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君と過ごす日々
7,実験成功(反省)
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打ち上がった後に響く音と、煙にアヤトはアヤとハイタッチをする。
しかし背後からの拳骨を受けて、現在正座中。
「こうの兄弟。申開きはあるか?」
カヤマの説教に、アヤトはありませんと素直に。
「だって、花火したかった」
演習場にて本日は異邦人の貸出日であった。
魔術を応用し、出来上がった花火を夜では迷惑になるとせっかくなので昼間に上げた。
思いの他結構な爆発音になったが、先に城へは報告していたのでそこまでの音にはならなかった。
ただ、被害を受けたのは同じく演習場を使っていた異邦人たちである。
代表したカヤマの説教を受けるこうの兄弟。
「というかそんな魔術何処にあったんだ。花火の魔術応用なんて聞いたこともないが」
「作りました」
「はぁ?」
驚きの発言にアヤトが言葉を覆う。
「アヤと俺で魔術理論を組み立てて俺が最終調整して、さらにアイディアをアヤが出して、出来上がったのがあれ」
「音を小さくする魔術組んだ予定だったんだけどもうちょっと改良がいる」
「いるな」
お互いにあーでもないこうでもないと反省会を開き始めたのでカヤマは止める。
「今ここで魔術に対しての反省をするな!そうじゃない反省を、だ。というか魔術を新しく作るのは難しいとき聞いていたんだが」
「まぁ俺もアヤもそういう理論立ては結構得意な方だから」
「魔術理論は簡単だった。文字はプログラム構成で、線はその回路と判断すればそれをうまいこと組み立てることで色々と面白い魔術が先通りできた。市販化できそうなのはそのうちの百通りで、あまり表に出さないほうがいいのは九十ぐらいかな」
「一体何を作ったんだ」
「えっと一つは転移魔法陣。もう一つは宝石に魔力を仕込む魔術回路」
「転移魔法陣はアルカンシェルのだろう」
「見たことないから作ってみようってなった。理論は出来た。でも色々と法に引っかかって使う場所なくて秘蔵魔術になりそう。六、七年前に来てればなぁ」
「だよなー。アルカンシェルが色々と法改正させるほどの魔術作っちゃってたらしいからなぁ。作るとなると法に低発しそうなのばっか考えちゃってさ」
「お前らなぁ」
カヤマはため息を零す。
「やるなとはいわないが、一年経過までは実験日はちゃんと先生たちにも報告しなさい。とりあえず陛下に報告して」
「フリザード王にはいった」
「陛下には報告してるぞ。音は控えめにするが、もしかしたら破裂音として響くかもとは」
ふぅとカヤマは息を漏らしてから、二人の頭を押さえつける。
「な、ん、で、そこまで気が回って先生たちには、声をかけないんだ!」
アヤはアヤトを、アヤトはアヤを見る。
カヤマは驚いたような二人に聞く。
「信用、はまだできないか?大人に対して」
アヤはカヤマを見る。
「えっと、なんというか大人に頼ることってあんまりなくてピンとこない」
「祖父が死んでから俺達のことを思って怒ってくれる大人もいなかったしな」
「うん。いなかった。だから信頼というか不思議な感覚」
「陛下には城主だから伝えたぐらいだし」
「まぁ。それは大事だな」
「言わないとばあちゃん怖かった」
(おばあさん。大変だったろうな)
カヤマは二人の頭を撫でつつ、そんなことを考えて話を続ける。
「あやと」
「だな。カヤマ先生はいい先生だな」
笑顔のアヤトに、カヤマは反省していない。と説教を続ける。
しかし、今後の実験はカヤマにも報告が来るようになり、カヤマは別の意味で頭を悩ませるようになる。
しかし背後からの拳骨を受けて、現在正座中。
「こうの兄弟。申開きはあるか?」
カヤマの説教に、アヤトはありませんと素直に。
「だって、花火したかった」
演習場にて本日は異邦人の貸出日であった。
魔術を応用し、出来上がった花火を夜では迷惑になるとせっかくなので昼間に上げた。
思いの他結構な爆発音になったが、先に城へは報告していたのでそこまでの音にはならなかった。
ただ、被害を受けたのは同じく演習場を使っていた異邦人たちである。
代表したカヤマの説教を受けるこうの兄弟。
「というかそんな魔術何処にあったんだ。花火の魔術応用なんて聞いたこともないが」
「作りました」
「はぁ?」
驚きの発言にアヤトが言葉を覆う。
「アヤと俺で魔術理論を組み立てて俺が最終調整して、さらにアイディアをアヤが出して、出来上がったのがあれ」
「音を小さくする魔術組んだ予定だったんだけどもうちょっと改良がいる」
「いるな」
お互いにあーでもないこうでもないと反省会を開き始めたのでカヤマは止める。
「今ここで魔術に対しての反省をするな!そうじゃない反省を、だ。というか魔術を新しく作るのは難しいとき聞いていたんだが」
「まぁ俺もアヤもそういう理論立ては結構得意な方だから」
「魔術理論は簡単だった。文字はプログラム構成で、線はその回路と判断すればそれをうまいこと組み立てることで色々と面白い魔術が先通りできた。市販化できそうなのはそのうちの百通りで、あまり表に出さないほうがいいのは九十ぐらいかな」
「一体何を作ったんだ」
「えっと一つは転移魔法陣。もう一つは宝石に魔力を仕込む魔術回路」
「転移魔法陣はアルカンシェルのだろう」
「見たことないから作ってみようってなった。理論は出来た。でも色々と法に引っかかって使う場所なくて秘蔵魔術になりそう。六、七年前に来てればなぁ」
「だよなー。アルカンシェルが色々と法改正させるほどの魔術作っちゃってたらしいからなぁ。作るとなると法に低発しそうなのばっか考えちゃってさ」
「お前らなぁ」
カヤマはため息を零す。
「やるなとはいわないが、一年経過までは実験日はちゃんと先生たちにも報告しなさい。とりあえず陛下に報告して」
「フリザード王にはいった」
「陛下には報告してるぞ。音は控えめにするが、もしかしたら破裂音として響くかもとは」
ふぅとカヤマは息を漏らしてから、二人の頭を押さえつける。
「な、ん、で、そこまで気が回って先生たちには、声をかけないんだ!」
アヤはアヤトを、アヤトはアヤを見る。
カヤマは驚いたような二人に聞く。
「信用、はまだできないか?大人に対して」
アヤはカヤマを見る。
「えっと、なんというか大人に頼ることってあんまりなくてピンとこない」
「祖父が死んでから俺達のことを思って怒ってくれる大人もいなかったしな」
「うん。いなかった。だから信頼というか不思議な感覚」
「陛下には城主だから伝えたぐらいだし」
「まぁ。それは大事だな」
「言わないとばあちゃん怖かった」
(おばあさん。大変だったろうな)
カヤマは二人の頭を撫でつつ、そんなことを考えて話を続ける。
「あやと」
「だな。カヤマ先生はいい先生だな」
笑顔のアヤトに、カヤマは反省していない。と説教を続ける。
しかし、今後の実験はカヤマにも報告が来るようになり、カヤマは別の意味で頭を悩ませるようになる。
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