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ルイスの視線の先に、二人の繋がりが晒される。
薄い腹がきゅうきゅうと締め付けながら凶悪な怒張を浅く飲みこんでいるのを見下ろしていたルイスは、ソフィアがゆっくりと動きながら、その怒張を深く飲みこみ、可愛らしく喘ぐのを聞いた。
「っあ、ん、ふぅう……っ!」
「もう終わりか?」
咎めるように言えば、ソフィアは身体を震わせながらふるふると首を横に振る。
「れき、ぅ……っ」
ぱちゅ、と根元まで咥え込んだソフィアは、切っ先が奥の奥に擦れる感覚に酔って、足の指先をぴくぴくと引き攣らせながら密かに絶頂した。
ルイスがそれを知らぬはずもないのだが、ソフィアは隠すように呼吸を整えようとしている。
ドレスを咥える唇は、たどたどしくルイスに言葉を返していた。
「フィア、休むな」
「ん、ふ、い……、らかっ、……、っ」
ずるる、とゆっくり腰を上げて、膣壁を擦られる感覚に身悶える。
ルイスの唾液を過剰に摂取して焦らされたソフィアは、常に膣内を擦られるだけで極め続けてしまうほど快楽に弱くなる。
今宵のソフィアは、自身で身体を動かしている分、どれだけ自分の身体が快楽に弱いのかを見せつけられているのだ。
目の前の男は、微かに頬を上気させているだけだ。発情しきって、わずかに動くだけで猫のように鳴いているソフィアとは全く違う。
「は、っん、ぁん、っひ、ぅ……っひゃんん!」
恐々と腰を振るソフィアは、たっぷりと汗をかいていた。
ドレスを脱ぐこともなく、必死に痴態を見せつけようと裾を噛んでいる。
くぐもった鳴き声は、たまらなくルイスの劣情を刺激していた。
無遠慮にソフィアを犯したい。その感情に支配されたルイスは、ぽろぽろと泣きながら嫌々と首を振る番の姿に息を呑んだ。
「ん、るい、す……っんん」
「どうした、フィア」
「れき、な……っ」
できない、と泣くソフィアは、とうとう唇からぐっしょりと濡れたドレスの裾を溢してしまった。
ぐちゅ、と音を立てて根元までルイスを飲みこんだソフィアは、やはりびくびくと身体を痙攣させながら、ルイスの胸に縋りついた。
「フィア」
「ルイス、っ、きもちよく、なって」
「フィア」
「なってくれ、な……んっ、ぁ」
長く番の淫らな姿を見ていたいがために吐精を堪えていたルイスは、吃驚に目を見張った。
「うごい、てぇ……っ、はや、く、ぅ」
舌足らずな声に唆されたルイスは、とうとう強く握りしめていた両手でソフィアの身体に触れた。
「フィア、求めたのは貴女だ」
「なん、」
固く結ばれていたはずの手をあっけなく見せてきたルイスに、ソフィアは目を回している。ルイスはその表情に構うこともなく、ソフィアのドレスの紐を引き裂いて、荒れた呼吸を隠すようにソフィアの唇に噛みついた。
「んんんっ! ん、ふ、っ……!」
「っフィア!」
最小限の力でドレスに触れたつもりが、紐を引きちぎってしまった。普段のソフィアであれば怯えて視線を逸らしてしまうところだが、今の彼女は訳も分からずにルイスの口づけを受け入れている。
興奮しきったルイスが唇を離しながらソフィアの身体を下から穿った。
「……っきゃあああああ! あ、ああ、ああんっあ、や、や……っ」
激しい一突きで、ソフィアが悲鳴のような嬌声をあげた。ルイスはその口をふさいでやろうかと手を伸ばしかけて、すぐに取りやめる。
「っフィア、いい子にしていてくれ。っ、声を聞かれる」
「ん、ふ、っ、んんんん、ん、んんっ」
囁いて聞かせれば、慌ててソフィアが両手を使って口を塞いだ。
ソフィアを支えるのが、男に突き刺される陰部だけになる。ルイスはそれを知りながら強烈なストロークでソフィアの最奥を穿った。
「ふ、っふ、んんんんっ、ん、ぁっ……!」
おとがいを反らせて快楽を逃すソフィアのドレスを引きちぎって、夜に晒された胸にむしゃぶりつく。
ソフィアの匂いに陶酔するルイスは、やはり欲望に耐えられずにソフィアの肌に手を這わせた。
「痛くしない。フィア。怯えるな」
誓ったルイスは、極限まで力を抜いた手でまろい胸を揉みしだく。酩酊したソフィアが怯えることなくルイスの手の力に身を委ねているのを見た彼は、ようやくか弱き番に触れる適切な力を知って、頬を緩めた。
「フィア」
「あ、っ、んん……っ」
