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矛には矛で
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詰んだ、詰んじゃったよ!!
異世界に来て魔王になって1日も立たないうちに勇者たちに目をつけられちゃったよ!もう終わりだ……
俺は落ち込んだまま盛り上がっている訓練場を後にした。
とりあえず、魔王城に帰ろうと話をまとめていたとき
「お困りのようですかな?」
と後ろから声が聞こえた。振り返ると老人の執事みたいな人ととんがり帽子をかぶった女の子がいた。
「あなた達は?こんな俺を助けてくれるんですか……?」
「助けるなんてとんでも無い。私は代々魔王様に仕えるボギー・ウィスパーと申します。貴方の忠実な僕です」
「あはは!魔王様チョー落ち込んでるねー、でも大丈夫!この忠実な部下、ドロシー・レクイエムに任せて下さい!」
と、救いの手を差し伸べるように二人はやってきた。
「なるほど、うっかり力を解放してしまったと」
「はい、まさかあんなに強い魔力を持っていると知らなくて…面目無い……」
魔王城に帰ってきて、さっきの会議室に俺たちはいる。
これからのことを話し合うために机を囲んでいる。
「いえ!魔王様は謝らないでください!私共がちゃんとお伝えしていなかったのが悪いのです。おい、ガブリエル!お前がちゃんと伝えていればよかったんだぞ!」
「だってしょうがないじゃないですか!!新しく魔王になったお方の魔力保有量は蓋を開けて見ないとわからないんですよ!私だってあんな巨大な魔力を持った魔王だとは思わなかったんですよ……」
サラッとガブリエルにディスられた気がする。
俺がやらかした一連の流れを伝えると二人とも怒るどころかめちゃくちゃ擁護してくれる。 どうやら二人は何十年も代々魔王に仕え、幹部をやっているらしい。
ボギー・ウィスパー
この城の執事をやっている年長者で、風貌こそ老人だが、剣技の腕は未だ衰えず、戦争では「首刈りのボギー」と恐れられたほど何人もの勇者達を切ってきたらしい。
最近では、魔界の環境を良くしようと『グリーン・ガーディアン』のトップとしても活動している。
……あんなに綺麗なのはこの人のおかげだったのか
ドロシー・レクイエム
全ての属性の魔法において超越した力を持っていて、彼女が日を起こせば町が全て焼け焦げ、水を起こせばたちまち洪水が起きるというチート魔女っぽい。
年齢は知らないが可愛らしい姿とは裏腹に戦闘では容赦なく相手をぶちのめすらしいです。
おおこわいこわい
「でもどうするー?ここ攻めてこられたらおしまいじゃない?勇者だって流石に束になってかかってきたらきついよーー」
「ふん!そんなの私の剣で皆殺しにしてやるわい」
まーずい。このままじゃ戦争が起きてしまう。
人間を殺す気はなくても向こうから仕掛けられたら対抗しなくてはならない。
くそ!!
「なあガブリエル、勇者達って大体どのくらいの時間でここに来るんだ?」
「そうですねーー、準備とかいろいろして道中の距離とかを考えますと……近いところで一週間、帝都なんかからだと二週間ぐらいで到着すると思います」
「うーん、やっぱそんくらいだろうなー」
一ヶ月くらいかからないかなーと期待していたが、そんな甘くはないか。
あー嫌だ!!史上最速で倒された魔王とか不名誉な名前として残ってしまう!!
RTA(リアルタイムアタック)じゃないんだぞ!
「ま、私ならこれでいけるけどね」
ドロシーが三本指を立て、みんなに見せる。
なるほど、魔女だから空を飛んでいけるのか。
「おー!3日でいけるのか!?結構早いんじゃないか「3秒です」……は?」
「3秒です。私、テレポートの魔法使えるんで!!」
まじかよ……魔女さん、
もうなんでもありだな!
「しかも私につかまっていれば何人でも行けちゃいます!!」
「すっげー!ドロシーさんマジパネエっス!」
「いやーそれほどでもー」
と顔を綻ばせながらいう。
やばい、ちょっと萌えた。
いや、ちょっと待て。
もしかしたら……
「なあドロシー」
「はい!なんですか!?」
「魔力を隠せる幻惑の魔法ってないか?」
「?あーなるほど!ありますよ!でも、それがどうかしたんですか?」
あるのか、なら!
「ここにる皆のものに命令だ!明日……帝都に行くぞー!」
仕掛ける前に先に仕掛ける!!これしか道はない!
「安心しろ、ちょっと考えがあるんだ。」
これの作戦が成功すればこっちの目的のも近づける!
