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第三章
裏庭で②
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わたしが生前大好きだった、アイドルグループの歌を歌い終わる。
[みんなぁ~っ!!今日はありがとぉ~っ!!一緒に歌ってくれて、元気が出たよっ!!本当にありがとうっ!!大好きだよっ!!!!]
服の袖で涙を拭い、一緒に歌ってくれたマンドラゴラちゃん達に感謝を伝える。
《エル、元気が出たってぇ~》
《わぁ~いっ、よかったねぇ~》
《ばんざぁ~い、ばんざぁ~いっ》
《エルぅ~、大丈夫になった?》
[うんっ!!本当に元気になったよ。わたしはもう大丈夫っ!!ドラちゃん、ありがとう。
王都から帰ってきたらまた一緒に歌おうねっ!!]
歌い終わった後、心配して側まで来てくれたドラちゃんにお礼を言う。
他のマンドラゴラちゃん達も《やったぁ~っ》と喜んでくれた。
王都行きに対して、正直まだ不安はある。
だったらその不安に対抗できるように、対策をしっかり考えなくちゃっ!!
〔エル、元気になったのはイイけど、また何か企んでるっきゅか?〕
ペルルが疑わしそうに聞いてくる。
企むだなんて失礼なっ!!
ぷんぷんっ、エルちゃんはオコだよっ!!
[企んでなんかないよっ!!ただ、王都に行く事に対しての不安を取り除こうと考えてるだけだもんっ!!]
〔企んでるっじゃねぇっきゅか…〕ボソッ
[ペルル何か言った?]
〔何でもないっきゅよ。まぁ、エルが元気になったのであれば、いつきもみつきも天照様も喜んでるからいいっきゅよ〕
[えっ…?]
えっ?えっ!?どういう事??
何でこのタイミングでいつきちゃんにみつきちゃん、天照ちゃんが出てくるの??
[エルが泣いて、精霊が騒いだからっきゅね。エアネスト様が異変を感じとって、今までの様子をリアルタイムで生中継してたっきゅよ…]
なんだと…。あのギャン泣きから今に至るまで、生中継されていただとっ!?!?
やばい…、恥ずかしねる…。
ペルルの思わぬ暴露に顔が赤く、熱くなるのを感じる。
[ぬおぉぉぉ~~~っ!!]
「まぁまぁ、落ち着け、エル。して、不安を取り除くとは何をするのだ?」
裏庭の芝生の上をゴロゴロ転げ回りたい気持ちを落ち着けるために深呼吸をする。
すぅ~っ、はぁぁ~っ…
[あのね、シロガネ。何もないのが一番なんだけど、何が起こるかわからないから、不測の事態に備えておきたいんだ。
だからね、この精霊樹の実をいくつが待っていきたいの。
確かこの精霊樹の実はHPもMPも回復してくれるんだよね?
これがあればわたしだけじゃなくって、周りも人も助けられると思うの。ダメかな…??]
「ふむ…っ。確かにこの精霊樹の実はHPもMPも回復をしてくれる。しかし、この実は幻とも言われる精霊樹の実だ。
この家の者は既に知っておるが、使わせた事はない。それぐらい貴重な物だ」
えっ…。わたし今、普通に2個も食べましたけど?
[えっ…??わたし、今食べちゃったよ?よかったの??]
「これは精霊女王が精霊と森に住む動物や鳥たち、エルに与えた物だから問題はない。
しかし、それが他の人間となれば話は別だ。そう簡単には容認できない。
エル、この精霊樹の実が世間に出れば、大騒ぎどころの話では無くなる。エルだけではなく、エルの家族や、この家に仕える者全てを危険に晒す事になる。それでも持っていくか?」
シロガネの家族やこの家に仕える者全てを危険に晒すという言葉に心臓がドコドコとうるさい。
[…っ!!ごめんなさい…。精霊樹の実は辞めておきます…]
「実は?どういう事だ?」
〔エル、何を考えているっきゅ?〕
シロガネとペルルが次々に聞いてくる。
「実がダメなら葉っぱはどうかなって…。精霊樹の葉っぱだもんっ!!何か効果ありそうだなって…。
わたしね、お薬…ポーションの勉強をしたいんだ。ポーションがあれば、家族やみんなが怪我や病気をした時助けられるでしょ?
わたしね、偽善って言われるかもだけど、身近な人が苦しむのは見たくないんだ…」
〔はぁぁ…っ。どうするっきゅか、シロガネ〕
「うむ。精霊樹の葉っぱぐらいなら許そう。しかし、我かペルルの居る時にしか使用は許さん。それでも良いな?」
わたしの提案にシロガネが妥協案を出してくれる。
[ありがとうシロガネっ!!大好きっ!!]
まだ体がさ大きいままのシロガネ抱きつき、わしゃわしゃと撫でる。
「こっ、これっ!!よさぬかっ。くすぐったいわっ!!」
シロガネが照れたように顔をプイッと背ける。
シロガネ、可愛いっ!!
[あっ!!それでね、精霊樹の葉っぱ意外に、マンドラゴラちゃんの葉っぱも欲しいのっ!!]