「中にいくらでもくれてやる……っ」
もどかしいほど微かに力を込めたルイスは、両手ではしたなく足を広げたソフィアの腰を掴み、予告することなく彼女の身体を浮かせ、下に突き落とした。
「ひぐ、っ……!!」
突如もたらされた強烈な刺激に呻いたソフィアは、声をあげることもできずに深い酩酊に身体を投げ出され、蜜口をヒクつかせながら極める。
全身を痙攣させるソフィアが怒張にきゅうきゅうと吸い付き、ルイスはたまらず熱い息を吐きながら休むことなく中を暴いた。
淫らな水音と熱い吐息に支配された部屋で、ソフィアは、すすり泣きながら必死に口を押さえようとしているが、それも、ルイスの激しい律動に壊されて、彼女はただ彼の胸に顔を寄せて歯を食いしばっていた。
「フィア、」
子宮口をぐちぐちと犯しながら囁いたルイスは、欲情でとろけきった瞳が彼を見上げるを見つめていた。
ルビーの瞳は、この世の何よりも美しい。
自分だけのものにしたい。
その欲求に抗うことなくソフィアの唇に噛みついて舌を差し入れたルイスは、今度こそ堪えることなく勝手に腰を穿ち続け、最奥に欲望を打ち込んだ。
「ふ、ん、ぁっ、……んんんんっ!」
二度目とは思えぬほどに長く、何度も腰を穿ちながらソフィアの奥に吐精した男は、番の身体が歓喜するようにごぷごぷと彼の体液を飲みこんでいるのを感じ、静かに笑った。
「うまそうに咥えている」
酩酊しきったソフィアがかくり、とルイスの胸に倒れ込んで荒い呼吸を繰り返している。ルイスはその姿をうっとりと見下ろして、いまだ彼のものを咥え続けている腹を撫でた。
「っ、あ、ん」
「まだ、足りないんだったな」
可愛い悪戯をされた雄が、たった一度中を犯しただけで満足するはずもない。ソフィアは、わずかに意識を取り戻し、身体を震わせながら男の顔を見上げた。
爛々と煌めく黄金は、じっくりとソフィアの痴態を見下ろしていた。すべてを見られていることに気づいたソフィアが逃げ出そうとしても、まったく身体に力が入らない。
「もう、じゅうぶ、ん、っあ、や……っ」
十分だと言って、ルイスが聞いてくれたためしがない。
「ようやくまた、フィアに触れることができるようになったんだ。フィア、俺が嫌いなのか?」
ソフィアが戯れに囁いた言葉を囁き返したルイスは、言葉を取り繕うこともできずに狼狽えて頬を赤く染めたソフィアの表情を見遣って、隠すこともなく静かに微笑んだ。
「それと、これとは」
「それならいいだろう? フィア。愛させてくれ」
「まっ……あんっ、あ、あ、んぁっ!」
ソフィアは、目の前の狂った獣人が、ただ己の身体欲しさに執着してきていたわけではないらしいことを、今更ながら深く理解してしまった。
ソフィアを見る瞳は、極上に甘い。
表情の動かない男だと思っていたはずが、なぜか、ソフィアには、今のルイスの感情が手に取るようにわかった。
「やっ、……! も、もうおわっ、ひゃあ! んんんっ、あっ、ああ!」
「フィアっ、……俺の、っ……フィア!」
ただ、ソフィアを蹂躙しようとしているわけでも、義務感から、身体を合わせているわけでもない。ルイスは、この行為を、恋人同士が行う愛の確認のためのものであると認識してソフィアの身体を暴いている。
「あっ、んんんっ、や、やああっ! こ、こえ、きこえっ……っ」
まさしく獣のように奥を穿つルイスは、力のままソフィアを抱きしめられないもどかしさで、かえって欲望を燻らせていた。ルイスは声を必死に壊そうとしているソフィアの唇に噛みついて、腰を掴み寄せながら立ち上がる。
「ひぁああっ!? あっ、あんっ! はぅっ、……あっ!」
ルイスは歩く振動で嬌声をあげるソフィアを大切に抱きしめながら、ほんの数時間前まで彼女が昏々と眠っていた寝台に華奢な身体を寝そべらせ、上から覆いかぶさった。
「ん、ん、……ふ、あふ、っ」
なおも口づけ続ければ、拙い抵抗を繰り返していたソフィアがとうとうルイスの舌に自身のものをそっと這わせた。
ルイスはつれない番がようやく温室に招き入れてくれたときと同じ気持ちで、激しく陶酔している。
——これがほしい。俺のものだ。一生離さない。渡してなるものか。
強烈な独占欲が脳内に痺れたルイスは、しかしそれをおくびにも出さずに最小限の力でソフィアの身体を抱きしめた。
「全てフィアの中に注いでやる。案ずるな」
