異世界転生?なにそれ?~少年、異世界で幸せに暮らす~

アレキサン

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第2話 生まれたところは?

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ー光が、見えてくる。

「まぁ!ものすごい元気のいい子です!」
「このソルサン家、長男も次男もあんなに元気で三男もこんな元気なら安泰だよ!」
「オギャアオギャア!」

こんぐらい泣いた方がいいかな?てかここはどういう家なんだ?てか生まれたときから自我がある僕って地味に凄いな。
このまま様子を見てみよう、そして久しぶりな感じだなぁ、この暖かさは、これが幸せなんだな、久しぶりに感じたよ。






ー4年後

この生活に慣れて4年、裕福なソルサン家の爽やかなムスタ父さん、おてんばなラース母さん、過保護過ぎる二人の兄さんのギギムとリオ、最近生まれた可愛い妹のメイ等ゾマさんがこのソルサン家の子供になる保証をしてくれた事を感謝しながら生活しています。

最初父さんが僕の目の前で風魔法を使った時、やっぱりここは違う所なんだなと改めて実感した。

父さんに教えてもらい、メニューの出し方や魔法のやり方を学んだが、教えてもらった風魔法は出来なかった。

適性が無かったんだろと父さんに励まされ、父さんがどこかへ行った後、ショボくれてたがメニューを開いただけでスキルを見るのを忘れていたのを思いだし、メニューを出し、スキルを選んだら【万物辞典】と書かれた項目しか無かった。

多分最初にこれ見ろとかのチュートリアル的なのをゾマさん作ったんだろう。

試しに【万物辞典】を選んでみて色んな事がわかった。

まずこの世界のシステムだ。【万物辞典】によれば経験値を貯めてレベルアップ!はあるらしい。念じて出たメニューは誰にも見れないと書かれてた。プライバシーを守ってくれてるのはありがたい。

【万物辞典】を見た後他のスキルが何個か出てきた。多分ステータスにも出てくるから後でいいなと思い、ステータスを覗いてみたがこれまた腰を抜かされそうになった。


・・・・・・・・・

【ステータス】
名前 ヤト・ソルサン
種族 人間
Lv1
体力45000950010/45000950010
魔力8901357250/8901357250
攻撃35080
防御35080
魔攻力35080
魔防力35080
俊敏35080
器用さ30580
運30580

スキル

【万物辞典】この世のある程度の事を教えてくれる。ただしネタバレ、未来の事は教えてくれない。

【創造魔法】魔力を大量に使う代わりにオリジナルの何かが創れる。その種類は数えきれない程ある。

【錬金術】素材を使い、何かを作る。創造魔法に比べ、素材を使うが、創造魔法の物より強い物ができてしまう。

【万能魔導】全ての魔法を使える。制限アリ。現在低級火、水、光、聖魔法を使える。コツを掴めばすぐに出来る。

【無限収納】色んな物が収納できる。ただし建築物等の大きい物や、生物は入らない。この中だけ時が止まっているので食品も安心して入れれる。

【対話の極】色んな種族と話せる。あとは使用者の心で決まる。ただし同族は無効。

【隠蔽】神の名において全てのステータス、スキルをどんなときでも平均値に見せる。ただし、15歳になったら消滅する。

・・・・・・・・・・

チートでした。小学2年生(中身)でもわかるよ、子供に持たせてはいけないランキングトップ入れるよこれ確実に。

ゾマさんの優しさが重すぎる、あの話の効果が凄すぎる。てか魔法だけ中途半端なのに疑問を感じる、でもこれは他の人には見えないのなら有難い。

「試しにこの【創造魔法】を使ってみよう、念じれば行けるかな?」

創る物は決まってる、最初は冗談でするので生前読んでた漫画のロボット[ブラコニカス]を創ろうと思う。片方の爪で相手の動きを封じてる間にもう片方の腕に付いてるドリルで相手を貫くあの姿、格好いいから創る、それだけ。

「えーと、創造魔法!出ろ!ブラコニカス!」

言った瞬間目の前にデカイ魔方陣みたいなのが出てきた。やっぱ言った方がそれっぽくなるかなと思い言ってみたがなんか恥ずかしかった。

でもせめて創るなら等身大と同じくらいの大きさにしたいよな、あと腕が変形してドリルの他に剣とか銃とか格好いいんだろうな~♪なんなら塗装は黒、動力が必要なら魔力で動くようにしたいな~♪

と思いながら魔方陣を見るとさっきまで車が入りそうだった魔方陣は生前の世界の家が収まりそうな大きさになっていた。

「アーーー!何で?やべぇよ!やべぇよ!待って!きずかれるからストップ!」
だがもう遅かった。魔方陣の中からブラコニカスが出てく・・・あれ?

そこから出てきたのは黒いブラコニカスだった。

「あれ?これもしかして、思った物になって、る?」

魔方陣から黒いブラコニカスが徐々に出てくる、思い通りになるんだな・・・あ! ゾマさん、貴方、チートは駄目ですよ。駄目ですよ!

「ゾマさん!これはさすがに、駄目ですよ!」


◇   ◇   ◇   ◇   ◇
「ヘブシッ!なんか注意された感じがするわい」

夜斗にはやっぱあのくらいでは足りないかのぉ、まぁ15歳になったらもっと増やしてやるかの、さて飲みかけのお酒でも飲もうかの。
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