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第三章
王都出発に向けて④
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「さてと、子ども達に挨拶も済んだ事だし、さっさとフィッティングしちゃいましょうっ♪
ウィル、そこの衝立の裏で着替えて来てくれるかしらん」
パンパンッと手を叩き、場を仕切り始めるエミリーちゃん。
異世界オネェも自由だな。
ウィルにぃがエミリーちゃんに言われた通りに、衝立の裏で着替えを始める。
この前、神殿に行った時はスリーピース・スーツだったけど、今度はどんな服なんだろうね。
パパイヤ、マンゴーなどトロピカルフルーツの果肉をどっさりブレンドした、甘酸っぱい本日のアイスティーを飲みながら、みんなでウィルにぃを待つ。
「着替え終わりました」
そう言いながら出てきたウィルにぃは、白を基調とした軍服モチーフの衣装だった。
上着・肩章(飾緒付き)・肩マント・パンツに手袋。
白を基調にしているけど、肩マントなどはウィルにぃの目の色のサファイアブルーをアクセントにしている。
おぉ~っ!!ウィルにぃがカッコイイぞっ!!
「どこか苦しいところとか、動きづらいところはないかしらん?」
エミリーちゃんの指示に従いながら、体を動かすウィルにぃ。
「問題ない様です」
「そう。問題無いならコレで仕上げちゃうわね。他に何か希望とかないかしらん?」
「そうですね…、ただ胸に飾るブローチの色は今からでも変更は可能ですか?」
今ウィルにぃの胸元に輝いているのは、金を土台としたサファイアとオーロラ輝石のヴィンテージ調で豪華さもあるブローチだ。
今のままでもウィルにぃの瞳の色とも合っていてカッコいいけど、気に入らないのかな?
「あらん?このブローチじゃあダメかしらん?他のとなると、残念だけど、あたくしには時間的にも無理ね。準備できないわん。
ハリー、今から宝石商を呼んだとして、間に合うかしらん?」
「そうねぇ、既製品でウィルが気にいるのがあればいいのでしょうけど、きっと違うのよね?そうすると、一から造ることになるから、出発には間に合わないわ」
エミリーちゃんの問いかけに、頬に手を当てながら「困ったわぁ~」といい、答えるかぁしゃま。
ウィルにぃが、わがままを言う事なんて滅多いないから応えてあげたいけど、出発までに時間がないし、かぁしゃまも困ってるんだろうな。
「ところで、ウィルはどんな石がご希望なのかしら?」
「いえ…、ただ、以前エルが造った石があまりにも綺麗だってので…。出来ればエルの色を纏いたいなと…」
「あらぁ~ん」
「あらあらぁ~」
エミリーちゃんとかぁしゃまが同時にニヤニヤしながらこちらを見てくる。
ウィルにぃ…。自分意外の相手の色を纏うって、婚約者とか結婚してる人がする、意中の相手が居ますよって意味だよっ!?
「あらぁ~、ウィルは本当にエルちゃんの事が大好きなのねぇ~」
「はい。世界一大切で特別な存在です」
わたしがあんぐりとしていると、かぁしゃまがほのぼのとした感じで言い、ウィルにぃはキリッとした感じで言い切った。
おぉ~ぃっ!!ウィルにぃ…、どんだけわたしの事が好きなんだよ…。
ウィル、そこの衝立の裏で着替えて来てくれるかしらん」
パンパンッと手を叩き、場を仕切り始めるエミリーちゃん。
異世界オネェも自由だな。
ウィルにぃがエミリーちゃんに言われた通りに、衝立の裏で着替えを始める。
この前、神殿に行った時はスリーピース・スーツだったけど、今度はどんな服なんだろうね。
パパイヤ、マンゴーなどトロピカルフルーツの果肉をどっさりブレンドした、甘酸っぱい本日のアイスティーを飲みながら、みんなでウィルにぃを待つ。
「着替え終わりました」
そう言いながら出てきたウィルにぃは、白を基調とした軍服モチーフの衣装だった。
上着・肩章(飾緒付き)・肩マント・パンツに手袋。
白を基調にしているけど、肩マントなどはウィルにぃの目の色のサファイアブルーをアクセントにしている。
おぉ~っ!!ウィルにぃがカッコイイぞっ!!
「どこか苦しいところとか、動きづらいところはないかしらん?」
エミリーちゃんの指示に従いながら、体を動かすウィルにぃ。
「問題ない様です」
「そう。問題無いならコレで仕上げちゃうわね。他に何か希望とかないかしらん?」
「そうですね…、ただ胸に飾るブローチの色は今からでも変更は可能ですか?」
今ウィルにぃの胸元に輝いているのは、金を土台としたサファイアとオーロラ輝石のヴィンテージ調で豪華さもあるブローチだ。
今のままでもウィルにぃの瞳の色とも合っていてカッコいいけど、気に入らないのかな?
「あらん?このブローチじゃあダメかしらん?他のとなると、残念だけど、あたくしには時間的にも無理ね。準備できないわん。
ハリー、今から宝石商を呼んだとして、間に合うかしらん?」
「そうねぇ、既製品でウィルが気にいるのがあればいいのでしょうけど、きっと違うのよね?そうすると、一から造ることになるから、出発には間に合わないわ」
エミリーちゃんの問いかけに、頬に手を当てながら「困ったわぁ~」といい、答えるかぁしゃま。
ウィルにぃが、わがままを言う事なんて滅多いないから応えてあげたいけど、出発までに時間がないし、かぁしゃまも困ってるんだろうな。
「ところで、ウィルはどんな石がご希望なのかしら?」
「いえ…、ただ、以前エルが造った石があまりにも綺麗だってので…。出来ればエルの色を纏いたいなと…」
「あらぁ~ん」
「あらあらぁ~」
エミリーちゃんとかぁしゃまが同時にニヤニヤしながらこちらを見てくる。
ウィルにぃ…。自分意外の相手の色を纏うって、婚約者とか結婚してる人がする、意中の相手が居ますよって意味だよっ!?
「あらぁ~、ウィルは本当にエルちゃんの事が大好きなのねぇ~」
「はい。世界一大切で特別な存在です」
わたしがあんぐりとしていると、かぁしゃまがほのぼのとした感じで言い、ウィルにぃはキリッとした感じで言い切った。
おぉ~ぃっ!!ウィルにぃ…、どんだけわたしの事が好きなんだよ…。
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