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第十八集
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沈天祐は奥歯を噛み締めた。
何故だ。戦もなく泰平な世になったのに、どうして人は変わらない。現代でも弱者は常に虐げられる。豊かなものは豊かなまま、貧しい者は貧しいまま。何百年経っても何一つ変わっていない。その事が自分の責任に思えて仕方ない。
階段を駆け下りていると、
「お願いします。……お願いします……」
「下ろしてください」
「動くな」
「下ろしてください……」
ムッとして娘を睨む。
命の恩人なのに。まるで大きなお世話だと言いたげに、娘が自分の腕中で暴れまくる。
すると、急に大人しくなって怯えたように縮こまった。
まったく……。
小さく溜め息をつくとその場を後に下ろした。バランスが取れないのか体をヨロヨロさせながら立った。
大丈夫なのか? そう思った矢先、倒れそうになる。黒目が左右に細かく動いている。脳震盪を起こしている。助けようとすると手を突き出して拒む。
(ああ、そうですか)
自立心が強いのは勝手だがその怪我で何処へ行くつもりだ。
腕組みしてどうするのか見届けていると娘が今下りて来たばかりの階段を登ろうとする。まさか、父親の所へ帰る気か?
全く訳が分からない。
あんな剣幕で怒っていたのに戻るのか?
私が連れ出して火に油を注いだから、今戻ったら確実に死ぬ。死ななかったとしても瀕死の重体だな。そんな事はさせたくないと呼び止める。
「おい! 何処へ行く気だ?」
3の17
「お父さんの所です」
徐有容はそれだけ言って背を向けた。
今帰らないともっとひどい目にあう。天祐さんの行動は正直に言えば大きなお世話だ。だって私の居場所は お父さんの所以外ないんだから。たとえ、怒っていても何時かは治まる。だから、それまで待って我慢すれば良い。
それだけのこと。
「もっと酷い目に遭いたいのか? 死ぬ所だったんだぞ」
「これ位平気です。本当に殺したりしませんから」
「本当にそう言えるのか?」
「もちろんです。私たちは親子なんですから」
いくら 言っても気持ちは変わらない。
殴られながら今回こそは死んでしまうと何度も思ったし、気を失ったり血がたくさん出た事もあった。でも今日まで死なないで生きのびてこれた。だから、今度だって大丈夫だ。
お父さんへと続く階段を見上げた。すると、天祐さんが肩を掴んで引き留められた。自己満足の正義など必要ないのに……。
「待て! ……友達とか……知りあいが居るだろう。そいつらを頼れ」
その言葉がグサリとつきささる。お母さんが死んで、家庭ほうもんに来た小学校の担任の先生がけがをしてからは、お父さんを恐れて誰も関わりを持ちたいと思う人はいなくなってしまった。みんな仕返しが怖いんだ。
「そんな人いません」
「一人もか? 一人も居ないのか?」
(なんでここまで私をみじめにさせるの)
そうだと頷くと、行かせてくれと肩を動かして天祐さんの手を外して、一段ずつ階段をのぼる。一歩でも遠く 天祐さんと離れた。
3の18
天祐はその返事に自己嫌悪した。
(あんな親父が居ては誰も関わりを持ちたくないと思うのは当たり前か……)
酔っ払いのようにフラフラと おぼつかない足取りで階段を上っていく。死神に向かって行く。失血したから貧血状態だな。ああ、もうどうしたらいいんだ。
今言ったら火に油を注ぐことになるのに何故分からない。頑なに拒否し続ける。幾ら正論を言っても聞く耳を持たない。何か考えろ。でないと私が救急車を呼ぶことになる。
「今行ったら死ぬぞ」
「………」
壁に寄り掛かっている。それでも足は止めない。全くどんな親でも親か……。
たった一人の肉親を切り捨てる事など出来ない。そう言う人間を何人も見て来た。
切れるものではない。
どうしたら……。相手の怒りが静まるまで待てと言ってみるか? しかし、それで上手く行くか? う~ん。そうだ!
