BLゲームの展開を無視した結果、悪役令息は主人公に溺愛される。

佐倉海斗

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02-32.

 それを指摘しようとしたが、レイドの口が零れるのは喘ぎ声ばかりだ。

「あ、あ、ああっ!」

 レイドの口から声が漏れる。

 セドリックはその声を楽しむかのように激しく前立腺を擦った。指を一本から二本に増やし、前立腺を指で挟むようにして擦っていく。

 その激しさにレイドは体を震わせた。

 本日、三度目の射精だった。自身の体を汚すように飛び跳ねた精液を気にすることさえもできず、けいれんを起こしたように激しく体が震えている。

「中イキしなかったね」

 セドリックはのんきなことを言いながら、前立腺を責める手を緩めない。

「あ、すごい。二回連続でいっちゃった」

 セドリックは感心するように言った。
 レイドは気絶寸前だった。目の前に光が走ったようにチカチカとする。快感は抜けてはくれず、次から次に与えられる快感に喘ぎ声しか出せなかった。

「これだけいっていれば、僕のも入るかな」

 セドリックは穴から指を抜いた。

 穴から愛液が漏れる。それを眺めて、セドリックは感心していた。

「さすがBLゲームの世界だね」

 セドリックの言葉に対し、レイドはなにを言っているのかわからないと言いたげな顔をしていた。強い快感を与え続けられて、頭の中が真っ白になっていた。

「いれちゃうね。レイド」

 セドリックはレイドに声をかけるものの、レイドの返事を待つこともなく、自身の陰茎をレイドの穴に押し付けた。ゆっくりと挿入していく。

「痛くない?」

 セドリックの問いかけに対し、ようやく、快感が収まってきたレイドは頷いた。

 痛みはそれほどになった。

 何度も達したおかげなのか。それとも、体を守るようになっている愛液のおかげだろうか。この時ほどに人類の進歩に感激したことはないだろう。

「動いてもいい?」

「だい、じょうぶ、です」

 セドリックの問いかけに対し、レイドは息を切らしながら返事をした。

 快感で頭がおかしくなりそうだった。

 セドリックはゆっくりと腰を動かしていく。

「ひゃんっ」

 レイドはそれに対し、喘ぎ声をあげた。

 ゆっくりと動いていたのが、次第と早くなっていく。セドリックも限界が近かった。
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