テストとミルクコーヒー

Qoo

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赤点

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  私の学校では、なんと明日定期テストです。
  私はいつもいつもギリギリ間に合わず、テスト範囲が終わりません。なので、今回こそ勉強のやり残しがないように早めに帰ろうと思います。
  「今日、遊べる?」
  「ごめん、勉強やばくてさ、また今度...。」
  親友の誘いを断り、足早に歩き出した時、
  「あ、まって。」
  親友が私を呼び止めました。
  「?」
  「ごめん、少しだけ付き合って、すぐ終わるから...。」
  私は少し迷いましたが、うなずきました。


  親友は自販機のある公園へ私を連れてきました。

  ガタン────。

  「これ、おごりね。」
  親友の手にはミルクコーヒーがありました。
  「ほら、コーヒーってカフェイン入ってるから、眠くなりにくいでしょ?今日寝ないで勉強するんだろうし...。」
  私はそんな事言っていなかったのに、何もかもわかっていたようでした。
  「ありがとう。」
  私は受け取りました。ペットボトルの容器からは温かさが伝わってきます。
  「じゃ、頑張るね。本当にありがとう。」
  「うん。」
  親友はにっこり笑いました。
  腕時計を見るともうこんな時間です。
  でも、この時間は決して無駄ではなかったと思いました。


  「ただいまー。」
  「おかえり。」
  「今日、ご飯いらないから。」


  時間がありません。残り時間は約14時間。でもさすがにすべて終わらせるのはキツイです。私は後悔しました。


カッカッカッ


  夜中の2時。さすがに眠くなってきました。
  「そうだ!」
  親友からもらったコーヒーを取り出します。
  キャップを回しました。
  あの時、キャップが回りやすかったことに気づいていれば、良かったのかも知れません。
  一気にグイッと飲みました。もう一口、喉を鳴らしながら...。

  そして。

  今日はテストです。
  私は今、家にいます。
  時刻は8時半。
  昨日、コーヒーを飲んだ後、記憶がありません。
  あのコーヒーの中には私がぐっすりと眠ってしまうような薬が入っていたのです。
  「行っていますっ。」
  誰が入れたかなんて、分かりきったことです。
  あの時、にっこり笑った彼女は何を考えていたのでしょう。ライバルが一人減ることに嬉しさを感じた笑顔だとしたら...。
  どれだけ早く走っても間に合わないことは分かっています。


  私は今回も、赤点を取りそうです。
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