「父親の顔の傷跡を見ただろ」
「傷ですか?」
私を無視して居た有容が振り返る。
だが、訳が分からないと首を捻っていた。
「ここ。左のこめかみの所だ。ここに傷があっただろう」
天祐は自分の顔を使って場所を示す。眉間に皺を寄せて首を捻っていた娘がハッとした顔でこちらを見る。
「それを作ったのは徐有蓉だ」
「どっ、どう言う事ですか? 何で徐さんの名前が出てくるんですか?」
「………」
「ひどいんですか? もしかして入院とかしたんですか?」
「………」
「答えてください」
あんなオヤジなのに心配するのか? 何処まで愚か者なんだ。
「事故じゃない。徐有蓉が逃げようと投げた食器が当たっ時運悪く出来たらしい」
貰った書類に診断書が添えられてあった。
「そんな……だったらなおさら戻らないと」
深刻そうな顔で踵を返そうとする有蓉を呼び止めた。肝心なことを理解していない。
天祐は あえて冷たい目で娘を見た。
「今行くのは止めろ。本当に殺されるぞ」
「どっ、どうしてですか?」
みんなが口を揃えて言う。本当は優しい。酔っ払ってなかったら良い人だ。まるでバカの一つ覚えだ。いくら見ないふりをしても現実は一つしかない。
殺されるか、殺すかの関係だ。
「徐有蓉はお前だろう」
「違います。私は徐……私は……」
「自分を突き飛ばして怪我を負わせた人間と同じ顔の人間に、自分は人違いだと言って信じると思うか?」
「………」
「見分けがつかないんだ。信じないだろう。俊豪にしたみたいに腕を見せるか?」
「あっ」
「無駄だ。もう一人の徐有蓉に刺青がある事を知って居るのは東岳国の者だけだ」
「………」
サーッと娘の顔が青ざめて行く。どんなに言葉を尽くしても隣にもう一人の徐有蓉が居ない限りあの父親では信じないだろう。
「そんな……」
娘がその場にへたり込むとハラハラと涙を流して静かに泣く。折角戻って来ても、唯一の帰る場所が無くなってしまったか……。
頼れるのは父親だけだったんだろう。さっきの言葉からも伝わってくる。でもこれは父親との縁を切る好機なのかもしれない。
「お前は父親の性格を知っているだろう。どうだ。お前の話を信じるか? それとも罰を受けるのを避けるための言い訳だと思うか? どっちだ?」
「そっ、そんな……わっ、私……どうしたら良いんですか? 何処へ帰ればいいんですか?」
打ちひしがれている姿に自分の胸も痛む。責任の半分は私にある。
「これも何かの縁だ。
当面の間は私が面倒を見よう。取りあえず今日は私の家に泊まれ」
「あの……その……でも……」
「でも、まずは病院が先だ」
「でもそんなお金は……。血は止まります。だから、病院に行かなくても」
「良いから。お前が大丈夫 でも 私が 大丈夫じゃない」
自分の体より、こんな時も金の心配。いい加減うんざりする。しかし、それだけ苦労したのだろう。娘を抱きかかえると返事を待たずに連れだした。途方に暮れているせいか今度は素直に従った。その事に何故か気分を良くした。
3の19
有容は大人しく座って治療を受けていた。
結局、天祐さんに押し切られて病院に来た。
思ったより傷は深くぬうことになった。
麻酔も聞いているし 初めてじゃない。 だけど、付きそっている天祐さんが針をつかうたび、まるで自分の事のように嫌そうな顔をするのを見て笑った。
(怖いのかな?)
ドラマでしか見た事無いようにカベに傘をつき立てた。それをラクラクしたんだから武人なんだろう。あんなに強いのに、こう言う事は苦手なんだ。すると私の視線に気づいた天祐さんがにらんで来た。すぐにまがおにもど
したけど、その顔を見ると笑い出したくなる。意外な事がもう一つ。もっと自分が代わりをするとかテイネイにしろとか、文句をつけて来るかと思ったが、だまっておとなしくしている。
頭を三針ぬった。血も止まったし頭の痛みも無い。大丈夫そうだ。そう思っていると、看護師さんと入れ替わりに天祐さんが戻ってきた その手には 紙袋があった。
何でも気がつく人だ。
「怪我が治るまで取りあえず私の家で休め」
「でも……」
「良いから。私の言う事を聞け」
ためらう私に手を差し出した。その手をジッと見る。お父さんの所に戻ったら殺される。これは仕方がない事だ。そう自分に言いわけする。
「………」
「さあ、帰ろう」
「帰ろう」とても良いひびきだ。まだお母さんが生きていた頃の温かさを思い出す。
もう引き返せない。そっと手を乗せると、その優しい手で私を立たせてくれた。とても親切な人だ。申し訳ない。そう思いながら、その優しさに甘えることにした。
お金が入ったら必ず治療費を返そう。
3の20
天祐は娘をそっと盗み見していた。
何故だ。戦もなく泰平な世になったのに、どうして人は変わらない。現代でも弱者は常に虐げられる。豊かなものは豊かなまま、貧しい者は貧しいまま。何百年経っても何一つ変わっていない。その事が自分の責任に思えて仕方ない。
階段を駆け下りていると、
「お願いします。……お願いします……」
「下ろしてください」
「動くな」
「下ろしてください……」
ムッとして娘を睨む。
命の恩人なのに。まるで大きなお世話だと言いたげに、娘が自分の腕中で暴れまくる。
すると、急に大人しくなって怯えたように縮こまった。
まったく……。
小さく溜め息をつくとその場を後に下ろした。バランスが取れないのか体をヨロヨロさせながら立った。
大丈夫なのか? そう思った矢先、倒れそうになる。黒目が左右に細かく動いている。脳震盪を起こしている。助けようとすると手を突き出して拒む。
(ああ、そうですか)
自立心が強いのは勝手だがその怪我で何処へ行くつもりだ。
腕組みしてどうするのか見届けていると娘が今下りて来たばかりの階段を登ろうとする。まさか、父親の所へ帰る気か?
