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戒め2
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しおりを挟む声にわずかに滲んだ不機嫌さを感じとり、葉人の背筋に冷たい物が落ちる。
「…ご…ごめんなさい…ごめ…んな……」
「怒ってないよ?ほんとほんと…ただ、もう少しシツケがいるね」
「ぃやぁ…許して!」
髪を掴まれ、痛みに小さく悲鳴を上げる。
「しゃぶれ」
「…え?」
短く端的に言われた言葉が理解できず、尋ね返そうとした途端床へと押さえつけられ、口の中に圧倒的な質量が割り込んでくる。
「ぅんっ!?…ぁ…」
「ほら、もっと口開けて」
初めて口に入れたモノに戸惑い、反射的に顔をそらそうとすると、がっちりと髪を鷲掴みにされて固定されてしまう。
固く、滑らかで独特の柔らかさのあるモノに舌を押され、吐き気が胃から胃液を押し上げてくる。
「…うぅ!!」
頭を掴んでガクガクと揺さぶられ、目眩と吐き気に泣きながら堪えていると、
カシャ
シャッター音が耳に届き、驚いて顔を上げる。
「あ、そのまま…っ!」
温かいものが顔に降り注ぎ、生臭い臭いが漂ってきた。
粘度を持った液体がだらだらと喉元へと垂れる。
カシャ
「…な…なに……」
「ハナちゃんの顔射写真げーっと」
カシャ
「…ゃめ…っ」
顔を濡らす嫌な臭いをさせる精子を拭いながら、顔を伏せて逃げようとすると再び頭を鷲掴みにされ、小さな呻き声が漏れる。
「舐めて、ソレ」
首を横に振ろうとしたが、掴んだ手がそれを許さなかった。
「写真、いっぱいあるよ?」
「…ごめ…な…さ…」
ゆっくりとぬるつく手を口許に持っていくと、嫌悪感を湧かせる臭いが鼻をつく。
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