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セレスタイトは八歳まで祖父と父と暮らしていた。
母は知らない。
母は精霊で、名前は母が付けたと父からは聞いた。
精霊と例えるほどキレイな人だったのだろうと母譲りの顔を見て納得する。
父と祖父は教会に神子であると新婚夫婦に産まれた子供を奪われたのを見たことがあるらしい。
そして不思議な耳をしている自分も連れて行かれると慌てて人里から離れた山の麓で暮らすことにしたらしい。
そして十歳のとき、街へ必需品を買いにいった二人は勇者に暴力を受けた。
そしてその怪我が元で死んだ。
成長して、勇者に復讐しようと思ったが、精霊達いわく、その勇者は死んでいるらしい。
なんでも教会が殺して、その教会も今は勢力が削がれて弱まっているらしい。
協会はあまり関係はないとはいえ、それでも寂しい日々を送っていたある日、一人の鬼人族、モリオンに出会った。
綺麗な黒髪はまるで宝石のようだと思った。
いつの間にか一緒に住むようになったがモリオンは受け入れてくれている。
時々遅くなるのが父や祖父が死んだときと被って不安になってしまう。
その度に感情が高ぶってしまうが許してくれる。
自分も狩りをするがモリオンほど上手くはない。
それでも山の中で山菜を採って調理するのは得意である。
美味しいと一言くれるので、表情を隠してそんなことないと告げる。
モリオンはこちらを見てから苦笑しながらご飯を口に運ぶ。
しまったと後悔して、肩を落とす。
またやってしまった。
本当は笑顔で受け入れたい。
なのにそっけない態度を取ってしまう。
駄目だと思いつつも、変わることができない。
美味しかったご飯が味気なくなってくる。
なんとか完食し、しょんぼりしながら食器を洗う。
モリオンは明日に備えて狩りの道具の手入れ中。
洗い終えてからゆっくりと近づいて、隣に座る。
「浮気したら許さないからね」
頷くのがわかり、満足してその背中によりかかる。
背中に耳を当てているせいか声が反響している気がする。
ーここで寝るなー
そんなことわかっていると目を閉じる。
ここで寝てもベッドまで運んでくれるとわかっているから安心して気が抜ける。
何度か声をかけられて、しかし眠たくてしがみつく。
やれやれと言わんばかりにベッドまで抱き上げて寝かされる。
離れようとする腕を掴んで見つめる。
「いっしょねよ」
「もうちょっと手入れしたら寝るから先に寝てろ」
「やだっ」
寂しいとしがみつけば、頭を撫でる。
「片付けだけしてくる」
その言葉に手を話せば、離れていき、本当に片付けを始める。
彼は片付けを終えて、戻ってくると隣に寝そべる。
その姿に嬉しくてすり寄る。
母は知らない。
母は精霊で、名前は母が付けたと父からは聞いた。
精霊と例えるほどキレイな人だったのだろうと母譲りの顔を見て納得する。
父と祖父は教会に神子であると新婚夫婦に産まれた子供を奪われたのを見たことがあるらしい。
そして不思議な耳をしている自分も連れて行かれると慌てて人里から離れた山の麓で暮らすことにしたらしい。
そして十歳のとき、街へ必需品を買いにいった二人は勇者に暴力を受けた。
そしてその怪我が元で死んだ。
成長して、勇者に復讐しようと思ったが、精霊達いわく、その勇者は死んでいるらしい。
なんでも教会が殺して、その教会も今は勢力が削がれて弱まっているらしい。
協会はあまり関係はないとはいえ、それでも寂しい日々を送っていたある日、一人の鬼人族、モリオンに出会った。
綺麗な黒髪はまるで宝石のようだと思った。
いつの間にか一緒に住むようになったがモリオンは受け入れてくれている。
時々遅くなるのが父や祖父が死んだときと被って不安になってしまう。
その度に感情が高ぶってしまうが許してくれる。
自分も狩りをするがモリオンほど上手くはない。
それでも山の中で山菜を採って調理するのは得意である。
美味しいと一言くれるので、表情を隠してそんなことないと告げる。
モリオンはこちらを見てから苦笑しながらご飯を口に運ぶ。
しまったと後悔して、肩を落とす。
またやってしまった。
本当は笑顔で受け入れたい。
なのにそっけない態度を取ってしまう。
駄目だと思いつつも、変わることができない。
美味しかったご飯が味気なくなってくる。
なんとか完食し、しょんぼりしながら食器を洗う。
モリオンは明日に備えて狩りの道具の手入れ中。
洗い終えてからゆっくりと近づいて、隣に座る。
「浮気したら許さないからね」
頷くのがわかり、満足してその背中によりかかる。
背中に耳を当てているせいか声が反響している気がする。
ーここで寝るなー
そんなことわかっていると目を閉じる。
ここで寝てもベッドまで運んでくれるとわかっているから安心して気が抜ける。
何度か声をかけられて、しかし眠たくてしがみつく。
やれやれと言わんばかりにベッドまで抱き上げて寝かされる。
離れようとする腕を掴んで見つめる。
「いっしょねよ」
「もうちょっと手入れしたら寝るから先に寝てろ」
「やだっ」
寂しいとしがみつけば、頭を撫でる。
「片付けだけしてくる」
その言葉に手を話せば、離れていき、本当に片付けを始める。
彼は片付けを終えて、戻ってくると隣に寝そべる。
その姿に嬉しくてすり寄る。
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