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第一章
エピローグ
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「それで終わり?」
「そこからがいいところなのに」
デルバールのみんなが声を上げる。
「そうなの。その後、お店を片付けるまで待って、私たちをデルバールまで送るとそのまま、レオナルドさんは帰って行ったの。信じられないでしょ」
ミルルが熱く語る。
今日はデルバールでのお別れ会。明日はお店へ引越しだ。最初は私のお店についての話だったのに、みんな、お酒がまわってくるにつれて、恋愛話になってきた。
シラフなのにミルルも調子に乗って、レオさんの告白を再現したから、大騒ぎだ。
「マリアが髪を切って、レオナルドさんって、すごくカッコよくなったじゃない」
「そうそう、ちょっと、くらっときちゃう」
「さすが、マリアと言いたいけど、ライバル増やすようなことしなければいいのに」
カッコいいのは前からです。ただ、そのカッコよさをみんなにもわかってもらいたいし、自慢したい! ああ、私、浮かれているのかも。
「モテるようになるから、他の女に取られないようにマリアも頑張らなきゃ」
頑張るって何を?
「色気……ってのはマリアには無理か。でも、甘えたり、拗ねたりすると、男の人って喜ぶからね」
みなさん、うんうんとうなずいてるけど、私にそんなことできると思う?
彼氏いない歴=年齢だった人間ですよ。
「あの、私にはまだ無理ですが、もう少し慣れたら、教えてもらえますか?」
思い切って、言ってみた。だって、努力は必要だよね。
そのとたんにイブさんたちに抱きつかれた。
「可愛い」
「私たちに任せて」
立派なお胸が私に当たってるう。スタイルをよくする方法があったら、知りたいな。
「ミルルも頑張るんだよ」
「マリアよりしっかりしてるから、大丈夫だろうけど」
「はい、任せてください」
ミルルがしっかりしていて、心強い。
「さあ、話を元に戻すと、あれから、レオナルドさんとは何か進展あったの?」
詰め寄られて、ワインを飲まされて、あれから、二回、食事をしただけだとか、どこが好きなのか、なんていうのを私は白状させられてしまった。
そして、引越しも無事に終わり。
「おはようございます。マリアさん、朝ですよ」
「おはようございます」
新生活は毎朝、ミルルから起こされるところから始まる。
よく叱られるせいか、声をかけられると、パッと目が覚めるようになった。
それに何と言っても、今日は特別な日だ。
ミルルの作ってくれた朝食を食べ終わる頃にはカレラさんとアンディさんが来た。
「おはようございます。すみません、早く来すぎました。ゆっくりしていてください」
「いえ、落ち着かないので、私も掃除します」
最後の仕上げ、店舗部分を磨き上げる。掃除の後、アンディさんが慎重にPOPの位置を調整しているのがおかしい。
「おめでとう」
レオさんが大きな花束を抱えてやってきた。ミルルがすばやく受け取るので、店舗に飾ってもらうことにする。
うん、開店って感じがする。
「その服、やっぱり、似合いますね」
レオさんに言われて、恥ずかしくなってしまった。
今日の服は縁起を担いで、レオさんの髪を切った、告白された日に着ていた服にしている。
「いいことが起きそうだから」
小声で言うと、レオさんがにっこりと笑った。
早くから準備していたのにあっという間に時間は過ぎる。
「時間です」
カレラさんがドアを開けると、振り向いた。
「しばらくは開けっぱなしにしますね」
そう言って、カレラさんはドアを大きく開けて、ストッパーで止める。
なぜ、開けっぱなしに?