「はっ??」
〔はぁっ!?〕
《えぇ~っ!!》
[みんなぁ~っ!!今日はありがとぉ~っ!!一緒に歌ってくれて、元気が出たよっ!!本当にありがとうっ!!大好きだよっ!!!!]
服の袖で涙を拭い、一緒に歌ってくれたマンドラゴラちゃん達に感謝を伝える。
《エル、元気が出たってぇ~》
《わぁ~いっ、よかったねぇ~》
《ばんざぁ~い、ばんざぁ~いっ》
《エルぅ~、大丈夫になった?》
[うんっ!!本当に元気になったよ。わたしはもう大丈夫っ!!ドラちゃん、ありがとう。
王都から帰ってきたらまた一緒に歌おうねっ!!]
歌い終わった後、心配して側まで来てくれたドラちゃんにお礼を言う。
他のマンドラゴラちゃん達も《やったぁ~っ》と喜んでくれた。
王都行きに対して、正直まだ不安はある。
だったらその不安に対抗できるように、対策をしっかり考えなくちゃっ!!
〔エル、元気になったのはイイけど、また何か企んでるっきゅか?〕
ペルルが疑わしそうに聞いてくる。
企むだなんて失礼なっ!!
ぷんぷんっ、エルちゃんはオコだよっ!!
[企んでなんかないよっ!!ただ、王都に行く事に対しての不安を取り除こうと考えてるだけだもんっ!!]
〔企んでるっじゃねぇっきゅか…〕ボソッ
[ペルル何か言った?]
〔何でもないっきゅよ。まぁ、エルが元気になったのであれば、いつきもみつきも天照様も喜んでるからいいっきゅよ〕
[えっ…?]
えっ?えっ!?どういう事??
何でこのタイミングでいつきちゃんにみつきちゃん、天照ちゃんが出てくるの??
[エルが泣いて、精霊が騒いだからっきゅね。エアネスト様が異変を感じとって、今までの様子をリアルタイムで生中継してたっきゅよ…]
なんだと…。あのギャン泣きから今に至るまで、生中継されていただとっ!?!?
やばい…、恥ずかしねる…。
ペルルの思わぬ暴露に顔が赤く、熱くなるのを感じる。
[ぬおぉぉぉ~~~っ!!]
「まぁまぁ、落ち着け、エル。して、不安を取り除くとは何をするのだ?」
裏庭の芝生の上をゴロゴロ転げ回りたい気持ちを落ち着けるために深呼吸をする。
すぅ~っ、はぁぁ~っ…
[あのね、シロガネ。何もないのが一番なんだけど、何が起こるかわからないから、不測の事態に備えておきたいんだ。
だからね、この精霊樹の実をいくつが待っていきたいの。
確かこの精霊樹の実はHPもMPも回復してくれるんだよね?
これがあればわたしだけじゃなくって、周りも人も助けられると思うの。ダメかな…??]
「ふむ…っ。確かにこの精霊樹の実はHPもMPも回復をしてくれる。しかし、この実は幻とも言われる精霊樹の実だ。
この家の者は既に知っておるが、使わせた事はない。それぐらい貴重な物だ」
えっ…。わたし今、普通に2個も食べましたけど?
[えっ…??わたし、今食べちゃったよ?よかったの??]
「これは精霊女王が精霊と森に住む動物や鳥たち、エルに与えた物だから問題はない。
しかし、それが他の人間となれば話は別だ。そう簡単には容認できない。
エル、この精霊樹の実が世間に出れば、大騒ぎどころの話では無くなる。エルだけではなく、エルの家族や、この家に仕える者全てを危険に晒す事になる。それでも持っていくか?」
シロガネの家族やこの家に仕える者全てを危険に晒すという言葉に心臓がドコドコとうるさい。
[…っ!!ごめんなさい…。精霊樹の実は辞めておきます…]
「実は?どういう事だ?」
〔エル、何を考えているっきゅ?〕
シロガネとペルルが次々に聞いてくる。
「実がダメなら葉っぱはどうかなって…。精霊樹の葉っぱだもんっ!!何か効果ありそうだなって…。
わたしね、お薬…ポーションの勉強をしたいんだ。ポーションがあれば、家族やみんなが怪我や病気をした時助けられるでしょ?
わたしね、偽善って言われるかもだけど、身近な人が苦しむのは見たくないんだ…」
〔はぁぁ…っ。どうするっきゅか、シロガネ〕
「うむ。精霊樹の葉っぱぐらいなら許そう。しかし、我かペルルの居る時にしか使用は許さん。それでも良いな?」
わたしの提案にシロガネが妥協案を出してくれる。
[ありがとうシロガネっ!!大好きっ!!]
まだ体がさ大きいままのシロガネ抱きつき、わしゃわしゃと撫でる。
「こっ、これっ!!よさぬかっ。くすぐったいわっ!!」
シロガネが照れたように顔をプイッと背ける。
シロガネ、可愛いっ!!
[あっ!!それでね、精霊樹の葉っぱ意外に、マンドラゴラちゃんの葉っぱも欲しいのっ!!]
「はっ??」
〔はぁっ!?〕
《えぇ~っ!!》
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