女子ばっかりの中で孤軍奮闘のユウトくん

菊宮える

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地球がコマのよう??

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 コンパスの異常によって民間航空機の運行が一時中断されたのも解除され、僕たちが使っているスマホのコンパスも元通りにもどり、日常が戻ってきた・・・

>フェルーナ
僕はまだコンパスの異常のことが気になっていた・・・
「この前コンパスの異常があったじゃない?」
「えぇ、まぁ困らなかったけどね」
「うん、でも、異常があったってことは地球自体の地磁気に変化が起こったってことじゃない?」
「う~ん、そうかもしれないけど・・・わたしにはよく判らないわ、イズミに聞いてみて」
 お手上げポーズで僕に答えてくれたのは梨絵ちゃん、でもやっぱり細かいことはイズミちゃんが頼りみたい・・・
「やっぱりそういうことはイズミちゃんなんだね」
「まぁね、イズミはわたし達の要みたいなのよねぇ~、いろいろ頼りになる存在って感じかしら、ウフフ」

 梨絵ちゃんと話をしているとイズミちゃんが出勤してきた。
「おはようございま~す」
「あぁ、おはよ~イズミちゃ~ん」
「おはよ~イズミィ~」
「あぁ、おはよ~。ふたりとも元気ねぇ、イイ感じヨ~、ウフフ」
「なんかユウト君がイズミに聞きたいことがあるみたいよ」
「えぇ~何かしら? もしかして夜のほうのことかしら~、ウフフ」
 こう言って僕のほうに目を向けながら、自分のスカートをめくり上げてスッと伸びやかな脚線美を見せつけてきた。
 すると、梨絵ちゃんもイズミちゃんに習って店のユニフォームをまくり上げてきた。
「い、いやいや、そうじゃなくて」
「な~んだ、つまんな~い、期待しちゃったのに~! ね~梨絵ちゃ~ん」
「ほ~んと、つまんな~い」
「え、え~とさ、この前のコンパスの異常のことなんだけど」
「あぁ~、そっちね・・・で、そのことで何?」
「うん、コンパスは元に戻ったけど、地球の地磁気自体はどうなってるか知ってる?」
 イズミちゃんは僕のこの問いにちょっと考えてるようで、すぐには返事がなかった。

「え~とね、これはまだどこの国でも正式に発表してないから内緒にしておいてほしいんだけど、あ、梨絵ちゃんも内緒でお願いね」
「は~い」
「うん、現在の地磁気は毎日変化して不安定な感じなのよね」
「毎日変化してるってどういうこと?」
 毎日変化してると言う状況には梨絵ちゃんも興味があるみたいで、急に身体を乗り出してきた。

 梨絵ちゃんも興味ありということでイズミちゃんの態度にも変化がでてきた。
「え、え~とね、地磁気っていうのは北極と南極を軸にしてるのは知ってるわよね?」
「「うん」」
「その軸が日によってグラグラ揺れてるって感じなのよね、回転が遅くなってゆらゆらしてきた独楽みたいな感じかしら」
「「あぁ~」」
 僕は頭の中にフラフラ不安定な独楽の画ズラを浮かべてみた、おそらく梨絵ちゃんも同様だったみたいで、返事をしながらうなずくしぐさをしていた。
 そんなふたりを見てイズミちゃんが確認するように・・・
「ふたりとも独楽がユラユラしてる画は浮かんだかしら?」
「え? う、うん」
「えぇ、浮かんだわ!」
「その絵ズラの独楽を地球に置き換えてみて、それが今の地球の状況よ」
「なるほど~」
 梨絵ちゃんにはこの説明がしっくりきたみたいで妙に納得してるみたいで。
「イズミ、学校の先生になったら~? 教え方上手いも~ん、ウフフ」
「そうかしら~ ウフフ」
「でも、地球の回転速度は遅くなったりしてないんだよね?」
「えぇ、そこは独楽のユラユラとは違う点ね」
 
 この日から僕の頭の中では地球のことを考えるときは必ず独楽も浮かんできてしまうようになってしまった・・・(汗)
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