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第四章
偏執
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〈???Side〉
ガダゴトと揺れる馬車の中で、わたくしは初めてあの方とお会いした日の事を思い出す。
あの日、わたくしはお父様とお母様に連れられ、とある屋敷に来ていた。
お父様はその屋敷の主人と話があると言う事で、わたくしとお母様は、その屋敷の自慢だと言うイングリッシュガーデンに案内された。
わが子爵家とは比べ物にならない程の美しい庭園に、わたくしとお母様は感嘆のため息をもらした。
爵位がひとつ違うだけでこんなにも変わるのか。子爵家の何処かパッとしない庭園より、この美しい庭園の方がわたくしに相応しい気がした。
春から初夏に移り変わる季節の中、色とりどりのバラが咲き誇っている。
ひとつひとつのバラに見惚れながら、バラのアーチをくぐり抜けた先で、わたしは運命の人と出会った。
その人はピンクローズの蔦バラが茂る、白を基調としたガゼボで、ベビーブルーの髪をそよ風に遊ばせながら、サファイアの様な瞳で本を読んでいた。
わたくしはあの方を見た瞬間、一目惚れし、恋に堕ちた。もうあの方から目が離せない。
サファイアの様な美しい瞳にわたくしを映して欲しい。
いいえ、わたくしだけをその瞳に映して欲しい。
あぁ。やはりわたくしの運命の人はこの方に違いない。だって、あなたを思うだけで、こんなにも胸が高鳴るんですもの。
ドキドキと激しく高鳴る胸に手を当て、どうお近づきになろうかと考えていると、お母様に呼ばれる。すると、あるご夫人に挨拶をする様に言われた。
わたくしは、あの方を見るのに夢中で気がつかなかったけど、どうやらこのご夫人もガゼボに居たようだ。
美しくも麗しいあの方を見つめながら、お母様とご夫人の話を聞いていると、どうやらわたくしのお父様は、この屋敷の主人の弟の様だった。
つまり、わたくしとあの方はいとこになる。
いとこと言う事は、わたくしはあの方と婚約し、結婚できるという事だ。
そうすればあの方だけじゃない、この美しい庭園も屋敷も手に入る。
そんな事を考えていると、ご夫人があの方に向かってお母様に自己紹介する様に促している。
それまで本を読んていたあの方が顔を上げ、わたくしを見る。
あぁっ!!あの方の美しい瞳にわたくしが映っているわっ!!
「はじめまして。お目にかかれて光栄です。
僕はウィルフリード・ヴァイマルと申します。
よろしくお願いいたします」
そう言ってウィルフリード様は微笑んだ。
美しいのはご尊顔だけしゃなくて、声まで素敵だなんて。
それにわたくしに向けられたあの微笑み。
きっとウィルフリード様もわたくしに一目惚れしたんだわ!!
はっ!!もしかして、今日の訪問はウィルフリード様とわたくしのお見合いの顔合わせだったんじゃ…!!
もぅ、お父様もお母様も、それならそうと仰ってくださればよかったのに。いいえ、ウィルフリード様は伯爵家とはいえ高位貴族。しかも嫡男でいらっしゃるもの。事前にわたくしに伝えると、萎縮してしまうと思ったのね。
でも大丈夫ですわ。お父様、お母様。
だってわたくし達はお互いに一目惚れし、想い合う仲なんですもの。
帰ったら早速ウィルフリード様との婚約を進めてもらわなくてはね。
ふふふっ。楽しみだわ!!
きっとわたくしの婚約の申出に、ウィルフリード様も喜ばれるはずよ。
なんで…!!
なんで、なんで、なんで、なんで、なんでっ!!
なんでわたくしとウィルフリード様の婚約の話が進まないのっ!!!!
お父様に何度お願いしても、お見合いの事実も、想い合っているという事実も無いという。
そんなの嘘よっ!!
だって、あの日確かにわたくし達はお互いに一目惚れし、恋に堕ちたのだから!!
