CHAICER~チェイサー~

キシメソ

文字の大きさ
55 / 87
Part8.具現する悪夢∞プレアゼロ編

第一話「アレスの質問」

しおりを挟む
前回のプレアディバイドとの決着 カインがプレアゼロの強化を阻止する為エルオストのアジトへと向かう

カイン:ところで・・・ナツレさん達はどうやってオレ達を追うんだ・・?手段があんのか?

ナツレ:ええもちろん ちゃんと考えてるわよ そんなの気にしなくて大丈夫だから早く行きなさい・・!

カイン:・・ああ

カインの全身の紋様が鈍く光る

カイン:ワインダーハイスピード・・!!

カイン 高速射出する鎖 ワインダーハイスピードを使ってアレスのいる敵アジトに向かう

リンク:先輩・・・お願い



敵アジト アレスとクラメ

アレス:クラメって言ってたな・・・

クラメ:・・?

アレス:・・・聞きたいことがある

クラメ:何でしょうか?

アレス:・・・・・奇妙なことを聞くようだが・・・ 君は分かっているのか 自分が何者なのか

クラメ:・・・・・。

アレス:・・・・・。

クラメ:・・・ええ 私はエルオスト様の人工知能によって意識を持っている存在です 元はある倒壊事故の被害者で 既に息絶えたこの肉体を再び生かした物だと 聞いています

アレス:・・っ・・・・・。

クラメ:その聞き方ですと 既にご存知のようですね 何故そのような事を聞くのですか?

アレス:・・・・・実は 君によく似た人物を知っているんだ・・ 初めて君を見た時そいつの事を思い出して・・・少し驚いた

クラメ:そうなのですか

アレス:・・・・クラメ 君はあの男に使われて どんな気分なんだ プレアを強化して人間に敵対するような立場で・・・ 納得しているのか

クラメ:エルオスト様に協力する事が私の全てですから あの方は・・私の親のような存在です

アレス:っ・・・・!!

クラメ:・・・? どうされました?

アレス:・・・・・いや・・・

クラメ:エルオスト様は自身の開発された人工知能を駆使して最高のプレアを作り上げる事を目指してきました そしてそれはあなた達チェイサーとの戦いで証明される 私はその御望みを叶える為 どんな協力も惜しみません

アレス:・・・・っ・・・。



(回想)2年前 アレス宅

レイア:・・・・・・お兄ちゃーーーーん?

アレス:・・・・・・。

レイア:ねえ お兄ちゃーん!?聞こえてるーー?

レイアがアレスの部屋に入ってくる

アレス:聞こえてるからワメくな

レイア:もう!返事してよじゃあ

アレス:・・・・・ほら

アレスがレイアにネックレスを差し出す

レイア:・・・ぇ

アレス:・・・・誕生日おめでと

レイア:えーーー!このネックレス例のハンドメイドの!?すっごーーーい

アレス:説明書通りに作っただけだ 誰でも出来る

レイア:そんな事ないよ~・・絶対わたし出来ないもんこんなの 既成品に並んでてもおかしくないよこれ・・ありがとう!大事にするね!

アレス:フッ・・

レイア:今度ルネ・ブリーにお買い物しに行くんだ!その時に付けて行こ! そうだ!お兄ちゃんになにかお土産買ってきてあげるね!

アレス:オレに?誕生日はまだ先だぞ

レイア:いいの!嬉しいんだから

アレス:・・・・。

レイア:・・・・はぁ もうお兄ちゃ~ん・・・いつも言ってるけど もう少し愛想よくした方がいいって絶対~~

アレス:っ・・・・。

レイア:無愛想じゃモテないよ~~?お兄ちゃん頭も良くて顔もなかなかイイんだし 結構根も優しいんだし

アレス:うるさい

レイア:そうだ!いいこと考えた・・・



数日後 レイアの外出日 アレスのプレゼントしたネックレスをしている

アレス:・・・・なかなか似合ってるな

レイア:えへへ~~ お土産楽しみにしててね!

アレス:期待せず待ってる

レイア:もぉーー ・・・行ってきまーす!

アレス:屋内ならあまり心配ないだろうが プレアに気をつけろよ

レイア:はーい



ルネ・ブリー

レイア:ん~~~・・・ 何がいいかなぁ お兄ちゃん趣味とかないもんなぁ~ どうしよ・・つい嬉しくて勢いで買ってくるなんて言っちゃったけどものすごく難しい・・・考えろ・・考えるのよレイア・・わたしならきっと閃く・・!

唐突に建物の上から物凄い衝突音が聞こえてくる

レイア:・・・・!!!?・・・・・・なに・・?

電気が消えて 何も見えなくなる 周りから悲鳴が立て続けに聞こえてくる

レイア:なになになに・・・・っ・・・・ぁ・・・・

慌てて走り出すレイア だが直後に頭部に落下物が当たり転倒する

レイア:な・・にが・・・起きた・・の・・・・ぅ・・・ぉ・・・おに・・いちゃ・・・・



数分後 テレビにルネ・ブリー倒壊の報道が流れ アレスが内容を確認する

アレス:・・・・なんだこれは・・・・

アレス:・・・・っ!!・・・・レイア・・・・・っ!!



再びエルオストのアジト アレスとクラメ

クラメ:・・・・楽しみです プレアゼロの完成が

アレス:・・・・そうか だがそうはさせん・・・ボクの仲間が・・・必ず食い止めるからな・・・

クラメ:・・・・。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。

タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。 しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。 ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。 激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」 病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。 気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた! これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。 だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。 皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。 その結果、 うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。 慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。 「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。 僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに! 行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。 そんな僕が、ついに魔法学園へ入学! 当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート! しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。 魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。 この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――! 勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる! 腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!

処理中です...