CHAICER~チェイサー~

Part9.存亡を懸けた戦い∞プレアゼロ編

第二話「裏切りの真意」

数十分後　助手の車が２台到着

カイン：来たか・・！2台共っ・・！

リンク：っ・・・！

フィート：・・・先に行きなさいアレス　あなた達がいない間に都内に避難勧告を出しておくわ

アレス：・・・・ありがとうございます　これも・・・お願いします

アレスもフィートにチェインパックを渡す

フィート：ええ　任せておきなさい

アレス　レイアを抱えて車に向かう

カイン：アレス・・・・

アレス：・・・・1人にしてくれカイン

カイン：・・・・・・。

アレス：・・・お前に・・ボクの気持ちが分かるか・・・っ・・

リンク：アレス先輩・・っ　何でそんな言い方・・！

リンク：・・・！？

カイン　リンクを制する

カイン：・・・・ああ　当然お前ほど理解は出来ねーよ　でも・・・だから仲間が力になってやるんだろ？

リンク：っ・・！

アレス：・・・・・。

カイン：研究所で待ってるぜ


アレスが行き　続いてフィート　ナツレ　ロットの３人が車に乗る

カイン：・・・・。

ロット：・・・・・・。

３人が乗車して発進　助手を含めた４人の気まずい空気が漂う

ナツレ：・・・・そ・・それにしても改めて久しぶりね　ロット

ロット：っ・・・・・。

フィート：・・・・。

ロット：・・お姉様もそうだったけど・・・アタシとこの間4年ぶりにあった時に・・・っ　何が久しぶりよ・・！呑気に・・っ約束したのに・・！

ナツレ：ロット・・・・

フィート：あんたまさか・・・

ロット　涙ながらに語る

ロット：2人とも今までずっと一緒にいたのにいなくなって・・っ　連絡するって言ったのに・・全然くれなくて　忙しいのも仕方ないのも分かってるけどっ・・・　我慢できなくて・・　ずっと・・・どうぶつければいいか分からない不満が募って・・っ

フィート：・・・・。

ロット：2人とも世間に名が知れてても研究所の場所は秘密だからこっちから行く事も出来ないし・・・！

フィート：あんたのメンヘラもそこまでだったとはね・・・同じ大学に通う助手にあんたの様子を聞いてはいたけど

ロット：余計腹が立ったわ！直接連絡しないで人を寄越すなんて・・っ　お姉様ずっと電話も出ないし！

ナツレ：・・・こんな理由　あの子達が聞いたら・・・特にリンなんて・・　カイン　あいつ意外と気が利く所あるのね・・

ロット：っっっ・・・！

フィート：分かったわよ・・　こうなった責任として改めてアタシも全力を尽くす　必ず成功させるわよ

一路　フィートの研究所へ


数時間が経過　カインの実家がある農園へ向かうカインとリンク

リンク：先輩の家って農家なんだよね？

カイン：ああ

リンク：なんか　初めて会った時もこんな場所だったよね・・

カイン：あー・・　畑から家に戻る途中だったからな

リンク：そんなに時間は経ってないはずなのに　あれから色々あったね・・ヒーロー活動ってやっぱ大変なんだなぁ・・・

カイン：そうだな・・・　ぁ　この辺でいいや　サンキュー　ここで待っててくれ

リンク：ぇ　先輩の家どこなの？？

カイン：まだ見えねーよ　もっと先だ　1人で来たことにした方が良いからな　姉ちゃんに絡まれると面倒だから

リンク：えっ・・先輩もしかして恥ずかしいの？　こんな可愛い女の子連れて行ったら

カイン：めんどくせぇからって今言っただろうが　絶対ェしつこくツッコんで来るからな・・・　時間がねぇんだ　そこは理解してくれ

リンク：は～～い