わたくしはウィルフリード様のお気持ちを確かめるべく、手紙を何度も送った。もちろん、わたくしの気持ちをたっぷりと込めて。
だけど、全然返事が来ない。
返事が来たとしても、お父様と同様に、想い合っている事実など無いと書かれている。
嘘よっ!!そんなのありえないわっ!!
だってウィルフリード様、あんなに熱い視線でわたくしを見たじゃない!!
はっ!!もしかして…。
本当はウィルフリード様もわたくしの事が好きなのに、家族から反対されているんだわ!!
なんて事!!わたくし達は真実の愛で結ばれているのに、こんな悲恋ったらないわ。
どうしたらウィルフリード様と結ばれる事ができるのかしら。
5歳から始まったお茶会で、親しくしているご令嬢達を我が家に招待し、相談するも、いい案は返ってこない。
それどころか、“ウィルフリード様は末の妹を溺愛されているので、その妹が居る限り、婚約は難しいのでは?”と笑われる始末。
何なのよっ!!せっかくお茶会に招待してやったのに!!
わたくしの様に愛する人が居ないからって嫉妬しているのね!!赦せない!!
癖になった左手の親指の爪を噛む。
どうにかウィルフリード様と結ばれる方法がないか考え、我が家の対して広くない庭園を歩いていると、下女がひとり近づいて来て、“占いは如何ですか”と言ってくる。
何やら最近王都で人気の占い師で、その占い師に相談し、言われたとおりにすれば、物事が上手くいくらしい。
最初は平民から人気に火がつき、次に富裕層、そして貴族へとその噂が広まったらしい。
今では高位貴族までもが身分を隠し、その占い師の元に通っていると言う。
何だか眉唾物の話ではあるが、ウィルフリード様を手に入れる為に何でもするわっ!!
もし、ウィルフリード様と結ばれる為に、末の妹が邪魔になるなら、わたくしが排除してやりますわ。
こうしてわたくしは何度も占い師の元に通い詰め、必ず運命の人と結ばれるという“恋の秘薬”を手に入れた。
待っていてくださいね。ウィルフリード様。
わたくしが邪魔者を全て排除し、必ずあなたを手に入れてみせますわ。
ガダゴトと揺れる馬車の中で、わたくしは初めてあの方とお会いした日の事を思い出す。
あの日、わたくしはお父様とお母様に連れられ、とある屋敷に来ていた。
お父様はその屋敷の主人と話があると言う事で、わたくしとお母様は、その屋敷の自慢だと言うイングリッシュガーデンに案内された。
わが子爵家とは比べ物にならない程の美しい庭園に、わたくしとお母様は感嘆のため息をもらした。
爵位がひとつ違うだけでこんなにも変わるのか。子爵家の何処かパッとしない庭園より、この美しい庭園の方がわたくしに相応しい気がした。
春から初夏に移り変わる季節の中、色とりどりのバラが咲き誇っている。
ひとつひとつのバラに見惚れながら、バラのアーチをくぐり抜けた先で、わたしは運命の人と出会った。
その人はピンクローズの蔦バラが茂る、白を基調としたガゼボで、ベビーブルーの髪をそよ風に遊ばせながら、サファイアの様な瞳で本を読んでいた。
わたくしはあの方を見た瞬間、一目惚れし、恋に堕ちた。もうあの方から目が離せない。
サファイアの様な美しい瞳にわたくしを映して欲しい。
いいえ、わたくしだけをその瞳に映して欲しい。
あぁ。やはりわたくしの運命の人はこの方に違いない。だって、あなたを思うだけで、こんなにも胸が高鳴るんですもの。
ドキドキと激しく高鳴る胸に手を当て、どうお近づきになろうかと考えていると、お母様に呼ばれる。すると、あるご夫人に挨拶をする様に言われた。
わたくしは、あの方を見るのに夢中で気がつかなかったけど、どうやらこのご夫人もガゼボに居たようだ。
美しくも麗しいあの方を見つめながら、お母様とご夫人の話を聞いていると、どうやらわたくしのお父様は、この屋敷の主人の弟の様だった。
つまり、わたくしとあの方はいとこになる。
いとこと言う事は、わたくしはあの方と婚約し、結婚できるという事だ。
そうすればあの方だけじゃない、この美しい庭園も屋敷も手に入る。
そんな事を考えていると、ご夫人があの方に向かってお母様に自己紹介する様に促している。
それまで本を読んていたあの方が顔を上げ、わたくしを見る。
あぁっ!!あの方の美しい瞳にわたくしが映っているわっ!!
