未来の王妃として幸せを紡ぐ

林 業

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貴方を支える未来

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リアムはイネスを見る。
ほのかに香るのは香油かと導かれるように隣に座り、髪の毛に触れて臭う。
「いい匂いだな」
「侍従が、花のお風呂を用意してくださいました。それに香油も塗らせていただいたので」
薄暗い中でもわかる程度には顔が赤くなっているがわかる。
「その、初めてですのでお優しくしていただけると」
「俺も初めてなんだ。下手とか言わないでくれよ」
「比べる相手も居ませんから」
「それもそうだな」
ベッドに倒して、バスローブの紐を解く。
ほんのりと温かい身体から香る匂いに、もう少し嗅ぎたいと顔を近づけて臭う。
バスローブをはだけさせながら、何処が一番匂いが強いかと匂いを辿る。
「くすぐったい、です」
「い、嫌だったか?」
「は、ずかしいだけです」

結婚式で飲んだ大樹の液。
あれを飲んだものは、相手の体を作り変える。

同性でも性行為が出来るように。
子供とのつながりが出来るように。

番となるものを誘うように。
惑わすように。



思わず、唇を奪いたくなるように。


そして相手を理性より欲が上回るほど欲する。








イネスは息を整えてから隣で同じく横になっているリアムを見れば視線が合う。
少々恥ずかしさを覚えつつも、そっと耳元で囁く。
「皇太子殿下。早く子を授かれるよう努力いたしますね」
その言葉にリアムが顔を赤くしながら、咳き込む。
「い、イネス。その、リアムと呼んでくれ」
「え、あ、はい。リアム様」
「それで、その、なんだ。俺も努力するので、お前一人で抱える必要はないからな」

はい。と花開いたような美しい笑顔をイネスはリアムへ返す。












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