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訓練兵との出会い
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「なあカルベル。あれは何やっているんだ?」
「ああ、あれは『ノウサギョウ』というものだ。ああやって作物を作って我々の食料を確保している」
まだわかる
「じゃああれは?」
緑色の集団を指差す
「あれはこの魔界の環境を守るために活動している『グリーン・ガーディアン』だ。魔界のゴミを拾ったり、墓をきれいにしたりと無償で奉公する活動家たちだ」
「へーじゃあなんでこんなに太陽がサンサンなんだ?」
「? 太陽が出るのは当たり前のことだろう?」
なんということだ…
普通に想像していたのと全然違うじゃん!
なんかこう、不気味な雰囲気でさー
あちこちに死体や血があるのかと思えば道はピカピカだし
グリーンなんとかのおかげか周りは緑でいっぱいで涼しい感じかするし
何より太陽だよ太陽!!
アンデッドとかって苦手じゃないのか?
ヴァンパイなんて砂になるんじゃないのか!?
…もうこれ以上考えるのはやめよう。
むしろ俺にとっては過ごしやすいし、前向きにとらえよう、うん。
「どうだ!まだこの魔界のほんの一部だが大体のところはこんな感じだ。なかなかいいところだろう!」
目をキラキラして寄ってくる。
顔近い近いいい匂い!
「あ、ああ!いいところだなうん!のどかで気持ちがいいなぁーうん」
まあ嘘じゃない
ただイメージとだいぶかけ離れていたがこれはこれでいいと思う。
田畑の管理はしっかりと行われているし、きれいな国というのも素晴らしいと思う。
何よりみんな協力して物事を進めているのが目に見えてわかる。
種族が違うもの同士でも仲良くしていて仲むづましい光景だ。
「ええ、本当にいい国ですね」
ガブリエルは少し悲しそうに言う。
…これが人類にもできれば良いんだろうがそうは簡単にはいかないんだろうなぁ
「そうか、それは良かった。ではここら辺は私の管轄外なので別の幹部に詳しく聞いてくれ。これから私が仕切る軍の訓練場に行こうと思うのだが」
「ん、おけ。じゃ行くか!」
俺は少しショックを受けるもこれは良い意味で裏切られかもしれない。
だって魔物たちみんな楽しそうにしているからな。
辛気臭いよりは良いだろ
そう自分に言い聞かせて俺はその場を後にした。
「でさー俺そのときこういったのさ!お前の大根太くね?ってさーー!」
「あははは!!なんだそれバカじゃねーの!!!」
「ねえガイ子ーあんた好きな人いないのー?」
「えーいないよ~」
「うそだー!絶対いるって!」
訓練場についたが…訓練なんて誰もやっていなかった。
ヤル気の欠片もない兵士達にカルベルが頭を抱えている。
「まあ、なんだその…平和って良いな!うん!」
「も、申し訳ありません!今キツく叱ってきます……」
ため息混じりにそういった
「いやいいよ、それよりみんな集めてくれ」
そう言うとカルベルは大きく息を吸い込んで
「オイこのボケ○スどもー!!!!!!一回来い!!!!!」
そう怒号を発すると兵士達は驚いて急いでこっちに来た。
「お前達、今日は新しい魔王がお目覚めになった。これからはこのテラミーヤ・タケル様がお前達の新しい主人だ!その目に焼き付けておけ!!」
「あー今日からこの魔界で魔王をやることになったタケルだ。よろしくな」
「ひーーー!魔王様!命だけは、命だけはーー!!」
「これから真面目に頑張るのでお、お許しをーー!!」
まさか今日魔王が来ると思っていなかったのかサボっていた兵士達は土下座のような形で頭を下げている。
「いいっていいって。頭を上げてほら!今日は見学に来ただけだ。次からちゃんとやるようにな!」
そう言うと兵士達は驚きながらも喜んでお互いを抱きしめあった
「なんと慈悲深いお方なのだ!!」
「俺!一生ついていきます!!」
「キャー魔王カッコいいーー!!!」
なんかアイドルになった気分だわ。
「ああ、あれは『ノウサギョウ』というものだ。ああやって作物を作って我々の食料を確保している」
まだわかる
「じゃああれは?」
緑色の集団を指差す
「あれはこの魔界の環境を守るために活動している『グリーン・ガーディアン』だ。魔界のゴミを拾ったり、墓をきれいにしたりと無償で奉公する活動家たちだ」
「へーじゃあなんでこんなに太陽がサンサンなんだ?」
「? 太陽が出るのは当たり前のことだろう?」
なんということだ…
普通に想像していたのと全然違うじゃん!