「はじめまして。お目にかかれて光栄です。
僕はウィルフリード・ヴァイマルと申します。
よろしくお願いいたします」
そう言ってウィルフリード様は微笑んだ。
美しいのはご尊顔だけしゃなくて、声まで素敵だなんて。
それにわたくしに向けられたあの微笑み。
きっとウィルフリード様もわたくしに一目惚れしたんだわ!!
はっ!!もしかして、今日の訪問はウィルフリード様とわたくしのお見合いの顔合わせだったんじゃ…!!
もぅ、お父様もお母様も、それならそうと仰ってくださればよかったのに。いいえ、ウィルフリード様は伯爵家とはいえ高位貴族。しかも嫡男でいらっしゃるもの。事前にわたくしに伝えると、萎縮してしまうと思ったのね。
でも大丈夫ですわ。お父様、お母様。
だってわたくし達はお互いに一目惚れし、想い合う仲なんですもの。
帰ったら早速ウィルフリード様との婚約を進めてもらわなくてはね。
ふふふっ。楽しみだわ!!
きっとわたくしの婚約の申出に、ウィルフリード様も喜ばれるはずよ。
なんで…!!
なんで、なんで、なんで、なんで、なんでっ!!
なんでわたくしとウィルフリード様の婚約の話が進まないのっ!!!!
お父様に何度お願いしても、お見合いの事実も、想い合っているという事実も無いという。
そんなの嘘よっ!!
だって、あの日確かにわたくし達はお互いに一目惚れし、恋に堕ちたのだから!!
わたくしはウィルフリード様のお気持ちを確かめるべく、手紙を何度も送った。もちろん、わたくしの気持ちをたっぷりと込めて。
だけど、全然返事が来ない。
返事が来たとしても、お父様と同様に、想い合っている事実など無いと書かれている。
嘘よっ!!そんなのありえないわっ!!
だってウィルフリード様、あんなに熱い視線でわたくしを見たじゃない!!
はっ!!もしかして…。
本当はウィルフリード様もわたくしの事が好きなのに、家族から反対されているんだわ!!
なんて事!!わたくし達は真実の愛で結ばれているのに、こんな悲恋ったらないわ。
どうしたらウィルフリード様と結ばれる事ができるのかしら。
5歳から始まったお茶会で、親しくしているご令嬢達を我が家に招待し、相談するも、いい案は返ってこない。
それどころか、“ウィルフリード様は末の妹を溺愛されているので、その妹が居る限り、婚約は難しいのでは?”と笑われる始末。
何なのよっ!!せっかくお茶会に招待してやったのに!!
わたくしの様に愛する人が居ないからって嫉妬しているのね!!赦せない!!
癖になった左手の親指の爪を噛む。
どうにかウィルフリード様と結ばれる方法がないか考え、我が家の対して広くない庭園を歩いていると、下女がひとり近づいて来て、“占いは如何ですか”と言ってくる。
何やら最近王都で人気の占い師で、その占い師に相談し、言われたとおりにすれば、物事が上手くいくらしい。
最初は平民から人気に火がつき、次に富裕層、そして貴族へとその噂が広まったらしい。
今では高位貴族までもが身分を隠し、その占い師の元に通っていると言う。
何だか眉唾物の話ではあるが、ウィルフリード様を手に入れる為に何でもするわっ!!
もし、ウィルフリード様と結ばれる為に、末の妹が邪魔になるなら、わたくしが排除してやりますわ。
こうしてわたくしは何度も占い師の元に通い詰め、必ず運命の人と結ばれるという“恋の秘薬”を手に入れた。
待っていてくださいね。ウィルフリード様。
わたくしが邪魔者を全て排除し、必ずあなたを手に入れてみせますわ。
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