やってくれと
俊豪さんに頼まれた事だ。何でそうするのか知らない。頼まれたからするだけだ。そうすれば朝夕のご飯が食べられる。
2の18
小徐有蓉が言いつけを守るか心配だったがこちらに好都合な動きをしてくれた。
貧しい育ち者は何もしないと言うのが一番苦手だ。特に健康で、大人で、ただ飯を食っている者。小徐有蓉は、まさにうってつけの人間だ。時間を持て余した小徐有蓉は落ち着きなくウロウロする。その様子は他の者からしたら誰かを待っていると勘違いすることだろう。
そんな小徐有蓉の態度は たいそう俊豪を満足させるものだった。その上、別の場所に移動した事を口外するなと口止めしている。つまり、噂を広めろと言っているようなものだ。
まして一番人目につきにく場所に隔離されている。犯人にとって、これ程都合のいい設定は無い。もうすぐだ。もうすぐ黒幕が動く。
俊豪はほくそ笑むと筆を執る。今日は気分が良い。久々に詩でも詠むか。
2の19
有容はハッとして目を開けた。しかし部屋の西の方から日が差し込んでいる。
朝じゃない。そうだ。暇すぎて昼寝をしたんだ。でも、何で目が覚めたか分からない。
鐘の音ではない何かのきっかけがあったはずなのに……。
沈若渓は小橋を従えてキビキビと歩いていた。もう少しで、無関係の人を殺めてしまうところだった。
(俊豪様の計画も頓挫するところだったし……)
想像するだけでゾッとする。自分としては熟考した上での行動だったのだけど……。
この前のお詫びにと、若渓は小徐有蓉に差し入れを入れをする事にした。
俊豪様は、承諾してくださった が条件をつけてきた。若渓としては会うことが出来ないから 男装して牢屋で会えと言われた。小橘は酷い条件だと難色を示したが 小徐有蓉の安全の為だと諭され、渋々受け入れた。
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「良いのよ」
「あの娘には其の辺の弁当で充分です」
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(本人ではないと知らなかったとは 言え殺しそうになったのだ。その事をきちんと謝罪したい)
小有蓉は牢屋ではなく、別の部屋に移った。
人目もなく静かな場所だ。角を曲がると 窓が開いていてすぐにその姿を見つけた。
小徐有蓉は不安そうな顔で落ち着きなくウロウロしている。一度も安心したような顔を見た事が無い。扉を開けると私に気付いた小徐有蓉が笑顔で近付いて来る。化粧っ気の無い素顔は実年齢よりも幼く見える。
(こんな顔して笑うんだ)
しかし急に顔を強張らせて俯いた。横を見ると小徐有蓉を小橘が睨んでいる。
(まったく……)
「小橘は見張って」
「かしこまりました」
小橘は不満げに返事をすると出て行った。若渓は持参した弁当箱を卓の上に広げた。
何を好物かわからず、色々と作ってしまった。口に合うと良いのだけれど……。
杞憂だったようだ。小有蓉が目を輝かせて弁当に釘づけになっている。ゴクリと生唾を飲みこんでいる姿に腹を空かせているのだろうと可哀想になった。
「そなたの国の食べ物と違うかも知れませぬ。良かったら食べてみて」
そう言ったのに小有蓉は弁当と私の顔を交互に盗み見して、本当に食べて良いか私の様子を伺っている。私としては普通のお弁当だけど、この子にしてみれば 豪華な弁当なのだろう。だから、卑しいと思われるのではないかと心配しているのかもしれない。
「どうぞ召し上がって下さいまし」
「良いんですか?」
「もちろんよ。気を遣わなくて良いのですよ」
もう一度勧めてやっと箸を手に取った。
箸を口に当てて迷う姿に貧しい育ちだと言うのはことが分かる。戦争孤児を思い起こさせる。おどおどして相手を盗み見て警戒している。そのくせ、こちらが優しくすると仔犬のように懐いて来る。近所に住む市井の子供と変わりない。根は純粋で裏表がない。そして、強い者の言いなり。
今回の件も 本物の徐有蓉に 圧力をかけられてのことだろう。
(この小有蓉の優しさが本物の徐有蓉に少しでもあったなら……)
どうしても兄上の事と結び付けてしまう。
「どうしたんですか?」
小徐有蓉の声にハッとして向くと箸を置いて心配そうな顔をしている。その顔に冷たくて人を見下す徐有蓉の顔が重なる。
そんなにあの徐有蓉に好意を持っていたのんだろうか?
「徐有蓉が あなた見たいな娘だったら良かったと考えてしまったわ」
「私みたいな娘ですか?」
信じられないと小徐有蓉が眉を顰める。若渓は薄く笑うとお茶を入れる。
「徐有蓉は兄上の想い人だったらしいの」
「想い人……それって好きな人ってことですか?」
「そう」
認めたくないが多くの証拠と証言がそうだと
語っている。瞼に浮かぶ懐かしい兄上の顔。
でも、その度 兄上を思うと裏切られた気持ちが体中を埋め尽くす。あんな女に負けたのかと思うと悔しさに唇を噛む。でも何故、親しい人に秘密にしたの? その理由は何?