全く訳が分からない。
あんな剣幕で怒っていたのに戻るのか?
私が連れ出して火に油を注いだから、今戻ったら確実に死ぬ。死ななかったとしても瀕死の重体だな。そんな事はさせたくないと呼び止める。
「おい! 何処へ行く気だ?」
3の17
「お父さんの所です」
徐有容はそれだけ言って背を向けた。
今帰らないともっとひどい目にあう。天祐さんの行動は正直に言えば大きなお世話だ。だって私の居場所は お父さんの所以外ないんだから。たとえ、怒っていても何時かは治まる。だから、それまで待って我慢すれば良い。
それだけのこと。
「もっと酷い目に遭いたいのか? 死ぬ所だったんだぞ」
「これ位平気です。本当に殺したりしませんから」
「本当にそう言えるのか?」
「もちろんです。私たちは親子なんですから」
いくら 言っても気持ちは変わらない。
殴られながら今回こそは死んでしまうと何度も思ったし、気を失ったり血がたくさん出た事もあった。でも今日まで死なないで生きのびてこれた。だから、今度だって大丈夫だ。
お父さんへと続く階段を見上げた。すると、天祐さんが肩を掴んで引き留められた。自己満足の正義など必要ないのに……。
「待て! ……友達とか……知りあいが居るだろう。そいつらを頼れ」
その言葉がグサリとつきささる。お母さんが死んで、家庭ほうもんに来た小学校の担任の先生がけがをしてからは、お父さんを恐れて誰も関わりを持ちたいと思う人はいなくなってしまった。みんな仕返しが怖いんだ。
「そんな人いません」
「一人もか? 一人も居ないのか?」
(なんでここまで私をみじめにさせるの)
そうだと頷くと、行かせてくれと肩を動かして天祐さんの手を外して、一段ずつ階段をのぼる。一歩でも遠く 天祐さんと離れた。
3の18
天祐はその返事に自己嫌悪した。
(あんな親父が居ては誰も関わりを持ちたくないと思うのは当たり前か……)
酔っ払いのようにフラフラと おぼつかない足取りで階段を上っていく。死神に向かって行く。失血したから貧血状態だな。ああ、もうどうしたらいいんだ。
今言ったら火に油を注ぐことになるのに何故分からない。頑なに拒否し続ける。幾ら正論を言っても聞く耳を持たない。何か考えろ。でないと私が救急車を呼ぶことになる。
「今行ったら死ぬぞ」
「………」
壁に寄り掛かっている。それでも足は止めない。全くどんな親でも親か……。
たった一人の肉親を切り捨てる事など出来ない。そう言う人間を何人も見て来た。
切れるものではない。
どうしたら……。相手の怒りが静まるまで待てと言ってみるか? しかし、それで上手く行くか? う~ん。そうだ!