そう思って外を見ると、たくさんの人が集まっている。
「開店、おめでとうございます」
カットの予約を一番に入れてくれたエスメラルダさん。最初のお客になりたいと言って、わざわざ、アスターまで来てくれた。その後ろにはフランチェスカさんやイブさんたち、デルバールのみんな。知らない人も何人かいる。
初日に来てくれて、ありがとう。
「いらっしゃいませ!」
私やカレラさん、アンディさんの声が重なる。
本日、私のヘアサロン、「スイート・スイート」開店しました。
「そこからがいいところなのに」
デルバールのみんなが声を上げる。
「そうなの。その後、お店を片付けるまで待って、私たちをデルバールまで送るとそのまま、レオナルドさんは帰って行ったの。信じられないでしょ」
ミルルが熱く語る。
今日はデルバールでのお別れ会。明日はお店へ引越しだ。最初は私のお店についての話だったのに、みんな、お酒がまわってくるにつれて、恋愛話になってきた。
シラフなのにミルルも調子に乗って、レオさんの告白を再現したから、大騒ぎだ。
「マリアが髪を切って、レオナルドさんって、すごくカッコよくなったじゃない」
「そうそう、ちょっと、くらっときちゃう」
「さすが、マリアと言いたいけど、ライバル増やすようなことしなければいいのに」
カッコいいのは前からです。ただ、そのカッコよさをみんなにもわかってもらいたいし、自慢したい! ああ、私、浮かれているのかも。
「モテるようになるから、他の女に取られないようにマリアも頑張らなきゃ」
頑張るって何を?
「色気……ってのはマリアには無理か。でも、甘えたり、拗ねたりすると、男の人って喜ぶからね」
みなさん、うんうんとうなずいてるけど、私にそんなことできると思う?
彼氏いない歴=年齢だった人間ですよ。
「あの、私にはまだ無理ですが、もう少し慣れたら、教えてもらえますか?」
思い切って、言ってみた。だって、努力は必要だよね。
そのとたんにイブさんたちに抱きつかれた。
「可愛い」
「私たちに任せて」
立派なお胸が私に当たってるう。スタイルをよくする方法があったら、知りたいな。
「ミルルも頑張るんだよ」
「マリアよりしっかりしてるから、大丈夫だろうけど」
「はい、任せてください」
ミルルがしっかりしていて、心強い。
「さあ、話を元に戻すと、あれから、レオナルドさんとは何か進展あったの?」
詰め寄られて、ワインを飲まされて、あれから、二回、食事をしただけだとか、どこが好きなのか、なんていうのを私は白状させられてしまった。
そして、引越しも無事に終わり。
「おはようございます。マリアさん、朝ですよ」
「おはようございます」
新生活は毎朝、ミルルから起こされるところから始まる。
よく叱られるせいか、声をかけられると、パッと目が覚めるようになった。
それに何と言っても、今日は特別な日だ。
ミルルの作ってくれた朝食を食べ終わる頃にはカレラさんとアンディさんが来た。
「おはようございます。すみません、早く来すぎました。ゆっくりしていてください」
「いえ、落ち着かないので、私も掃除します」
最後の仕上げ、店舗部分を磨き上げる。掃除の後、アンディさんが慎重にPOPの位置を調整しているのがおかしい。
「おめでとう」
レオさんが大きな花束を抱えてやってきた。ミルルがすばやく受け取るので、店舗に飾ってもらうことにする。
うん、開店って感じがする。
「その服、やっぱり、似合いますね」
レオさんに言われて、恥ずかしくなってしまった。
今日の服は縁起を担いで、レオさんの髪を切った、告白された日に着ていた服にしている。
「いいことが起きそうだから」
小声で言うと、レオさんがにっこりと笑った。
早くから準備していたのにあっという間に時間は過ぎる。
「時間です」
カレラさんがドアを開けると、振り向いた。
「しばらくは開けっぱなしにしますね」
そう言って、カレラさんはドアを大きく開けて、ストッパーで止める。
なぜ、開けっぱなしに?
そう思って外を見ると、たくさんの人が集まっている。
「開店、おめでとうございます」
カットの予約を一番に入れてくれたエスメラルダさん。最初のお客になりたいと言って、わざわざ、アスターまで来てくれた。その後ろにはフランチェスカさんやイブさんたち、デルバールのみんな。知らない人も何人かいる。
初日に来てくれて、ありがとう。
「いらっしゃいませ!」
私やカレラさん、アンディさんの声が重なる。
本日、私のヘアサロン、「スイート・スイート」開店しました。
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