すでに腹が満ちていることを知りながら囁いたルイスは、諦めたソフィアがか細く啼くのを見下ろしながら、たっぷりと番の身体に己の匂いを擦りつけた。
薄い腹がきゅうきゅうと締め付けながら凶悪な怒張を浅く飲みこんでいるのを見下ろしていたルイスは、ソフィアがゆっくりと動きながら、その怒張を深く飲みこみ、可愛らしく喘ぐのを聞いた。
「っあ、ん、ふぅう……っ!」
「もう終わりか?」
咎めるように言えば、ソフィアは身体を震わせながらふるふると首を横に振る。
「れき、ぅ……っ」
ぱちゅ、と根元まで咥え込んだソフィアは、切っ先が奥の奥に擦れる感覚に酔って、足の指先をぴくぴくと引き攣らせながら密かに絶頂した。
ルイスがそれを知らぬはずもないのだが、ソフィアは隠すように呼吸を整えようとしている。
ドレスを咥える唇は、たどたどしくルイスに言葉を返していた。
「フィア、休むな」
「ん、ふ、い……、らかっ、……、っ」
ずるる、とゆっくり腰を上げて、膣壁を擦られる感覚に身悶える。
ルイスの唾液を過剰に摂取して焦らされたソフィアは、常に膣内を擦られるだけで極め続けてしまうほど快楽に弱くなる。
今宵のソフィアは、自身で身体を動かしている分、どれだけ自分の身体が快楽に弱いのかを見せつけられているのだ。
目の前の男は、微かに頬を上気させているだけだ。発情しきって、わずかに動くだけで猫のように鳴いているソフィアとは全く違う。
「は、っん、ぁん、っひ、ぅ……っひゃんん!」
恐々と腰を振るソフィアは、たっぷりと汗をかいていた。
ドレスを脱ぐこともなく、必死に痴態を見せつけようと裾を噛んでいる。
くぐもった鳴き声は、たまらなくルイスの劣情を刺激していた。
無遠慮にソフィアを犯したい。その感情に支配されたルイスは、ぽろぽろと泣きながら嫌々と首を振る番の姿に息を呑んだ。
「ん、るい、す……っんん」
「どうした、フィア」
「れき、な……っ」
できない、と泣くソフィアは、とうとう唇からぐっしょりと濡れたドレスの裾を溢してしまった。
ぐちゅ、と音を立てて根元までルイスを飲みこんだソフィアは、やはりびくびくと身体を痙攣させながら、ルイスの胸に縋りついた。
「フィア」
「ルイス、っ、きもちよく、なって」
「フィア」
「なってくれ、な……んっ、ぁ」
長く番の淫らな姿を見ていたいがために吐精を堪えていたルイスは、吃驚に目を見張った。
「うごい、てぇ……っ、はや、く、ぅ」
舌足らずな声に唆されたルイスは、とうとう強く握りしめていた両手でソフィアの身体に触れた。
「フィア、求めたのは貴女だ」
「なん、」
固く結ばれていたはずの手をあっけなく見せてきたルイスに、ソフィアは目を回している。ルイスはその表情に構うこともなく、ソフィアのドレスの紐を引き裂いて、荒れた呼吸を隠すようにソフィアの唇に噛みついた。
「んんんっ! ん、ふ、っ……!」
「っフィア!」
最小限の力でドレスに触れたつもりが、紐を引きちぎってしまった。普段のソフィアであれば怯えて視線を逸らしてしまうところだが、今の彼女は訳も分からずにルイスの口づけを受け入れている。
興奮しきったルイスが唇を離しながらソフィアの身体を下から穿った。
「……っきゃあああああ! あ、ああ、ああんっあ、や、や……っ」
激しい一突きで、ソフィアが悲鳴のような嬌声をあげた。ルイスはその口をふさいでやろうかと手を伸ばしかけて、すぐに取りやめる。
「っフィア、いい子にしていてくれ。っ、声を聞かれる」
「ん、ふ、っ、んんんん、ん、んんっ」
囁いて聞かせれば、慌ててソフィアが両手を使って口を塞いだ。
ソフィアを支えるのが、男に突き刺される陰部だけになる。ルイスはそれを知りながら強烈なストロークでソフィアの最奥を穿った。
「ふ、っふ、んんんんっ、ん、ぁっ……!」
おとがいを反らせて快楽を逃すソフィアのドレスを引きちぎって、夜に晒された胸にむしゃぶりつく。
ソフィアの匂いに陶酔するルイスは、やはり欲望に耐えられずにソフィアの肌に手を這わせた。
「痛くしない。フィア。怯えるな」
誓ったルイスは、極限まで力を抜いた手でまろい胸を揉みしだく。酩酊したソフィアが怯えることなくルイスの手の力に身を委ねているのを見た彼は、ようやくか弱き番に触れる適切な力を知って、頬を緩めた。
「フィア」
「あ、っ、んん……っ」
「中にいくらでもくれてやる……っ」
