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Dog eat Dog
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しおりを挟むα用抑制剤はαの性欲や欲情を抑える効果もあるけど、出せなくなる訳じゃない。今用意されている準備万端な精液に関しては排出を促すから、その関係でむしろぴゅっと派手に行くはず……
ガチガチと歯を鳴らしながら、大沢はイキたいのを堪えているんだ。
ブチュ ブチュ
リズムよくナカを突いてやるとねっとりとした内壁が絡みついて、腰を痺れさせるようにキモチイイ。
αがオレの下で喘いでいるのも、好き勝手にガンガン奥を突きまくっているのも、すべてが支配的で自分自身がこのαの上に立てているのだと思うと、それだけで脳がイキそうだ。
「 ん ぉ あ゛っぁ゛ 」
自分がΩのオス性器で快楽を感じているのが受け折れられないのか、ぼろぼろと涙を零す姿が堪らなく愛しい。
「ひひ ふ、ひ ひひ」
「ぁ゛ も゛ 、」
「もう?」
「も う゛、あそこ がぁ っ」
一際きつく締め付けてきたαのケツマンコに深く突き立てて、奥に射精してやりたい衝動もあったけれど、それを我慢してさっとオレ自身を引き抜いた。
「あ゛────っ」
糸を引く性器を大沢の目が追い、悲痛な叫びが上がる。
物欲しそうな目で、尻のアナをパクパクさせながら、オレのチンコが欲しくて堪らなくて、泣きながら震えている姿が、得も言われぬものを胸に満たしていく。
「どうして欲しいですか?言ってください」
今更取り繕ったって、大沢がオレが女じゃないってことなんか百も承知なんだろうけど、敢えてささっと髪を気にするふりをして、可愛らしく小首を傾げて訊ねて見せた。
正直なところ、オレも興奮しすぎて下半身の方に血が行きすぎちゃって痛いくらいだから、早くガン突きして種付けセックスの続きがしたくて堪らない。
「 ぁ、い つかさんの、 」
言葉がわからないのか、そこで大沢が言葉を切ってしまった。
恥ずかしいから言えないのではなく、言葉がわからずに戸惑っているらしかったので、仕方ないから大沢を見下しながら教えてやることにする。
「『俺のメスアナをオメガチンポでめちゃくちゃに犯して、オメガの精液をナカで出してオンナノコみたいにイかせてください』」
しれっと口から出た言葉に、大沢は戸惑っているようだ。
「アドリブがあっても、いいですよ?」
悠然と言ってやるけれど、オレの息子は血管バッキバキなせいでスカートが当たると痛くて、さっさとそのぐずぐずに蕩けてメスマンコになってるとこにぶち込みたい。
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