失敗したらジリ貧になってやられる。
これは賭けだ!
異世界に来て魔王になって1日も立たないうちに勇者たちに目をつけられちゃったよ!もう終わりだ……
俺は落ち込んだまま盛り上がっている訓練場を後にした。
とりあえず、魔王城に帰ろうと話をまとめていたとき
「お困りのようですかな?」
と後ろから声が聞こえた。振り返ると老人の執事みたいな人ととんがり帽子をかぶった女の子がいた。
「あなた達は?こんな俺を助けてくれるんですか……?」
「助けるなんてとんでも無い。私は代々魔王様に仕えるボギー・ウィスパーと申します。貴方の忠実な僕です」
「あはは!魔王様チョー落ち込んでるねー、でも大丈夫!この忠実な部下、ドロシー・レクイエムに任せて下さい!」
と、救いの手を差し伸べるように二人はやってきた。
「なるほど、うっかり力を解放してしまったと」
「はい、まさかあんなに強い魔力を持っていると知らなくて…面目無い……」
魔王城に帰ってきて、さっきの会議室に俺たちはいる。
これからのことを話し合うために机を囲んでいる。
「いえ!魔王様は謝らないでください!私共がちゃんとお伝えしていなかったのが悪いのです。おい、ガブリエル!お前がちゃんと伝えていればよかったんだぞ!」
「だってしょうがないじゃないですか!!新しく魔王になったお方の魔力保有量は蓋を開けて見ないとわからないんですよ!私だってあんな巨大な魔力を持った魔王だとは思わなかったんですよ……」
サラッとガブリエルにディスられた気がする。
俺がやらかした一連の流れを伝えると二人とも怒るどころかめちゃくちゃ擁護してくれる。 どうやら二人は何十年も代々魔王に仕え、幹部をやっているらしい。
ボギー・ウィスパー
この城の執事をやっている年長者で、風貌こそ老人だが、剣技の腕は未だ衰えず、戦争では「首刈りのボギー」と恐れられたほど何人もの勇者達を切ってきたらしい。
最近では、魔界の環境を良くしようと『グリーン・ガーディアン』のトップとしても活動している。
……あんなに綺麗なのはこの人のおかげだったのか
ドロシー・レクイエム
全ての属性の魔法において超越した力を持っていて、彼女が日を起こせば町が全て焼け焦げ、水を起こせばたちまち洪水が起きるというチート魔女っぽい。
年齢は知らないが可愛らしい姿とは裏腹に戦闘では容赦なく相手をぶちのめすらしいです。
おおこわいこわい
「でもどうするー?ここ攻めてこられたらおしまいじゃない?勇者だって流石に束になってかかってきたらきついよーー」
「ふん!そんなの私の剣で皆殺しにしてやるわい」
まーずい。このままじゃ戦争が起きてしまう。
人間を殺す気はなくても向こうから仕掛けられたら対抗しなくてはならない。
くそ!!
「なあガブリエル、勇者達って大体どのくらいの時間でここに来るんだ?」
「そうですねーー、準備とかいろいろして道中の距離とかを考えますと……近いところで一週間、帝都なんかからだと二週間ぐらいで到着すると思います」
「うーん、やっぱそんくらいだろうなー」
一ヶ月くらいかからないかなーと期待していたが、そんな甘くはないか。
あー嫌だ!!史上最速で倒された魔王とか不名誉な名前として残ってしまう!!
RTA(リアルタイムアタック)じゃないんだぞ!
「ま、私ならこれでいけるけどね」
ドロシーが三本指を立て、みんなに見せる。
なるほど、魔女だから空を飛んでいけるのか。
「おー!3日でいけるのか!?結構早いんじゃないか「3秒です」……は?」
「3秒です。私、テレポートの魔法使えるんで!!」
まじかよ……魔女さん、
もうなんでもありだな!
「しかも私につかまっていれば何人でも行けちゃいます!!」
「すっげー!ドロシーさんマジパネエっス!」
「いやーそれほどでもー」
と顔を綻ばせながらいう。
やばい、ちょっと萌えた。
いや、ちょっと待て。
もしかしたら……
「なあドロシー」
「はい!なんですか!?」
「魔力を隠せる幻惑の魔法ってないか?」
「?あーなるほど!ありますよ!でも、それがどうかしたんですか?」
あるのか、なら!
「ここにる皆のものに命令だ!明日……帝都に行くぞー!」
仕掛ける前に先に仕掛ける!!これしか道はない!
「安心しろ、ちょっと考えがあるんだ。」
これの作戦が成功すればこっちの目的のも近づける!
失敗したらジリ貧になってやられる。
これは賭けだ!
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