女子ばっかりの中で孤軍奮闘のユウトくん

菊宮える

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隠していたこと 1

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 珍しくフェルーナが臨時休業ということで、気になった僕は休業のはずのフェルーナへ様子を見に出かけ、そこでイズミちゃん達5人と遭遇した・・

「あぁ、ユウト君も来ちゃったか・・となると、もう隠さずに話すってことでいいのよね?」
「まぁ、そうなるわね・・」

「何? その隠してることって?」
「実はね・・・」
ここまできて薫ちゃんが僕に紅茶を入れてくれた、
「まぁ、これでも飲んで気を楽にして」
「あぁ、どうも」
僕は薫ちゃんの入れてくれた紅茶を少し飲んでちょっと気持ちが落ち着いてきたのを感じた。
「美味しいね」
「そう、ありがと、ユウト君」

「私たちがユウト君と出会ったのは偶然じゃないのよ」
「偶然じゃない? じゃあなんなの?・・・」
「全ては、元々・・・」
 なぜか僕の意識は少しづつ薄らいでいき、イズミちゃんの話すらはっきり聞くことができなくなって、最後には机に突っ伏して寝てしまった・・

 フェルーナでイズミちゃん達と会って、いままで僕が聞かされてないことを教えてもらえるって段になり、なぜか急に眠くなってしまい、そのまま寝てしまった僕、次に目が覚めたのはなんとイズミちゃんの家だった!
「気が付いたかしら?」
「?!」
 まだ頭がボ~っとして状況が把握できてなくて「?」な状態な僕を覗き込んでニコニコしてるイズミちゃんの顔が視界に飛び込んできた。
「イ、イズミちゃん? ここどこ?」
「ここは、私の家ヨ、とうとうユウト君を家にさらってきちゃいました~、ウフッ」
「え? えぇ~ッ!?!?」
 イズミちゃんの言葉に驚いてバッと飛び起きた僕だったけど、起き上がった瞬間、頭がくらくら眩暈みたいな感じになってよろけてしまった僕をイズミちゃんがしっかり支えてくれた。
「ダメヨ、いきなり起き上がっちゃ頭がクラクラしちゃうでしょ」
「あぁ、ありがとうイズミちゃん」
 イズミちゃんはそのまま傍のソファへ誘導してもらい、紅茶を入れてくれた。

「ふ~・・」
「落ち着いたかしら?」
紅茶を飲んでやや落ち着いてきた僕はまずなんでイズミちゃんの家にいるのかから聞いてみた。
「うん、ユウト君に話すことはわたしとユウト君のふたりだけのほうがイイってみんなで話して、それでユウト君が寝てる間にここにお連れしたのよ、ま~男子ってホント重いわね~、ウフフ」
「起こしてくれたらよかったのに」
「まぁね、でも、サプライズってことで、エへへ」
「で、その話って何?」
 僕の催促するような問いにイズミちゃんはちょっと間を開けて・・
「うん、ユウト君の大事な役割のことを打ち明けようってことなのよ」
「僕の大事な役割? 高校生以外の?」
「そう! あなたのだ~いじな役割! 高校生の10倍・・いえ1000倍大事なことよ!」
「??」

 イズミちゃんの妙なテンションと変に真面目な顔つきで、ここはどう反応するべき場面なのかも分らず僕の脳細胞はてんてこ舞い状態で、僕はただ首をかしげるしか出来なかった・・・
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