「父親の顔の傷跡を見ただろ」
「傷ですか?」
私を無視して居た有容が振り返る。
だが、訳が分からないと首を捻っていた。
「ここ。左のこめかみの所だ。ここに傷があっただろう」
天祐は自分の顔を使って場所を示す。眉間に皺を寄せて首を捻っていた娘がハッとした顔でこちらを見る。
「それを作ったのは徐有蓉だ」
「どっ、どう言う事ですか? 何で徐さんの名前が出てくるんですか?」
「………」
「ひどいんですか? もしかして入院とかしたんですか?」
「………」
「答えてください」
あんなオヤジなのに心配するのか? 何処まで愚か者なんだ。
「事故じゃない。徐有蓉が逃げようと投げた食器が当たっ時運悪く出来たらしい」
貰った書類に診断書が添えられてあった。
「そんな……だったらなおさら戻らないと」
深刻そうな顔で踵を返そうとする有蓉を呼び止めた。肝心なことを理解していない。
天祐は あえて冷たい目で娘を見た。
「今行くのは止めろ。本当に殺されるぞ」
「どっ、どうしてですか?」
みんなが口を揃えて言う。本当は優しい。酔っ払ってなかったら良い人だ。まるでバカの一つ覚えだ。いくら見ないふりをしても現実は一つしかない。
殺されるか、殺すかの関係だ。
「徐有蓉はお前だろう」
「違います。私は徐……私は……」
「自分を突き飛ばして怪我を負わせた人間と同じ顔の人間に、自分は人違いだと言って信じると思うか?」
「………」
「見分けがつかないんだ。信じないだろう。俊豪にしたみたいに腕を見せるか?」
「あっ」
「無駄だ。もう一人の徐有蓉に刺青がある事を知って居るのは東岳国の者だけだ」
「………」
サーッと娘の顔が青ざめて行く。どんなに言葉を尽くしても隣にもう一人の徐有蓉が居ない限りあの父親では信じないだろう。
「そんな……」
娘がその場にへたり込むとハラハラと涙を流して静かに泣く。折角戻って来ても、唯一の帰る場所が無くなってしまったか……。
頼れるのは父親だけだったんだろう。さっきの言葉からも伝わってくる。でもこれは父親との縁を切る好機なのかもしれない。
「お前は父親の性格を知っているだろう。どうだ。お前の話を信じるか? それとも罰を受けるのを避けるための言い訳だと思うか? どっちだ?」
「そっ、そんな……わっ、私……どうしたら良いんですか? 何処へ帰ればいいんですか?」
打ちひしがれている姿に自分の胸も痛む。責任の半分は私にある。
「これも何かの縁だ。
当面の間は私が面倒を見よう。取りあえず今日は私の家に泊まれ」
「あの……その……でも……」
「でも、まずは病院が先だ」
「でもそんなお金は……。血は止まります。だから、病院に行かなくても」
「良いから。お前が大丈夫 でも 私が 大丈夫じゃない」
自分の体より、こんな時も金の心配。いい加減うんざりする。しかし、それだけ苦労したのだろう。娘を抱きかかえると返事を待たずに連れだした。途方に暮れているせいか今度は素直に従った。その事に何故か気分を良くした。
3の19
有容は大人しく座って治療を受けていた。
結局、天祐さんに押し切られて病院に来た。
思ったより傷は深くぬうことになった。
麻酔も聞いているし 初めてじゃない。 だけど、付きそっている天祐さんが針をつかうたび、まるで自分の事のように嫌そうな顔をするのを見て笑った。
(怖いのかな?)
ドラマでしか見た事無いようにカベに傘をつき立てた。それをラクラクしたんだから武人なんだろう。あんなに強いのに、こう言う事は苦手なんだ。すると私の視線に気づいた天祐さんがにらんで来た。すぐにまがおにもど
したけど、その顔を見ると笑い出したくなる。意外な事がもう一つ。もっと自分が代わりをするとかテイネイにしろとか、文句をつけて来るかと思ったが、だまっておとなしくしている。
頭を三針ぬった。血も止まったし頭の痛みも無い。大丈夫そうだ。そう思っていると、看護師さんと入れ替わりに天祐さんが戻ってきた その手には 紙袋があった。
何でも気がつく人だ。
「怪我が治るまで取りあえず私の家で休め」
「でも……」
「良いから。私の言う事を聞け」
ためらう私に手を差し出した。その手をジッと見る。お父さんの所に戻ったら殺される。これは仕方がない事だ。そう自分に言いわけする。
「………」
「さあ、帰ろう」
「帰ろう」とても良いひびきだ。まだお母さんが生きていた頃の温かさを思い出す。
もう引き返せない。そっと手を乗せると、その優しい手で私を立たせてくれた。とても親切な人だ。申し訳ない。そう思いながら、その優しさに甘えることにした。
お金が入ったら必ず治療費を返そう。
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天祐は娘をそっと盗み見していた。
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