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【外伝4】 破滅を回避できない悪役令息は初恋に溺れる
06-2.
それならば、元凶となっているレオナルドが授業を受けるのを止めてしまえば、友人たちへの心のない誹謗中傷は収まってくれるのではないだろうか。
レオナルドが一人で考えた結果だった。
その結果、クリスが研究室を襲撃してきたのだ。
「あれは酷かったな」
思い出したくもない光景が頭を過る。
研究してきた資料が飛び散り、開発途中のものは使い物にならなくなった。クリスの襲撃に対し、レオナルドが抵抗をしたからこその犠牲だった。
「ジェイドが助けてくれなかったら、本当に、酷い目に遭うところだった」
「それな! 先輩に初めて感謝したぜ。俺。あの人も怖いけど」
「ジェイドは怖くないだろ。いつも優しくてかっこよくて頼りになるんだ」
レオナルドはジェイドのことを思い、幸せそうに笑う。
……本当にかっこよかった。
なぜ、ジェイドが危機を感じ取ったのか、わからない。
どうして、レオナルドの居場所を知っていたのか、わからない。
しかし、そんなことよりも危機を救ってくれたジェイドが正義の味方のように感じたのだろう。
「ジェイドがいつも一緒にいてくれたらいいのに」
そうすれば、レオナルドは幸せだろう。
大好きな人の傍に居るだけで強くなれる。
クリスが何を言っても、適当にあしらってしまえる自信がある。
「レオナルドが望むなら、俺も傍にいてやりたいけどな」
レオナルドの身体を包み込むように背後から抱きしめながら、ジェイドは頬に触れるだけの口付けをする。
「ジェイド!」
「なんだよ」
「二人の前ではそういうことをするなって言ってるだろ!」
友人たちの前で恋人と触れ合うのが恥ずかしいのだろう。
いつものやり取りだと言わんばかりの顔をしているデュークは、気にしていないと言わんばかりに顔を逸らし、ヒューバートは視線を本に向けた。
……ジェイドも、噂、知ってるよな。
広がった根も葉もないうわさを耳にせずにいられる環境ではない。
……いつもと同じだけど。
それどころか、いつもよりも触れ合うようになった気さえもする。
クリスと接触をする前までは不安に抱いていたことが嘘のようだ。本当に忙しくて時間が取れなかっただけなのかもしれない。
レオナルドが一人で考えた結果だった。
その結果、クリスが研究室を襲撃してきたのだ。
「あれは酷かったな」
思い出したくもない光景が頭を過る。
研究してきた資料が飛び散り、開発途中のものは使い物にならなくなった。クリスの襲撃に対し、レオナルドが抵抗をしたからこその犠牲だった。
「ジェイドが助けてくれなかったら、本当に、酷い目に遭うところだった」
「それな! 先輩に初めて感謝したぜ。俺。あの人も怖いけど」
「ジェイドは怖くないだろ。いつも優しくてかっこよくて頼りになるんだ」
レオナルドはジェイドのことを思い、幸せそうに笑う。
……本当にかっこよかった。
なぜ、ジェイドが危機を感じ取ったのか、わからない。
どうして、レオナルドの居場所を知っていたのか、わからない。
しかし、そんなことよりも危機を救ってくれたジェイドが正義の味方のように感じたのだろう。
「ジェイドがいつも一緒にいてくれたらいいのに」
そうすれば、レオナルドは幸せだろう。
大好きな人の傍に居るだけで強くなれる。
クリスが何を言っても、適当にあしらってしまえる自信がある。
「レオナルドが望むなら、俺も傍にいてやりたいけどな」
レオナルドの身体を包み込むように背後から抱きしめながら、ジェイドは頬に触れるだけの口付けをする。
「ジェイド!」
「なんだよ」
「二人の前ではそういうことをするなって言ってるだろ!」
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いつものやり取りだと言わんばかりの顔をしているデュークは、気にしていないと言わんばかりに顔を逸らし、ヒューバートは視線を本に向けた。
……ジェイドも、噂、知ってるよな。
広がった根も葉もないうわさを耳にせずにいられる環境ではない。
……いつもと同じだけど。
それどころか、いつもよりも触れ合うようになった気さえもする。
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