なんかこう、不気味な雰囲気でさー
あちこちに死体や血があるのかと思えば道はピカピカだし
グリーンなんとかのおかげか周りは緑でいっぱいで涼しい感じかするし
何より太陽だよ太陽!!
アンデッドとかって苦手じゃないのか?
ヴァンパイなんて砂になるんじゃないのか!?
…もうこれ以上考えるのはやめよう。
むしろ俺にとっては過ごしやすいし、前向きにとらえよう、うん。
「どうだ!まだこの魔界のほんの一部だが大体のところはこんな感じだ。なかなかいいところだろう!」
目をキラキラして寄ってくる。
顔近い近いいい匂い!
「あ、ああ!いいところだなうん!のどかで気持ちがいいなぁーうん」
まあ嘘じゃない
ただイメージとだいぶかけ離れていたがこれはこれでいいと思う。
田畑の管理はしっかりと行われているし、きれいな国というのも素晴らしいと思う。
何よりみんな協力して物事を進めているのが目に見えてわかる。
種族が違うもの同士でも仲良くしていて仲むづましい光景だ。
「ええ、本当にいい国ですね」
ガブリエルは少し悲しそうに言う。
…これが人類にもできれば良いんだろうがそうは簡単にはいかないんだろうなぁ
「そうか、それは良かった。ではここら辺は私の管轄外なので別の幹部に詳しく聞いてくれ。これから私が仕切る軍の訓練場に行こうと思うのだが」
「ん、おけ。じゃ行くか!」
俺は少しショックを受けるもこれは良い意味で裏切られかもしれない。
だって魔物たちみんな楽しそうにしているからな。
辛気臭いよりは良いだろ
そう自分に言い聞かせて俺はその場を後にした。
「でさー俺そのときこういったのさ!お前の大根太くね?ってさーー!」
「あははは!!なんだそれバカじゃねーの!!!」
「ねえガイ子ーあんた好きな人いないのー?」
「えーいないよ~」
「うそだー!絶対いるって!」
訓練場についたが…訓練なんて誰もやっていなかった。
ヤル気の欠片もない兵士達にカルベルが頭を抱えている。
「まあ、なんだその…平和って良いな!うん!」
「も、申し訳ありません!今キツく叱ってきます……」
ため息混じりにそういった
「いやいいよ、それよりみんな集めてくれ」
そう言うとカルベルは大きく息を吸い込んで
「オイこのボケ○スどもー!!!!!!一回来い!!!!!」
そう怒号を発すると兵士達は驚いて急いでこっちに来た。
「お前達、今日は新しい魔王がお目覚めになった。これからはこのテラミーヤ・タケル様がお前達の新しい主人だ!その目に焼き付けておけ!!」
「あー今日からこの魔界で魔王をやることになったタケルだ。よろしくな」
「ひーーー!魔王様!命だけは、命だけはーー!!」
「これから真面目に頑張るのでお、お許しをーー!!」
まさか今日魔王が来ると思っていなかったのかサボっていた兵士達は土下座のような形で頭を下げている。
「いいっていいって。頭を上げてほら!今日は見学に来ただけだ。次からちゃんとやるようにな!」
そう言うと兵士達は驚きながらも喜んでお互いを抱きしめあった
「なんと慈悲深いお方なのだ!!」
「俺!一生ついていきます!!」
「キャー魔王カッコいいーー!!!」
なんかアイドルになった気分だわ。
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