CHAICER~チェイサー~

キシメソ

文字の大きさ
42 / 87
Part6.無辺の進化プレアゼロ編

第四話「チェイサーのチェイサー」

しおりを挟む
ロットとクラメ 敵アジト

ロット:・・・・・奴らが動き出したわ さよなら ここが見つかってしまう

ロット:可能な限り撒くつもりだけど 万が一捕まってしまった時は覚悟を決めるわ

クラメ:・・・・・・。

ロット:では・・

クラメ:・・・お待ちください

ロット:・・・・。

クラメ:プレアを・・・・ 一体連れて行っては

ロット:・・・連れて行く?完成しているプレアがもうあるの?

クラメ:ええ

クラメが奥の方のプレアが眠って入っているカプセルを指差す

ロット:これは・・・・ ダメよ あの方が許して下さるはずがない・・ そもそも知能進化型プレアには プレアから足がつかない為にもアタシ達の存在を認識させてはいけない・・もうアタシのことはバレてしまったけど・・それでも・・っ

クラメ:必要無い時は自ら判断してこちらに戻ってきますよ それにこのプレアなら・・ 絶対にチェイサーには倒されない

ロット:・・・・・。



カイン達一行 ロットを追跡

アレス:・・・移動しているな・・・どこに向かっているんだ・・

フィート:ホント大したものだわ

リンク:すごーい!アレス先輩分かるんですね!

ホットドッグを食べてレーダーを確認するリンク

カイン:せっかく用意してくれたパンも食わねぇでほんとストイックだよな

レーダーを眺めながら照り焼きフィリングのかかったパンを食べてるカイン

アレス:いつまでも食い終わらん奴がいるからな 移動中も油断は出来ん 誰かしらいつでも戦闘準備をするべきだ

リンク:わわっ ごめんなさいアレス先輩 怒んないで・・・

カイン:わーーったよ ほら 食い終わったら代わるからお前も一回変身解いて食えよ

アレスにはちみつとマーガリンの某正方形状食パンサンドをパスするカイン

フィート:ロット・・・まさかアタシ達の追跡に気付いてるって可能性も・・だとしたらただ走るだけじゃ追いつかないかも・・・ ッ飛ばすわよ・・!!

優に10袋以上はパンを食べ終わってるフィートが荒々しくギアチェンジして車のスピードを上げる

カイン:ぶぉ・・・っ

アレス:・・・・・・選ばせろよ


逃走中のロット

ロット:・・・・・っ  ・・・こんな事をしていても いずれ追いつかれるわね・・・ あなたもいるならいっそ・・

プレアゼロ:・・・・。

ロット:お姉様・・・ナツレちゃん・・


カイン一行 高層ビル前

カイン:・・・反応が止まった・・・

カイン 変身を解く

アレス:この建物の中か・・

リンク:ここに何があるっていうの・・・

フィート:・・・・何か引っかかるわ・・ 今ここに移動したような反応なのに何故既に内部に入れてるの・・・

アレス:何か企んでいるかもしれん 油断せず追うぞ



高層ビル屋上

ロット:・・・・・・。

カイン達が扉を開けて入ってくる

フィート:・・・・・ロット・・・っ

ロット:・・・・・やっぱり追ってきたのね アレスくんの鎖に付いたアタシの血を辿って

リンク:ロットさん・・・分かってたんですか・・

ロット:あの時既に チェイサーの仕組みは大方理解はしてるわ・・・ こうなる事も予想出来てた・・

アレス:・・・・・手の具合は平気か

ロット:っ・・・・ ふふふふ・・・

よく見ると アレスの左頬がほんのり赤く腫れている

カイン:ロットさん!!・・・・何でなんだよ・・ プレアを強化してたって本当なのかよ!

ロット:相変わらず喋り方が頭が悪くて質問にまとまりがないわね ええ 本当よ プレアを強化し あなた達に差し向けていたわ

カイン:ッ・・!・・・・・・じゃあ もう一つの質問にも答えてくれよ・・・ 何でこんな事をしたんですか・・っ

アレス:今度は逃がしはしない 堅物のボク以外に姉のフィート博士も今はいる 正直に答えてもらう

リンク:・・・・・・。

ロット:・・・・・・お姉様を超える為よ

フィート:っ・・・!!

ロット:幼い頃から目標だったお姉様を超えたかった 何でも出来て 頭も技術も人間性も全てにおいて優れる姉を何か一つでもいいから超えて勝ちたかった

カイン:・・・・っ・・・・。

ロット:勝てるなら何でもよかった チェイサーなんていう自慢の発明品をアタシの科学力を以って叩き潰したかった それにはプレアを強化する事が最も的確 その事にのみ今まで研究を費やしたわ

リンク:そんな・・・・ 同じ姉妹で同じ気持ちをナツレ博士だって持ってた!でも博士の信念は・・・人間の為に向けたものだった!プレアに対抗する武器を作って・・・

アレス:ナツレさんの発明は一部ではフィート博士を上回ってる チェイサーの能力の発明にも関わってた

ロット:ナツレちゃんは野心が薄いのよ その程度で満足出来るほどにね アタシ達の中で最も劣ってる証拠よ

リンク:・・・っ!!

カイン:・・・・こんなやり方しかなかったって 本当にそうなのかよ プレアの強化が一番的確だなんてっ 本当にそれしかなかったのかよ!!

ロット:ええ そうよ

リンク:でもそれは・・・ あんた一人の力じゃないでしょ あんたには仲間がいる

ロット:・・・・・。

アレス:プレアエレクトロが口を滑らせた 男の仲間がいるな?

ロット:・・・・そうね 分かってるなら隠す必要はないわ プレアの強化に関わってるのはアタシ一人じゃない

フィート:・・・・もういいわ ロット・・・もう充分わかった

ロット:・・・・・・。

フィート:ここで待ち伏せしてたって事は いずれアタシ達に捕まる覚悟があったって事でしょ あんたの理由がどうあれ 今までしてきた事は許されないわ

アレス:また攻撃させてもらうぞ 拘束する

アレス チェイサーに変身
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。

タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。 しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。 ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。 激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語

ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。 だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。 それで終わるはずだった――なのに。 ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。 さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。 そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。 由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。 一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。 そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。 罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。 ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。 そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。 これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。

処理中です...