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【完結】のんびり雑談【敬語S/言葉攻め】
9*
もう少し、もう少し…あとちょっと…!!
射精に向けて腰に力を溜めた所で、すっと熱が逃げてしまう。
「んぅうっ…!!」
何度目かの肩透かしを食らって恨めし気な声が漏れる。そのまま感情を乗せた視線できょうさんを見ると、嗜虐的な笑みと目が合った。
「どうしたんです?」
先端を包み込んだ手のひらが再びぬるぬると動き始める。こうされると身体が跳ねるのを抑えられない。
「涎塗れの泣き顔晒して、我慢汁ダラダラ垂らしながら腰ヘコつかせて、どうしてほしいんですか?」
楽し気な声で言われて、自分の現状を否定するように堪らず首を振る。
そんな俺の抗議なんて無視して、徐々に性器を弄る手が早くなってきて拡散されかけていた熱がまた集まってくる。
「あっ、アッ!ぃ…!」
散々寸止めされて、今なら腰を振るだけでもイけそうなのに…!
「イクのは駄目なんでしょう?」
またギリギリのところで手を離されて、堪らず彼の腕に爪を立てる。
もういっそ自分で扱いてとどめを刺してしまいたい。けど、そうしてしまうのはどうしても憚られて、衝動を抑えるように縋り付いた手に力が籠った。
「も…っ、もう…!!」
イかせて、と口に出す直前で、性器を苛んでいた手がするりと後ろに回った。
「イッ…え?」
急な行動に思わず言葉が引っ込む。
一瞬意識が持っていかれて、きょとんときょうさんの顔を見上げた時、後ろにぬるりと違和感が走った。
「あぁ、こんなにだらだら濡らしてるからすんなり入りましたね」
違和感がぐにぐにと蠢いて、そこでようやく後ろの穴に指を入れられたんだと認識した。
「えっ、うそっ!ヤダ!」
慌てて身体を起こして逃げるように腰を引こうとするが、足を抱え込まれていてはそんな抵抗は出来ない。
必死でバタついている間にもぬるぬると指は潜り込んできて、引っかくように内壁を押し上げている。
勘弁して!そこ、違う!入れるとこじゃない!
あまりの混乱に言葉が出てこない。首を振りながら縋るように見上げても涼し気な笑みが返ってくるだけで、中で蠢く指は止まらない。
「多分、この辺なんですけどね」
その指は何かを探るように腹側を執拗に刺激して来る。痛みはない、けど、異物感と違和感が半端ない。
何がどの辺でもいいから、抜いて欲しい。
「きょうさ、んっ…!?」
呼ぶ声に甘さが混じった。一瞬感じた痺れに頭が混乱する。
その異変を敏感に感じ取った指先が、その一点をぬるりと擦りながら押し上げた途端、下腹部から鋭い痺れが走り抜けて、押し出されるように性器からどろりと白濁が溢れた。
「?!…っ!はぅ、…!?」
自分の身体がどういう状況なのかわからない。
射精した快感はなかった。それとは別に、後を引くような痺れが中から全身に広がってきて、一拍遅れて身体ががくがくと痙攣した。
「えっ、アッ!なに…!」
理解が追い付かない。ざわざわと全身に痺れの波が走り回って、ただただ騒がしい。
縋る視線を送ると、満足そうな笑みを浮かべて抱えた膝にちゅ、とキスをされた。
「焦らされまくって前立腺弄られて、射精の後にメスイキしちゃってるんですよ」
なにそれ。
その意味を考えるより先に、全身で暴れている波が快感だと身体が認識してしまった。
「…!!んっ、アッ!アァ!ひぁア!!」
びくびくと身体が跳ねる。視界がちかちかと明滅する。
身体がばらばらになりそうな激しい快感に、近場にある彼の腕に縋りつくことしかできなかった。
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