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第4章 ミシディア共和国
ミシディア共和国科学大臣フェルマン04
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「打ち方やめ!」
わたしは砲撃を止める。
伝令が甲板へ旗を振りに行く。
他の艦への連絡は手旗信号で行う。
帆撃はだんだん止んでいく。
砲撃を止めたのは、違和感を感じたからだ。
いくらなんでも、無抵抗すぎる。
それに、人の気配がない。
もしかして、基地はもぬけの空なのか。
本隊は王都のほうに逃れているのかも。
しかし、わたしの作戦はどこで漏れたのだろう。
まあいい。
ここから王都まで目と鼻の先。
海軍基地を手に入れたら、そこを拠点として攻め込めばいい。
港も押さえられるので、ニャールは海路をつかえなくなる。
とにかく、相手が抵抗しないなら、無駄な砲弾を使う必要はない。
港は我が国の船でいっぱいになっている。
では、海軍基地のダッシュだ。
わたしは部下に作戦を伝える。
部下は手旗信号でそれを全艦に伝える。
それにしても、この伝言ゲームはなんとかならないのか。
これだけ巨大な艦隊なら後方の艦に伝わるまでに、半時間もかかってしまう。
この時間をなくすだけでも、戦争にかなり有利になる。
次は通信機器を開発しないとな。
それを待っているうちに戦闘の艦が港についたとの報告。
到着した船から人員と物資を下ろし始める。
港はそう大きくない。
船着き場も20隻くらいしか止められない。
順に船着き場につけ、兵士と物資を下ろしていく。
それについても邪魔は入らない。
まるでゴーストタウンだ。
しかし、油断をしてはいけない。
どこに伏兵が潜んでいるかわからないからだ。
わたしの読みでは王都に兵力を集めているのだと思う。
兵力の少ないニャール王国は戦力を分散するのは得策ではない。
だから、この港を放棄したのだ。
だから略奪は意味のないものとなる。
なるたけ効率的に王都に向かう。
兵站を消耗させないようにすることが先決だ。
そうすれば必ず勝てる。
このような、なりふり構わない作戦をとっていることからも明確。
確かにヴィルヘルム大統領の言うようにニャルロッテ王はかなりの策士だ。
だが、わたしのような天才にかかれば、そんなもの意味がない。
やつの考えていることくらい簡単に読める。
たぶん、王都までの間で戦車が出てくるだろう。
それも対策を考えてある。
わたしは次の手をうつ準備をする。
その時、艦隊の後ろの方で水柱が上がる。
どういうことだ。
わたしは部下に調査を命ずるのだった。
わたしは砲撃を止める。
伝令が甲板へ旗を振りに行く。
他の艦への連絡は手旗信号で行う。
帆撃はだんだん止んでいく。
砲撃を止めたのは、違和感を感じたからだ。
いくらなんでも、無抵抗すぎる。
それに、人の気配がない。
もしかして、基地はもぬけの空なのか。
本隊は王都のほうに逃れているのかも。
しかし、わたしの作戦はどこで漏れたのだろう。
まあいい。
ここから王都まで目と鼻の先。
海軍基地を手に入れたら、そこを拠点として攻め込めばいい。
港も押さえられるので、ニャールは海路をつかえなくなる。
とにかく、相手が抵抗しないなら、無駄な砲弾を使う必要はない。
港は我が国の船でいっぱいになっている。
では、海軍基地のダッシュだ。
わたしは部下に作戦を伝える。
部下は手旗信号でそれを全艦に伝える。
それにしても、この伝言ゲームはなんとかならないのか。
これだけ巨大な艦隊なら後方の艦に伝わるまでに、半時間もかかってしまう。
この時間をなくすだけでも、戦争にかなり有利になる。
次は通信機器を開発しないとな。
それを待っているうちに戦闘の艦が港についたとの報告。
到着した船から人員と物資を下ろし始める。
港はそう大きくない。
船着き場も20隻くらいしか止められない。
順に船着き場につけ、兵士と物資を下ろしていく。
それについても邪魔は入らない。
まるでゴーストタウンだ。
しかし、油断をしてはいけない。
どこに伏兵が潜んでいるかわからないからだ。
わたしの読みでは王都に兵力を集めているのだと思う。
兵力の少ないニャール王国は戦力を分散するのは得策ではない。
だから、この港を放棄したのだ。
だから略奪は意味のないものとなる。
なるたけ効率的に王都に向かう。
兵站を消耗させないようにすることが先決だ。
そうすれば必ず勝てる。
このような、なりふり構わない作戦をとっていることからも明確。
確かにヴィルヘルム大統領の言うようにニャルロッテ王はかなりの策士だ。
だが、わたしのような天才にかかれば、そんなもの意味がない。
やつの考えていることくらい簡単に読める。
たぶん、王都までの間で戦車が出てくるだろう。
それも対策を考えてある。
わたしは次の手をうつ準備をする。
その時、艦隊の後ろの方で水柱が上がる。
どういうことだ。
わたしは部下に調査を命ずるのだった。
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