37 / 325
【完結】スイングボーイズ【3P/呼吸管理】
12*
しおりを挟む
「乾先輩、大丈夫ですか?痛くない?」
床にへばり付いている俺の顎を持って無理矢理身体を起こさせながら空翔が言った。朦朧とした意識でとらえたその顔は、俺の様子を観察するように好奇心で光っていた。
「グリス死ぬほど塗ったから大丈夫だよ。ね、響先輩、痛くないっしょ?」
痛くはない。けど、凄く苦しい。
貫かれた腹も、仰け反らされるようなこの体勢も。
空翔に持ち上げられた喉は限界近くまで仰け反っていて、声なんか出せずに訴えるようにはくはくと口を動かすことしかできなかった。飲み込めない唾液が口の端から零れて首筋を伝う。
腹の奥はずっと重い脈動を感じていて、それが響くように性器が疼いた。海渡の性器が跳ねて、それを腹で感じた俺の性器が跳ねる。
もう、わけがわからない。脳の何かを考える場所が炭酸の泡みたいにずっと弾けている。
焦点の合わない目で空翔をみると、空翔は俺を見てまるで海渡がするみたいな意地悪な笑みを浮かべた。
「乾先輩、すごくえっちな顔してますよ。こんなにめちゃくちゃにされて、気持ちいいんですか?」
「ちんこガチガチのままっすよ?先走りやべぇ。響先輩、見た目と違ってドMなんすね」
前と後ろの両方から2人の声が落ちてくる。
あれ、どっちが海渡でどっちが空翔だ?前で俺を意地悪な顔で見下ろしてるのはどっちだ?
一瞬どちらがどちらかわからなくなった。思考がぼやけてきている。
動揺して視線をうろうろさせていると、後ろで海渡が身動ぎした。
「響先輩、腹、落ち着いてきたっすか?」
腰に添えられていたグリス塗れの手がぬるりと腹を這う。その内側にあるものの存在を強く意識させられて、意識の隅に追いやられていた圧迫感が蘇った。
それがずるり…とゆっくり腹から抜け出していって、またずぶん!と勢いよく取って返してくる。
「うぅっ」
勢いに押し出されるように声が漏れる。擦られた縁と抉られた奥から言いようのない痺れが腹に込み上げた。
そのまま、止める間もなく海渡が抽挿を開始する。引き抜かれると引き波に攫われるように背筋を寒気にも似た弱い電流のような感覚が駆け下りてきて、それを押し込むように性器が腹の奥に戻ってくる。尻の縁から溢れた緩いグリスがとろとろ溢れて太ももを伝った。
「…大丈夫そう、っすね」
大丈夫ではない。
苦しいのが腹の腹の中を行ったり来たりして、そこがじんじんと疼く。
「うっ、あっ、ぁんっ…」
疼いて、その疼きが性器に直結し始める。
動きに合わせて妙な声が出てきて堪えるように浅く唇を噛むと、その様子をただ眺めているだけだった空翔が動いた。
「海渡、乾先輩の腕、持ってて。肘引っ張っるみたいに」
持ち上げて仰け反らされていた喉が解放されて、固定されたように動かせなかった背中の筋肉が緩む。緊張が解けて唾液を溢れさせるクッションに縋り付くとその手を自由になった空翔の手がぐいっと後ろに引っ張り上げた。海都がそれを受け取る。
「んっ、んっ、んく…っ」
その間も緩まることなく後ろを捏ねられて、唇を噛んだくらいでは抑えれない声が鼻からこぼれ出た。
海渡に腕を引かれることでまた身体を無理矢理起こされて、腰のキツさに身体が丸まりそうになったのを空翔が顎を高く持ち上げるようにして阻んだ。
俺は全身で快感と苦痛を感じているのに、コイツらはほんの少し、腕を引っ張るだとか顎を持ち上げるだとか、ちょっとの労力で俺の身体を支配してしまう。
全部の自由を握られているというのに、背筋がぞくぞくと痺れた。
「この体勢、響先輩キツいぞ」
「気持ちよさそうだし、大丈夫でしょ」
海渡が心配気に言うのとは正反対に、無責任な声で言い放って空翔が俺の喉を撫でる。
「ほら、乾先輩、お口あーんってしてください。奥の気持ちいいとこ突いてあげますから」
見上げた空翔の顔は涙でぼやけて滲んで見えた。
床にへばり付いている俺の顎を持って無理矢理身体を起こさせながら空翔が言った。朦朧とした意識でとらえたその顔は、俺の様子を観察するように好奇心で光っていた。
「グリス死ぬほど塗ったから大丈夫だよ。ね、響先輩、痛くないっしょ?」
痛くはない。けど、凄く苦しい。
貫かれた腹も、仰け反らされるようなこの体勢も。
空翔に持ち上げられた喉は限界近くまで仰け反っていて、声なんか出せずに訴えるようにはくはくと口を動かすことしかできなかった。飲み込めない唾液が口の端から零れて首筋を伝う。
腹の奥はずっと重い脈動を感じていて、それが響くように性器が疼いた。海渡の性器が跳ねて、それを腹で感じた俺の性器が跳ねる。
もう、わけがわからない。脳の何かを考える場所が炭酸の泡みたいにずっと弾けている。
焦点の合わない目で空翔をみると、空翔は俺を見てまるで海渡がするみたいな意地悪な笑みを浮かべた。
「乾先輩、すごくえっちな顔してますよ。こんなにめちゃくちゃにされて、気持ちいいんですか?」
「ちんこガチガチのままっすよ?先走りやべぇ。響先輩、見た目と違ってドMなんすね」
前と後ろの両方から2人の声が落ちてくる。
あれ、どっちが海渡でどっちが空翔だ?前で俺を意地悪な顔で見下ろしてるのはどっちだ?
一瞬どちらがどちらかわからなくなった。思考がぼやけてきている。
動揺して視線をうろうろさせていると、後ろで海渡が身動ぎした。
「響先輩、腹、落ち着いてきたっすか?」
腰に添えられていたグリス塗れの手がぬるりと腹を這う。その内側にあるものの存在を強く意識させられて、意識の隅に追いやられていた圧迫感が蘇った。
それがずるり…とゆっくり腹から抜け出していって、またずぶん!と勢いよく取って返してくる。
「うぅっ」
勢いに押し出されるように声が漏れる。擦られた縁と抉られた奥から言いようのない痺れが腹に込み上げた。
そのまま、止める間もなく海渡が抽挿を開始する。引き抜かれると引き波に攫われるように背筋を寒気にも似た弱い電流のような感覚が駆け下りてきて、それを押し込むように性器が腹の奥に戻ってくる。尻の縁から溢れた緩いグリスがとろとろ溢れて太ももを伝った。
「…大丈夫そう、っすね」
大丈夫ではない。
苦しいのが腹の腹の中を行ったり来たりして、そこがじんじんと疼く。
「うっ、あっ、ぁんっ…」
疼いて、その疼きが性器に直結し始める。
動きに合わせて妙な声が出てきて堪えるように浅く唇を噛むと、その様子をただ眺めているだけだった空翔が動いた。
「海渡、乾先輩の腕、持ってて。肘引っ張っるみたいに」
持ち上げて仰け反らされていた喉が解放されて、固定されたように動かせなかった背中の筋肉が緩む。緊張が解けて唾液を溢れさせるクッションに縋り付くとその手を自由になった空翔の手がぐいっと後ろに引っ張り上げた。海都がそれを受け取る。
「んっ、んっ、んく…っ」
その間も緩まることなく後ろを捏ねられて、唇を噛んだくらいでは抑えれない声が鼻からこぼれ出た。
海渡に腕を引かれることでまた身体を無理矢理起こされて、腰のキツさに身体が丸まりそうになったのを空翔が顎を高く持ち上げるようにして阻んだ。
俺は全身で快感と苦痛を感じているのに、コイツらはほんの少し、腕を引っ張るだとか顎を持ち上げるだとか、ちょっとの労力で俺の身体を支配してしまう。
全部の自由を握られているというのに、背筋がぞくぞくと痺れた。
「この体勢、響先輩キツいぞ」
「気持ちよさそうだし、大丈夫でしょ」
海渡が心配気に言うのとは正反対に、無責任な声で言い放って空翔が俺の喉を撫でる。
「ほら、乾先輩、お口あーんってしてください。奥の気持ちいいとこ突いてあげますから」
見上げた空翔の顔は涙でぼやけて滲んで見えた。
140
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
壁乳
リリーブルー
BL
ご来店ありがとうございます。ここは、壁越しに、触れ合える店。
最初は乳首から。指名を繰り返すと、徐々に、エリアが拡大していきます。
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。
じれじれラブコメディー。
4年ぶりに続きを書きました!更新していくのでよろしくお願いします。
(挿絵byリリーブルー)
触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜
桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。
上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。
「私も……私も交配したい」
太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる