17 / 48
第一章
婚約破棄
しおりを挟む
えー、私は今、ドレスを着て王宮にいます。
なぜ、こんなことになったかというと。
徴税長官に娘が喜んでるから、さらに何か褒美はいらないかと聞かれて、パーティーを見たいって言ったから。だって、他の人のヘアメイクを見て、勉強したいもの。
そうしたら、元々、パーティー会場に控え室を予約して、そこで娘たちの着付けとヘアメイクを頼もうと思っていたから、ちょうどいいって。フランチェスカさんとアーネットさんと私に招待状をくれて。そうしたら、会場は王宮だったというわけ。
「エリアード学園は王立だから、大きいイベントは王宮の離れで行うんだ」
フランチェスカさんが教えてくれた。
それなら、ドレスがいるってことになって。フランチェスカさんに宣伝になるんだから、しっかりしなさいと言われたので、平打ちのかんざしを作ってもらった。銀で雪の結晶模様。
アーネットさんがかんざしに合わせて、黒のドレスを作ってくれた。銀の雪模様の刺繍もつけて。
朝から控え室に入って、まずはガブリエルちゃん、ジャンヌちゃん、クロエちゃんの着替え。それから、ツインお団子、髪が長いからきっちりリボンも編み込んで、レースとリボンのかんざしをつける。メイクはみんな可愛い感じに仕上げる。目は丸く見えるように。リップはグロスで仕上げ。私がメイクするのをそれぞれの侍女たちがじっと見つめてる。どんどん、覚えて、これからも可愛くしてあげてね。
できあがると、まさしくアイドルグループのようだ。キャッキャッと喜んでいる姿も可愛い。
「ありがとうございました」
お礼を言われて、じーんとする。やっぱり、私、この仕事、好きだ。
見送ったら、今度は自分の着替えだ。先に着替えていたフランチェスカさんに手伝ってもらう。
ヘアメイクはもちろん自分でやったけど、鏡で全身を見ると、思わず「これが私?」と言っちゃったよ、えっちゃん。
アーネットさんは控え室でパーティー料理を楽しむらしい。
「気楽だし、服もたくさん持ってきたからね」
パーティーでドレスを汚した人がいたら、売りつけようという魂胆らしい。
私はフランチェスカさんにくっついて、会場へ。
フランチェスカさんはゴージャスな美女だから、みんなの視線が集まる。見て見て。フランチェスカさんのヘアメイクも私ですよー。お店よりも控えめ、上品にしても、色気が溢れる。
「ご家族は参加しないんですか?」
会場は若い子でいっぱい。みんな、おしゃれだ。
「卒業したら大人として扱われるから、最後の自由なお楽しみの場。だから、家族が参加するのは不粋なのよ」
「大人か」
ガブリエルちゃんたちも結婚するんだもんな。入学した歳にもよるけど、卒業は十五歳ぐらいらしい。
「結婚って、早いんですね」
「貴族でも平民でも後継はね。次男以降は身を立ててから結婚を考えることが多いので、遅い人が多いのよ。だから、うちみたいな商売が成り立つんだけど」
「恋愛結婚はあるんですか?」
「あると言えばあるかな。親が結婚相手の候補を子供の小さい頃から身近に置いて、意識させるという手もあるし」
そういえば、ガブリエルちゃんたちも結婚相手のこと、好きそうだった。自然なのか、親の作戦なのか、どっちだろう。
「卒業パーティーって、立食パーティーなんですか。校長の挨拶とかはないんですか?」
「挨拶はエリアード学園で済んでるから。あと、食事はおまけ。メインはダンスよ」
「ダンス」
確かにさっきから静かに流れているBGMが生演奏ですごいと思っていたけど。
「もうすぐ、始まるから。あなたも誘われたら、踊ってきたら」
「そんなの、踊れませんよ」
そんなことを言っていると、大きな声が響いた。
「エスメラルダ・アルバ。お前との婚約は破棄させてもらう」
こ、これは噂に聞く婚約破棄!
私は思わず、見やすい位置に移動した。
「第二王子のブライアン様よ。婚約者のエスメラルダ様も二人とも卒業」
フランチェスカさんがついてきて、解説してくれた。
紺色の髪の美女に向かって指を突きつける、いかにも王子様という金髪、碧眼の美青年。これがブライアン王子ね。彼のかたわらに寄り添っているのはストロベリーブロンドの髪をした愛らしい女性。
うわあ、絵に描いたような婚約破棄だ。えっちゃんが見たら喜ぶだろうなあ。
「私は真実の愛を見つけた。このシャーロットだ。彼女と知り合って私は初めて安らぎというものを知ることができた。男勝りで私のことを辺境伯の後を継がせるための駒としか見ないお前とはまるで違う」
その言葉にシャーロットはブライアン王子の腕にぎゅっとしがみつく。うわ、あざとい。
「破棄とのこと、国王陛下はご存じなのでしょうか? 父は」
エスメラルダさんは顔色を変えながらも冷静に尋ねている。
「はっ。二言目には父のことばかり。そんなにお前の父は王家と縁づきたいのか」
ブライアン王子が鼻で笑う。
「王命によって決まった婚約で、辺境伯様には断ることなんてできなかったのに」
フランチェスカさんが事情を知らない私のために教えてくれた。
「わざわざ、知らせるまでもない。この場で言ったのは、お前の罪を明らかにするためだ。お前はシャーロットに嫉妬し、いじめを繰り返していたな」
「私はそんなことしておりません」
「シラを切るのか。証言は取れているぞ」
王子の取り巻きの貴族が分厚い書類をエスメラルダさんに向かって叩きつけた。エスメラルダさんはあっけなく床に倒れる。ありえない。顔に当たったんじゃない?
「ブライアン殿下、おやめください」
そう声をかける貴族も護衛騎士に睨まれると、黙り込む。
「本来なら、投獄、あるいは追放してもいいところだが、ここで謝罪するなら許してやろう」
「私は何もしておりません」
立ち上がろうとするエスメラルダさんの頭を騎士が押さえつけた。美しく結い上げられた紺色の髪が重苦しく見える。碧色の宝石がはまった髪飾りが光って見えた。
「ねえ、ブライ。謝るつもりがないようだから、もういいわ。離してあげて」
「シャーロット、お前はなんて優しいのだ」
「ただ、あの髪飾りは私にちょうだい。ブライの瞳の色の宝石をつけているなんて、許せない」
「わかった」
ブライアン王子がうなずくと、騎士は髪飾りを力ずくで取ろうとした。しかし、結い上げられた髪にしっかりとつけられ、なかなか外れない。
髪を引っ張られる痛みにエスメラルダさんは声は出さなかったが、顔を歪めた。
「面倒だ。風の刃」
ブライアン王子が手を前に突き出す。その手から白い波紋が飛び出し、次の瞬間、バサバサとエスメラルダさんの髪が落ちた。カランと髪飾りも床に落ちる。
「その頭を隠すことは許さん。あとは好きにしろ」
ブライアン王子はそう言い放つと、騎士が拾った髪飾りを受け取った。もう、エスメラルダさんのことを忘れたかのように髪飾りをシャーロットの髪に当ててみたりする。
なんだ、こいつら。
ゆっくりとエスメラルダさんが起きだすが、誰も手を貸そうとしない。ほとんどの人は同情的だが、ブライアン王子の不興を買うのが怖いのだ。エスメラルダさんが立つと、その無残に斬られた髪が痛々しい。それでも背を伸ばし、部屋から出ていく。
「お気の毒に」
「あの髪では」
貴族たちがヒソヒソと話す。
私は思わず、後を追った。
こんなの許せない。
なぜ、こんなことになったかというと。
徴税長官に娘が喜んでるから、さらに何か褒美はいらないかと聞かれて、パーティーを見たいって言ったから。だって、他の人のヘアメイクを見て、勉強したいもの。
そうしたら、元々、パーティー会場に控え室を予約して、そこで娘たちの着付けとヘアメイクを頼もうと思っていたから、ちょうどいいって。フランチェスカさんとアーネットさんと私に招待状をくれて。そうしたら、会場は王宮だったというわけ。
「エリアード学園は王立だから、大きいイベントは王宮の離れで行うんだ」
フランチェスカさんが教えてくれた。
それなら、ドレスがいるってことになって。フランチェスカさんに宣伝になるんだから、しっかりしなさいと言われたので、平打ちのかんざしを作ってもらった。銀で雪の結晶模様。
アーネットさんがかんざしに合わせて、黒のドレスを作ってくれた。銀の雪模様の刺繍もつけて。
朝から控え室に入って、まずはガブリエルちゃん、ジャンヌちゃん、クロエちゃんの着替え。それから、ツインお団子、髪が長いからきっちりリボンも編み込んで、レースとリボンのかんざしをつける。メイクはみんな可愛い感じに仕上げる。目は丸く見えるように。リップはグロスで仕上げ。私がメイクするのをそれぞれの侍女たちがじっと見つめてる。どんどん、覚えて、これからも可愛くしてあげてね。
できあがると、まさしくアイドルグループのようだ。キャッキャッと喜んでいる姿も可愛い。
「ありがとうございました」
お礼を言われて、じーんとする。やっぱり、私、この仕事、好きだ。
見送ったら、今度は自分の着替えだ。先に着替えていたフランチェスカさんに手伝ってもらう。
ヘアメイクはもちろん自分でやったけど、鏡で全身を見ると、思わず「これが私?」と言っちゃったよ、えっちゃん。
アーネットさんは控え室でパーティー料理を楽しむらしい。
「気楽だし、服もたくさん持ってきたからね」
パーティーでドレスを汚した人がいたら、売りつけようという魂胆らしい。
私はフランチェスカさんにくっついて、会場へ。
フランチェスカさんはゴージャスな美女だから、みんなの視線が集まる。見て見て。フランチェスカさんのヘアメイクも私ですよー。お店よりも控えめ、上品にしても、色気が溢れる。
「ご家族は参加しないんですか?」
会場は若い子でいっぱい。みんな、おしゃれだ。
「卒業したら大人として扱われるから、最後の自由なお楽しみの場。だから、家族が参加するのは不粋なのよ」
「大人か」
ガブリエルちゃんたちも結婚するんだもんな。入学した歳にもよるけど、卒業は十五歳ぐらいらしい。
「結婚って、早いんですね」
「貴族でも平民でも後継はね。次男以降は身を立ててから結婚を考えることが多いので、遅い人が多いのよ。だから、うちみたいな商売が成り立つんだけど」
「恋愛結婚はあるんですか?」
「あると言えばあるかな。親が結婚相手の候補を子供の小さい頃から身近に置いて、意識させるという手もあるし」
そういえば、ガブリエルちゃんたちも結婚相手のこと、好きそうだった。自然なのか、親の作戦なのか、どっちだろう。
「卒業パーティーって、立食パーティーなんですか。校長の挨拶とかはないんですか?」
「挨拶はエリアード学園で済んでるから。あと、食事はおまけ。メインはダンスよ」
「ダンス」
確かにさっきから静かに流れているBGMが生演奏ですごいと思っていたけど。
「もうすぐ、始まるから。あなたも誘われたら、踊ってきたら」
「そんなの、踊れませんよ」
そんなことを言っていると、大きな声が響いた。
「エスメラルダ・アルバ。お前との婚約は破棄させてもらう」
こ、これは噂に聞く婚約破棄!
私は思わず、見やすい位置に移動した。
「第二王子のブライアン様よ。婚約者のエスメラルダ様も二人とも卒業」
フランチェスカさんがついてきて、解説してくれた。
紺色の髪の美女に向かって指を突きつける、いかにも王子様という金髪、碧眼の美青年。これがブライアン王子ね。彼のかたわらに寄り添っているのはストロベリーブロンドの髪をした愛らしい女性。
うわあ、絵に描いたような婚約破棄だ。えっちゃんが見たら喜ぶだろうなあ。
「私は真実の愛を見つけた。このシャーロットだ。彼女と知り合って私は初めて安らぎというものを知ることができた。男勝りで私のことを辺境伯の後を継がせるための駒としか見ないお前とはまるで違う」
その言葉にシャーロットはブライアン王子の腕にぎゅっとしがみつく。うわ、あざとい。
「破棄とのこと、国王陛下はご存じなのでしょうか? 父は」
エスメラルダさんは顔色を変えながらも冷静に尋ねている。
「はっ。二言目には父のことばかり。そんなにお前の父は王家と縁づきたいのか」
ブライアン王子が鼻で笑う。
「王命によって決まった婚約で、辺境伯様には断ることなんてできなかったのに」
フランチェスカさんが事情を知らない私のために教えてくれた。
「わざわざ、知らせるまでもない。この場で言ったのは、お前の罪を明らかにするためだ。お前はシャーロットに嫉妬し、いじめを繰り返していたな」
「私はそんなことしておりません」
「シラを切るのか。証言は取れているぞ」
王子の取り巻きの貴族が分厚い書類をエスメラルダさんに向かって叩きつけた。エスメラルダさんはあっけなく床に倒れる。ありえない。顔に当たったんじゃない?
「ブライアン殿下、おやめください」
そう声をかける貴族も護衛騎士に睨まれると、黙り込む。
「本来なら、投獄、あるいは追放してもいいところだが、ここで謝罪するなら許してやろう」
「私は何もしておりません」
立ち上がろうとするエスメラルダさんの頭を騎士が押さえつけた。美しく結い上げられた紺色の髪が重苦しく見える。碧色の宝石がはまった髪飾りが光って見えた。
「ねえ、ブライ。謝るつもりがないようだから、もういいわ。離してあげて」
「シャーロット、お前はなんて優しいのだ」
「ただ、あの髪飾りは私にちょうだい。ブライの瞳の色の宝石をつけているなんて、許せない」
「わかった」
ブライアン王子がうなずくと、騎士は髪飾りを力ずくで取ろうとした。しかし、結い上げられた髪にしっかりとつけられ、なかなか外れない。
髪を引っ張られる痛みにエスメラルダさんは声は出さなかったが、顔を歪めた。
「面倒だ。風の刃」
ブライアン王子が手を前に突き出す。その手から白い波紋が飛び出し、次の瞬間、バサバサとエスメラルダさんの髪が落ちた。カランと髪飾りも床に落ちる。
「その頭を隠すことは許さん。あとは好きにしろ」
ブライアン王子はそう言い放つと、騎士が拾った髪飾りを受け取った。もう、エスメラルダさんのことを忘れたかのように髪飾りをシャーロットの髪に当ててみたりする。
なんだ、こいつら。
ゆっくりとエスメラルダさんが起きだすが、誰も手を貸そうとしない。ほとんどの人は同情的だが、ブライアン王子の不興を買うのが怖いのだ。エスメラルダさんが立つと、その無残に斬られた髪が痛々しい。それでも背を伸ばし、部屋から出ていく。
「お気の毒に」
「あの髪では」
貴族たちがヒソヒソと話す。
私は思わず、後を追った。
こんなの許せない。
10
あなたにおすすめの小説
神様の手違いで、おまけの転生?!お詫びにチートと無口な騎士団長もらっちゃいました?!
カヨワイさつき
恋愛
最初は、日本人で受験の日に何かにぶつかり死亡。次は、何かの討伐中に、死亡。次に目覚めたら、見知らぬ聖女のそばに、ポツンとおまけの召喚?あまりにも、不細工な為にその場から追い出されてしまった。
前世の記憶はあるものの、どれをとっても短命、不幸な出来事ばかりだった。
全てはドジで少し変なナルシストの神様の手違いだっ。おまけの転生?お詫びにチートと無口で不器用な騎士団長もらっちゃいました。今度こそ、幸せになるかもしれません?!
理想の男性(ヒト)は、お祖父さま
たつみ
恋愛
月代結奈は、ある日突然、見知らぬ場所に立っていた。
そこで行われていたのは「正妃選びの儀」正妃に側室?
王太子はまったく好みじゃない。
彼女は「これは夢だ」と思い、とっとと「正妃」を辞退してその場から去る。
彼女が思いこんだ「夢設定」の流れの中、帰った屋敷は超アウェイ。
そんな中、現れたまさしく「理想の男性」なんと、それは彼女のお祖父さまだった!
彼女を正妃にするのを諦めない王太子と側近魔術師サイラスの企み。
そんな2人から彼女守ろうとする理想の男性、お祖父さま。
恋愛よりも家族愛を優先する彼女の日常に否応なく訪れる試練。
この世界で彼女がくだす決断と、肝心な恋愛の結末は?
◇◇◇◇◇設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
R-Kingdom_1
他サイトでも掲載しています。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
有能女官の赴任先は辺境伯領
たぬきち25番
恋愛
お気に入り1000ありがとうございます!!
