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想いは届くのか?
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自分が住む世界に戻り、ユウトの提案を父に伝えようと父のオフィスを尋ねた彩香、しかし、内容が内容なだけに口が重くなっていた・・・
>彩香の父のオフィス
「え~とね、わたし、ちょっと前まで向こうの世界に行ってたのはお父さまも知ってるとおりなんだけど・・」
「あぁ、それは知っている、それについてはわたしも責任者のひとりだ、知ってるどころの話ではないぞ」
「そ、そうよね、ハッキリ言えばお父さまがわたしを向こうへ派遣したと言ってもイイくらいよね」
「そうだ、よくわかってるじゃないか彩香、それだけおまえは優秀で、わたしの自慢の娘だということだよ」
「えぇ、自慢に思ってもらえて嬉しいわ・・その向こうの世界で会ったユウトって男の子がいるんだけど、その男の子については何か情報はつかんでるかしら?」
「ユウトか・・わたしは詳しくは知らないが、情報局では何かつかんでいるかもしれんな」
「そう・・そのユウト君がちょっと興味深い提案をしてくれたの」
「提案?」
「えぇ・・でも、それがこれから起こる異変に関わることなの、だから、なんて言うか・・言いづらいの・・・」
「う~ん、異変に関わることか・・・おまえがそんなこと言ったのは初めてだな、それだけ難しいことなんだろうな・・それでもおまえがわたしに伝えたいと感じるほどのことなんだろ?」
「は・・い・・・」
「だったら聞かせてくれ、聞いたうえでしっかり考えて返事をしよう」
彩香は恐る恐るユウトの提案した内容を父に話した、父「功」も目を閉じて静かにそれを聞いていた・・・
「うん、なるほど・・・」
「これがユウト君がわたしに提案してくれた案の全てよ、どうかしらお父さま? こちらも検討するに値するお話だと思うの! この案ならお互いに争わなくて済むし、争わないから当然『負ける』という危険性もゼロよ」
「確かにそのとおり、戦いが無ければ負けも無い、しかし、わたしはイイと思っても、それをここの指導者たちが受け入れるかどうかは別問題だからな・・」
彩香の父「功」も向こう側の提案をどう扱えばいいのか、迷っているようだった。
そんな父親を見ていた彩香が思い出したように付け加えて言った。
「そうそう! ゆうと君はこうも言ってたわ、そもそも人が知性を持ってから初めての地磁気の反転だし、これまでとは違う展開になるのも当たり前だし、人にはお互いに分かり合いたいって想いがあるはずとも言ってたわ・・」
「違う展開に分かり合う心か・・・ちょっとあまい気もするが・・」
「えぇ、これまでは知性なんて無かったから、地球の異変にただ流されて翻弄されっぱなしだったはずよ、でも、今回はどちらにも知性と科学があるわ、これを使えば乗り越えることも可能なんじゃないかって思うのよ!」
彩香は無意識のうちに父に対して熱くユウトの提案の有効性を説いていた・・・
「まぁ、だいたいのことはわかった、あとは私に任せてほしい、おまえは勝手な行動だけは慎むように、いいな、おまえはこうと思うと突っ走る癖があって困る」
「わ、わかってるわよ! お父さまはいつまでもわたしを子ども扱いなんだから、もうッ! でも、話に耳を傾けてくれて感謝します、ありがとうお父さま」
「うん」
「後は、指導部の高官の人たちがどう思ってくれるかね・・・好意的に受け取ってほしいわ・・」
彩香は父のオフィスから家に戻った、これで肩の荷が降りてラクになったという気持ちと、どうかユウトの提案がこっちの指導者たちに受け入れられるようにと願う気持ちが入り混じってその日はなかなか眠れなった・・・
>彩香の父のオフィス
「え~とね、わたし、ちょっと前まで向こうの世界に行ってたのはお父さまも知ってるとおりなんだけど・・」
「あぁ、それは知っている、それについてはわたしも責任者のひとりだ、知ってるどころの話ではないぞ」
「そ、そうよね、ハッキリ言えばお父さまがわたしを向こうへ派遣したと言ってもイイくらいよね」
「そうだ、よくわかってるじゃないか彩香、それだけおまえは優秀で、わたしの自慢の娘だということだよ」
「えぇ、自慢に思ってもらえて嬉しいわ・・その向こうの世界で会ったユウトって男の子がいるんだけど、その男の子については何か情報はつかんでるかしら?」
「ユウトか・・わたしは詳しくは知らないが、情報局では何かつかんでいるかもしれんな」
「そう・・そのユウト君がちょっと興味深い提案をしてくれたの」
「提案?」
「えぇ・・でも、それがこれから起こる異変に関わることなの、だから、なんて言うか・・言いづらいの・・・」
「う~ん、異変に関わることか・・・おまえがそんなこと言ったのは初めてだな、それだけ難しいことなんだろうな・・それでもおまえがわたしに伝えたいと感じるほどのことなんだろ?」
「は・・い・・・」
「だったら聞かせてくれ、聞いたうえでしっかり考えて返事をしよう」
彩香は恐る恐るユウトの提案した内容を父に話した、父「功」も目を閉じて静かにそれを聞いていた・・・
「うん、なるほど・・・」
「これがユウト君がわたしに提案してくれた案の全てよ、どうかしらお父さま? こちらも検討するに値するお話だと思うの! この案ならお互いに争わなくて済むし、争わないから当然『負ける』という危険性もゼロよ」
「確かにそのとおり、戦いが無ければ負けも無い、しかし、わたしはイイと思っても、それをここの指導者たちが受け入れるかどうかは別問題だからな・・」
彩香の父「功」も向こう側の提案をどう扱えばいいのか、迷っているようだった。
そんな父親を見ていた彩香が思い出したように付け加えて言った。
「そうそう! ゆうと君はこうも言ってたわ、そもそも人が知性を持ってから初めての地磁気の反転だし、これまでとは違う展開になるのも当たり前だし、人にはお互いに分かり合いたいって想いがあるはずとも言ってたわ・・」
「違う展開に分かり合う心か・・・ちょっとあまい気もするが・・」
「えぇ、これまでは知性なんて無かったから、地球の異変にただ流されて翻弄されっぱなしだったはずよ、でも、今回はどちらにも知性と科学があるわ、これを使えば乗り越えることも可能なんじゃないかって思うのよ!」
彩香は無意識のうちに父に対して熱くユウトの提案の有効性を説いていた・・・
「まぁ、だいたいのことはわかった、あとは私に任せてほしい、おまえは勝手な行動だけは慎むように、いいな、おまえはこうと思うと突っ走る癖があって困る」
「わ、わかってるわよ! お父さまはいつまでもわたしを子ども扱いなんだから、もうッ! でも、話に耳を傾けてくれて感謝します、ありがとうお父さま」
「うん」
「後は、指導部の高官の人たちがどう思ってくれるかね・・・好意的に受け取ってほしいわ・・」
彩香は父のオフィスから家に戻った、これで肩の荷が降りてラクになったという気持ちと、どうかユウトの提案がこっちの指導者たちに受け入れられるようにと願う気持ちが入り混じってその日はなかなか眠れなった・・・
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