もどかしいほど微かに力を込めたルイスは、両手ではしたなく足を広げたソフィアの腰を掴み、予告することなく彼女の身体を浮かせ、下に突き落とした。
「ひぐ、っ……!!」
突如もたらされた強烈な刺激に呻いたソフィアは、声をあげることもできずに深い酩酊に身体を投げ出され、蜜口をヒクつかせながら極める。
全身を痙攣させるソフィアが怒張にきゅうきゅうと吸い付き、ルイスはたまらず熱い息を吐きながら休むことなく中を暴いた。
淫らな水音と熱い吐息に支配された部屋で、ソフィアは、すすり泣きながら必死に口を押さえようとしているが、それも、ルイスの激しい律動に壊されて、彼女はただ彼の胸に顔を寄せて歯を食いしばっていた。
「フィア、」
子宮口をぐちぐちと犯しながら囁いたルイスは、欲情でとろけきった瞳が彼を見上げるを見つめていた。
ルビーの瞳は、この世の何よりも美しい。
自分だけのものにしたい。
その欲求に抗うことなくソフィアの唇に噛みついて舌を差し入れたルイスは、今度こそ堪えることなく勝手に腰を穿ち続け、最奥に欲望を打ち込んだ。
「ふ、ん、ぁっ、……んんんんっ!」
二度目とは思えぬほどに長く、何度も腰を穿ちながらソフィアの奥に吐精した男は、番の身体が歓喜するようにごぷごぷと彼の体液を飲みこんでいるのを感じ、静かに笑った。
「うまそうに咥えている」
酩酊しきったソフィアがかくり、とルイスの胸に倒れ込んで荒い呼吸を繰り返している。ルイスはその姿をうっとりと見下ろして、いまだ彼のものを咥え続けている腹を撫でた。
「っ、あ、ん」
「まだ、足りないんだったな」
可愛い悪戯をされた雄が、たった一度中を犯しただけで満足するはずもない。ソフィアは、わずかに意識を取り戻し、身体を震わせながら男の顔を見上げた。
爛々と煌めく黄金は、じっくりとソフィアの痴態を見下ろしていた。すべてを見られていることに気づいたソフィアが逃げ出そうとしても、まったく身体に力が入らない。
「もう、じゅうぶ、ん、っあ、や……っ」
十分だと言って、ルイスが聞いてくれたためしがない。
「ようやくまた、フィアに触れることができるようになったんだ。フィア、俺が嫌いなのか?」
ソフィアが戯れに囁いた言葉を囁き返したルイスは、言葉を取り繕うこともできずに狼狽えて頬を赤く染めたソフィアの表情を見遣って、隠すこともなく静かに微笑んだ。
「それと、これとは」
「それならいいだろう? フィア。愛させてくれ」
「まっ……あんっ、あ、あ、んぁっ!」
ソフィアは、目の前の狂った獣人が、ただ己の身体欲しさに執着してきていたわけではないらしいことを、今更ながら深く理解してしまった。
ソフィアを見る瞳は、極上に甘い。
表情の動かない男だと思っていたはずが、なぜか、ソフィアには、今のルイスの感情が手に取るようにわかった。
「やっ、……! も、もうおわっ、ひゃあ! んんんっ、あっ、ああ!」
「フィアっ、……俺の、っ……フィア!」
ただ、ソフィアを蹂躙しようとしているわけでも、義務感から、身体を合わせているわけでもない。ルイスは、この行為を、恋人同士が行う愛の確認のためのものであると認識してソフィアの身体を暴いている。
「あっ、んんんっ、や、やああっ! こ、こえ、きこえっ……っ」
まさしく獣のように奥を穿つルイスは、力のままソフィアを抱きしめられないもどかしさで、かえって欲望を燻らせていた。ルイスは声を必死に壊そうとしているソフィアの唇に噛みついて、腰を掴み寄せながら立ち上がる。
「ひぁああっ!? あっ、あんっ! はぅっ、……あっ!」
ルイスは歩く振動で嬌声をあげるソフィアを大切に抱きしめながら、ほんの数時間前まで彼女が昏々と眠っていた寝台に華奢な身体を寝そべらせ、上から覆いかぶさった。
「ん、ん、……ふ、あふ、っ」
なおも口づけ続ければ、拙い抵抗を繰り返していたソフィアがとうとうルイスの舌に自身のものをそっと這わせた。
ルイスはつれない番がようやく温室に招き入れてくれたときと同じ気持ちで、激しく陶酔している。
——これがほしい。俺のものだ。一生離さない。渡してなるものか。
強烈な独占欲が脳内に痺れたルイスは、しかしそれをおくびにも出さずに最小限の力でソフィアの身体を抱きしめた。
「全てフィアの中に注いでやる。案ずるな」
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