兄上の性格からして両想いになったら見せびらかすはずである。私も俊豪様も 事件が発覚して初めて知らされた事実だ。
兄上が徐有蓉と結婚したいと言っても反対する理由は無かった。兄上は出世しようと言う野心も無いから徐の両親が死んでいる事も結婚の障壁にはならなかったはずだ。
(それは我が家も同じだし)
それなのに、なんで皇太子を 暗殺しようなどとしたのだろう。第二皇子を慕っていた。もしくは、二股? 兄上は押さえ?
若渓は自分の気持ちを整理するように小有蓉に兄上と徐有蓉が起こした事件を話した。
人違いで酷い目にあったんだから、その理由を知っておいた方が良い。
「そうだったんですか……」
「あなたをどうして襲ったか、説明しておきたいと思ったのです」
「はい。分かりました」
手を膝の上に置いたままコクリと頷く。私の一方的な話しに返ってきたのはそれだけだった。呆気無い。罵るなり同情するなり何かあると思ったのに。
「……?」
黙って私の顔色を伺っている。そんな娘を見て暫し黙考する。何の返事を待っているのだろう。ジッと見返すと慌てて目を逸らして身を縮める。それでも見ていると私の顔と弁当を見比べる。
(ああ……)
話し掛けたから食べるのも終わりだと思ったのね。市井の者だ。貴族の話を食べながら聞くなどできなかったのだろう。
それでも食べたくて どうしたものだと悩んでいるようだ。私の落ち度だ。
「食事を中断させてしまいましたね。食べながら話しましょう」
「うん」
小有蓉が頬を赤らめて嬉しそうに頷くとどれを食べようかと弁当を見ながら迷っている。その姿に若渓は具材の説明などたわいもない話をした。
(全部食べて良いのに……)
それからしばらく会話を楽しんだ。
2の17
有容の一日のスケジュールは決まっている。
朝日と共に起きて布団をたたみ身支度をととのえると部屋の掃除をする。
狭い部屋だけ、朝ご飯が届く頃にはする事もなくなっている。習慣とは怖いものだ。
寝坊も出来ないから、夜までが長い。部屋には一人、訪ねて来る人も限られる。
部屋でゴロゴロ出来ない。ドラマでは本とかスマホをいじったり、お菓子を食べたりとか。それが暇なときにする事だ。でも、肝心
の本もお菓子も無い。ましてスマホなど触ったことも無い。机の前に座るとひまつぶしにと何巻か渡されたチクカンを広げる。
若渓さんが選んでくれたと言っていた。
(きっと面白いんだろうなぁ……)
文字が読めないとははずかしくて言えなかった。ぜんぜん読めない訳ではないけど……。
昔の字だからお手上げだ。さし絵が描かれて
いないから想像も出来ない。
ちゃんと学校に通っていればこの文字だって少しは読めただろうに……。
有蓉はひまつぶしにとチクカンの字をまねてみる。そう思っても長続きしない。
とにかく画数が多い。親指の爪ほどの大きさなのに私が書くと手のひらほどの文字になってしまう。上手に書けないことに段々あきてきて気付けば、ねむってしまったようだ。時を告げる鐘の音にハッとして目を開ける。
時間だ。スクッと立ち上がると少しだけ窓を開けて外のようすを確かめるとすぐしめる。
これで三回目。これを一日五回。やってくれと
俊豪さんに頼まれた事だ。何でそうするのか知らない。頼まれたからするだけだ。そうすれば朝夕のご飯が食べられる。
2の18
小徐有蓉が言いつけを守るか心配だったがこちらに好都合な動きをしてくれた。
貧しい育ち者は何もしないと言うのが一番苦手だ。特に健康で、大人で、ただ飯を食っている者。小徐有蓉は、まさにうってつけの人間だ。時間を持て余した小徐有蓉は落ち着きなくウロウロする。その様子は他の者からしたら誰かを待っていると勘違いすることだろう。
そんな小徐有蓉の態度は たいそう俊豪を満足させるものだった。その上、別の場所に移動した事を口外するなと口止めしている。つまり、噂を広めろと言っているようなものだ。
まして一番人目につきにく場所に隔離されている。犯人にとって、これ程都合のいい設定は無い。もうすぐだ。もうすぐ黒幕が動く。
俊豪はほくそ笑むと筆を執る。今日は気分が良い。久々に詩でも詠むか。
2の19
有容はハッとして目を開けた。しかし部屋の西の方から日が差し込んでいる。
朝じゃない。そうだ。暇すぎて昼寝をしたんだ。でも、何で目が覚めたか分からない。
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