女子ばっかりの中で孤軍奮闘のユウトくん

菊宮える

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隠していたこと 2

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 寝てしまってる間にイズミちゃんの家に連れ込まれていた僕、なにがなんだか分からないまま、イズミちゃんのいう、僕の大事な役割について聞かされることになった・・・

「僕が高校に通うより1000倍大事な役割って何? 自分で言うのもあれだけど、僕自身、特別な能力とか持ってるような心当たりは無いんだけど・・」
 僕がこう言って戸惑ってると、イズミちゃんも「その通り!」って顔をしながら・・
「まぁ、そうよね、つい数時間前まで普通の高校生だったユウト君に『キミには大事な役割があるのよ』って言っても、はいそうですかってはならないわよね、ハハハ」
「ハハハって・・それに今も普通の高校生なんだけど・・」
「そうだったわね、ゴメンね、ウフフ」
 ここでイズミちゃんが2杯目の紅茶を入れてくれた。

「さぁ~て、ユウト君の気持ちも落ち着いてきたと思うし、そろそろ本題に移りましょうか?」
「本題・・」
(ゴクリ・・)
 
「ユウト君の高校は普通科かしら?」
「あぁ、そう、普通科だよ」
「だったら、物理とかもあるのよね?」
「あるよ」
「え~と、その物理だと思うのだけど『地磁気の逆転現象』って授業で聞いてないかしら?」
「チジキノギャクテンゲンショウ?? 何それ??」
「あぁ、その反応だと知らないようね」
「うん、なんかオカルトチックな名前っぽいけど、何なのそれ?」

 イズミちゃんは僕の反応にややガッカリしたような顔をしながらも、僕に説明をしてくれた。
「地球の北極がS極で南極がN極と言われてるモノなんだけど、知ってるかしら?」
「あぁ、それなら知ってるよ、スマホのアプリでコンパスを起動すると赤いのが向くほうが北ってやつだよね」
「そうそう! それよ、それが数十万年に一度の間隔で逆転する現象が『地磁気の逆転現象』って言われるものなの」
「ふ~ん、それが近いうちに起こるとかいうんじゃないでしょ? ニュースとかでも言ってないし、Yo〇〇〇beでも見ないよ」
「・・・」

 イズミちゃんは僕のトンチンカンな反応にあきれ顔、しかし、それでも諦めずに説明を続ける・・・

「こんなことをニュースで流したら、世界中が大パニックになるわ、だからまだ研究者だけしか知らないことだけど、もう次の逆転はすぐ起こることは判ってるのよ!」
「うそ!? でも、もしそうなったら、どうなっちゃうの? 今の生活のままじゃいられないとか?」
「そうね、おそらく、この世界はすべて消えて無くなるくらいは覚悟しておいたほうがイイかしら・・」
「この世界が消えて無くなる??」
「えぇ」
「で、でも、それと僕とどう関係するのよ? 僕ってただの高校生だよ! そんなモブキャラ高校生の僕がそんなこと聞かされても、どうリアクションしていいか、分んないよ~ッ!!」

 『地磁気の逆転現象』なんて想像すらできないレベルのデカい話を聞かされた僕、どうすりゃいいんだか、さっぱり分からないし、なんでそんな壮大過ぎる話を僕に話すのか意味わかんな~いって僕の脳みそは沸騰寸前だった・・
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