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第一話 母の再婚
03-6.
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「扉を叩いたけど返事がなかったから。もしかして、寝てるのかなって」
歩は反省していないようだった。
「それ、配信?」
「そうだよ。なんか文句あるかよ」
「ううん。ただ昨日、炎上していた人の配信なんて見ているんだって思っただけだよ」
歩は夜中まで起きていたのか?
しかし、この内容だとやっぱし炎上をするよな。途中までしか聞けてないけど、コメントに念入りに義理の弟だって言っていたくらいだし。血の繋がりがどうのこうの言い出すやつらもいたんだろうな。かわいそうに。
「推しを悪く言うなよ」
「悪く思っていないよ。だって、自分に素直になっただけでしょ? その配信」
「配信見ているのか?」
なんだ。隠す必要もなかったな。
今どき、配信を見ている人なんて珍しくないもんな。ガチ恋勢ならともかく、俺は推しに救われただけの人だ。隠す必要もないじゃねーか。
「時々ね。暇つぶし感覚だけどね」
一瞬、目が泳いだような……?
気のせいか?
「それよりお腹見せてよ」
「は? なんでだよ」
「湿布を張るからだよ。自分だと張りにくいでしょ?」
強引に服をめくられる。
胸の上までめくる必要はないだろう。
「なにするんだよ!」
恥ずかしいと感じた。
同性に着替えを見られたってなんとも思わないのに、歩に見られるのは恥ずかしい。
「綺麗な乳首だね」
「セクハラで訴えるぞ!」
「どうぞ。お義母さんや父さんに言えるものなら、言ってみなよ」
こいつ。人が言いにくいところをついてきやがった。
苦手だ。どう接すればいいのか、わからない。
「お腹、触るよ」
「いてっ」
「うん、うん、痛いよね。湿布を張るね」
冷たい! けど、気持ちがいい。
湿布の独特の匂いがした。
歩は反省していないようだった。
「それ、配信?」
「そうだよ。なんか文句あるかよ」
「ううん。ただ昨日、炎上していた人の配信なんて見ているんだって思っただけだよ」
歩は夜中まで起きていたのか?
しかし、この内容だとやっぱし炎上をするよな。途中までしか聞けてないけど、コメントに念入りに義理の弟だって言っていたくらいだし。血の繋がりがどうのこうの言い出すやつらもいたんだろうな。かわいそうに。
「推しを悪く言うなよ」
「悪く思っていないよ。だって、自分に素直になっただけでしょ? その配信」
「配信見ているのか?」
なんだ。隠す必要もなかったな。
今どき、配信を見ている人なんて珍しくないもんな。ガチ恋勢ならともかく、俺は推しに救われただけの人だ。隠す必要もないじゃねーか。
「時々ね。暇つぶし感覚だけどね」
一瞬、目が泳いだような……?
気のせいか?
「それよりお腹見せてよ」
「は? なんでだよ」
「湿布を張るからだよ。自分だと張りにくいでしょ?」
強引に服をめくられる。
胸の上までめくる必要はないだろう。
「なにするんだよ!」
恥ずかしいと感じた。
同性に着替えを見られたってなんとも思わないのに、歩に見られるのは恥ずかしい。
「綺麗な乳首だね」
「セクハラで訴えるぞ!」
「どうぞ。お義母さんや父さんに言えるものなら、言ってみなよ」
こいつ。人が言いにくいところをついてきやがった。
苦手だ。どう接すればいいのか、わからない。
「お腹、触るよ」
「いてっ」
「うん、うん、痛いよね。湿布を張るね」
冷たい! けど、気持ちがいい。
湿布の独特の匂いがした。
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