お礼SS追加決定のため終了取下げいたします。
皆様、お気に入り登録ありがとうございました。
現在、お礼SSの準備中です。少々お待ちください。
辺境伯領の当主が他界。代わりに領主になったのは元騎士団の隊長ギルベルト(26)
ずっと騎士団に在籍して領のことなど右も左もわからない。
そのため新しい辺境伯様は帳簿も書類も不備ばかり。しかも辺境伯領は王国の端なので修正も大変。
そこで仕事を終わらせるために、腕っぷしに定評のあるギリギリ貴族の男爵出身の女官ライラ(18)が辺境伯領に出向くことになった。
だがそこでライラを待っていたのは、元騎士とは思えないほどつかみどころのない辺境伯様と、前辺境伯夫妻の忘れ形見の3人のこどもたち(14歳男子、9歳男子、6歳女子)だった。
仕事のわからない辺境伯を助けながら、こどもたちの生活を助けたり、魔物を倒したり!?
そしていつしか、ライラと辺境伯やこどもたちとの関係が変わっていく……
※お待たせしました。
※他サイト様にも掲載中
王弟が愛した娘 —音に響く運命—
Aster22
恋愛
弟を探す旅の途中、身分を隠して村で薬師として生きていたセラは、
ハープの音に宿る才を、名も知らぬ貴族の青年――王弟レオに見初められる。
互いの立場を知らぬまま距離を縮めていく二人。
だが、ある事件をきっかけに、セラは彼の屋敷で侍女として働くことになり、
知らず知らずのうちに国を巻き込む陰謀へと引き寄せられていく。
人の生まれは変えられない。
それでも、何を望み、何を選ぶのかは、自分で決められる。
セラが守ろうとするものは、弟か、才か、それとも――
キャラ設定・世界観などはこちら
↓
https://kakuyomu.jp/my/news/822139840619212578
美男美女の同僚のおまけとして異世界召喚された私、ゴミ無能扱いされ王城から叩き出されるも、才能を見出してくれた隣国の王子様とスローライフ
さら
恋愛
会社では地味で目立たない、ただの事務員だった私。
ある日突然、美男美女の同僚二人のおまけとして、異世界に召喚されてしまった。
けれど、測定された“能力値”は最低。
「無能」「お荷物」「役立たず」と王たちに笑われ、王城を追い出されて――私は一人、行くあてもなく途方に暮れていた。
そんな私を拾ってくれたのは、隣国の第二王子・レオン。
優しく、誠実で、誰よりも人の心を見てくれる人だった。
彼に導かれ、私は“癒しの力”を持つことを知る。
人の心を穏やかにし、傷を癒す――それは“無能”と呼ばれた私だけが持っていた奇跡だった。
やがて、王子と共に過ごす穏やかな日々の中で芽生える、恋の予感。
不器用だけど優しい彼の言葉に、心が少しずつ満たされていく。
やけに居心地がいいと思ったら、私のための愛の巣でした。~いつの間にか約束された精霊婚~
小桜
恋愛
ルディエル・アレンフォードは森に住む麗しの精霊守。
そんな彼が、いよいよ伴侶を迎えようと準備を始めているらしい。
幼馴染という関係に甘んじていたネネリア・ソルシェは、密かにショックを受けていた。
そろそろ彼との関係も終わらせなければならないけれど、ルディエルも精霊達もネネリアだけに優しくて――?
「大丈夫。ずっと居たいと思えるような場所にしてみせるから」
鈍感なネネリアと、一途で奥手なルディエル。
精霊に導かれた恋は、本人だけが気づかない。
『異世界転生してカフェを開いたら、庭が王宮より人気になってしまいました』
ヤオサカ
恋愛
申し訳ありません、物語の内容を確認しているため、一部非公開にしています
この物語は完結しました。
前世では小さな庭付きカフェを営んでいた主人公。事故により命を落とし、気がつけば異世界の貧しい村に転生していた。
「何もないなら、自分で作ればいいじゃない」
そう言って始めたのは、イングリッシュガーデン風の庭とカフェづくり。花々に囲まれた癒しの空間は次第に評判を呼び、貴族や騎士まで足を運ぶように。
そんな中、無愛想な青年が何度も訪れるようになり――?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる