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直っていたコンパス
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世界中のコンパスが異常を起こした日から3日、原因も特定できないままだったが、一時運行停止になっていた民間飛行機の運行も再開され、人々はコンパスの異常など気にならないのか、普段通りの生活を続けているようだった・・・
>フェルーナ
「ねぇ、コンパスの異常って今も続いてるのよね?」
「えぇ、まぁ見てないけど、たぶんそのままじゃない?」
厨房で小声で話をしてるのは薫ちゃんと有希ちゃんだ。
「世間ではもう忘れられてる感もあるけど、気になってる人っていないのかしら?」
「まぁ、普段はコンパスどころか方向すら気にしないでしょ、太陽があるほうが南程度に分かればいいんじゃない?」
「まぁ、そうね・・・」
「でも、ちょっと確認してみよっと」
こう言って有希ちゃんはポケットからスマホを取り出してコンパス機能を起動させた。
「あれ? 直ってるっぽいよ」
「えぇ? マジで?」
「ほら」
有希ちゃんは自分のスマホ画面を薫ちゃんに見せた。
「ホントだ、直ってる・・・わたしのはどうかしら?」
続いて薫ちゃんもスマホを取り出してコンパスを確認、するとやっぱり機能は回復していて画面に表示された針は北を指していた。
「わたしのも直ってるみたい、イズミやタミーはどうかな?」
「そうね、来たら聞いてみようね」
「えぇ」
>夕方のフェルーナ
「おはよ~ございま~す」
僕はいつも通り、高校に顔を出した後、僕はフェルーナのバイトに入っていた・・・
「あぁ、ユウトく~んおはよ~、今晩もふたりで温まりましょう~ね、ウフフ」
「え? あぁ、いや、今からバイトだし、そっちの件はまたあとで調整しようね梨絵ちゃん」
「えぇ~、ユウト君って意外に奥手なのかしら~?」
「いやいや、そうじゃなくて、これからお仕事だしさ、マジメに仕事しよう?」
「はいはい、じゃあそういうことで、また後でネ、ウフフ」
僕は梨絵ちゃんの妙な攻勢をなんとかかわして倉庫での作業に入った、するとそこにイズミちゃんがやっていた。
「ユウト君、ちょっといいかしら」
「あぁ、イズミちゃんおはよ~、何かあった?」
「うん、数日前から起こってたコンパスの異常だけど、ユウト君のスマホは直ってる?」
「え? あぁ、すっかり忘れてたよ、ちょっと待って、今見てみるから・・・」
僕はポケットからスマホを取り出してコンパスを起動してみた、すると・・・
「あれ、直ってる・・・いつ直ったんだろう?」
僕の言葉を聞いていたイズミちゃんが「当然」といった顔をしながら聞いて・・・
「やっぱりか・・・」
「やっぱり?」
「えぇ、わたし達のスマホのコンパスも昨日くらいから元通りに戻ったわ」
「そ、そうなんだ・・・」
「でも、これは例の事象の事前現象と思うのよ、だからコンパスが直っても油断できないわ、例の現象が始まりつつあることは今回の件でハッキリしたわ、ユウト君も油断しないように注意しておいてね」
「やっぱり、そういうことだよね、でも、国とか政府とかからはまだ何も発表されてないよね?」
「まぁ、まだ発表する段階ではないって判断をしてるんでしょうね、余計なパニックを起こしても面倒だってことでしょうね」
「あぁ、こういうことって一般人はギリギリまで知らせてもらえないんだね、映画とかアニメみたいに・・・」
「そうね、でも、実際には映画のようにハッピーエンドって訳にはいかなそうだけどね、フフフ」
イズミちゃんはこう言って、ほんの少しの笑みと共に僕の手を握っていた・・・
「ん?・・・」
>フェルーナ
「ねぇ、コンパスの異常って今も続いてるのよね?」
「えぇ、まぁ見てないけど、たぶんそのままじゃない?」
厨房で小声で話をしてるのは薫ちゃんと有希ちゃんだ。
「世間ではもう忘れられてる感もあるけど、気になってる人っていないのかしら?」
「まぁ、普段はコンパスどころか方向すら気にしないでしょ、太陽があるほうが南程度に分かればいいんじゃない?」
「まぁ、そうね・・・」
「でも、ちょっと確認してみよっと」
こう言って有希ちゃんはポケットからスマホを取り出してコンパス機能を起動させた。
「あれ? 直ってるっぽいよ」
「えぇ? マジで?」
「ほら」
有希ちゃんは自分のスマホ画面を薫ちゃんに見せた。
「ホントだ、直ってる・・・わたしのはどうかしら?」
続いて薫ちゃんもスマホを取り出してコンパスを確認、するとやっぱり機能は回復していて画面に表示された針は北を指していた。
「わたしのも直ってるみたい、イズミやタミーはどうかな?」
「そうね、来たら聞いてみようね」
「えぇ」
>夕方のフェルーナ
「おはよ~ございま~す」
僕はいつも通り、高校に顔を出した後、僕はフェルーナのバイトに入っていた・・・
「あぁ、ユウトく~んおはよ~、今晩もふたりで温まりましょう~ね、ウフフ」
「え? あぁ、いや、今からバイトだし、そっちの件はまたあとで調整しようね梨絵ちゃん」
「えぇ~、ユウト君って意外に奥手なのかしら~?」
「いやいや、そうじゃなくて、これからお仕事だしさ、マジメに仕事しよう?」
「はいはい、じゃあそういうことで、また後でネ、ウフフ」
僕は梨絵ちゃんの妙な攻勢をなんとかかわして倉庫での作業に入った、するとそこにイズミちゃんがやっていた。
「ユウト君、ちょっといいかしら」
「あぁ、イズミちゃんおはよ~、何かあった?」
「うん、数日前から起こってたコンパスの異常だけど、ユウト君のスマホは直ってる?」
「え? あぁ、すっかり忘れてたよ、ちょっと待って、今見てみるから・・・」
僕はポケットからスマホを取り出してコンパスを起動してみた、すると・・・
「あれ、直ってる・・・いつ直ったんだろう?」
僕の言葉を聞いていたイズミちゃんが「当然」といった顔をしながら聞いて・・・
「やっぱりか・・・」
「やっぱり?」
「えぇ、わたし達のスマホのコンパスも昨日くらいから元通りに戻ったわ」
「そ、そうなんだ・・・」
「でも、これは例の事象の事前現象と思うのよ、だからコンパスが直っても油断できないわ、例の現象が始まりつつあることは今回の件でハッキリしたわ、ユウト君も油断しないように注意しておいてね」
「やっぱり、そういうことだよね、でも、国とか政府とかからはまだ何も発表されてないよね?」
「まぁ、まだ発表する段階ではないって判断をしてるんでしょうね、余計なパニックを起こしても面倒だってことでしょうね」
「あぁ、こういうことって一般人はギリギリまで知らせてもらえないんだね、映画とかアニメみたいに・・・」
「そうね、でも、実際には映画のようにハッピーエンドって訳にはいかなそうだけどね、フフフ」
イズミちゃんはこう言って、ほんの少しの笑みと共に僕の手を握っていた・・・
「ん?・・・」
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