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STEP 14 「ずっとくっついてりゃいいよ」*
しおりを挟む「誘惑してんだろ」
「……されちゃいましたか?」
「そりゃもう、いつも。……じゃあ、もう遠慮なく食うわ」
八城の答えを喜んでいる暇はなくて、今度こそシーツに押し付けられては、八城が豪快にシャツを脱ぎ散らかすところを見上げていた。
ほんの数秒で戻ってきた八城にキスの雨を降らされる。唇の端から目元、耳、首筋へと唇に吸い付かれるたびに身体の奥からむずむずするような快感が押し寄せてくる。
「はる、うみ、さ……」
「ん」
「どうしよう……、もう、きもちがいい、です」
口づけられる合間に囁いて目を見上げれば、どこまでも嬉しそうに八城が笑った。
「はは、じゃあ、こっからもっと気持ちよくなれるよ」
「それは、たいへん、です」
「大変か」
くつくつと喉で笑いながら、柔らかく素肌に触れてくる。唇と手でつぎつぎと触れられて、目を回しているうちにまた手を繋がれた。頭の中がとろけそうになる。ぐつぐつと熱が滞留し続ける身体を丁寧に揺さぶられて、ずっと真ん中に八城を感じている。八城の手に熱を灯された身体の奥が疼いている。もどかしくて抱き着いたら、上機嫌に笑う彼が躊躇いなく秘所へと手を伸ばした。
「あっ、ん」
「気持ちよさそうな声だな」
「んっ……ん、きもち、いい、」
八城の指でかき混ぜられるたび、ひどく淫靡な音が聞こえてくる。耳を塞いでしまいたいのに、八城の熱っぽい声を聞いていたくて、じっと我慢している。気持ちいいことなのだと教えられたお腹の疼きはずっと止まることなく大きくなっていく。
隠すこともできずに、助けを求める目で彼を見上げたら、どろどろに熱くなった瞳と視線がかち合った。
「……えろ」
「あっ、んんんっ、……!」
わざとらしく音を立てて入ってきた指の衝撃で、一瞬気持ちの良さがはじけた。わけもわからずにはくはくと呼吸を繰り返して、熱心に身体を愛撫する彼の顔を見つめる。
「明菜、マジで可愛いな」
「ん、ぅ……かわ、いく、な、ぁっ、ああ……!」
否定しようとした瞬間に音を立てて中を擦られる。八城の指先の動き一つだけで翻弄される身体がひどく恥ずかしい。それなのに、何度もキスを繰り返しながらたっぷりと微笑む八城を見てしまえば、隠すこともできなかった。何度も確かめるように中を擦られるうちに身体が無意識に反応する箇所を探り当てた八城は、うっとりと笑いながら囁いた。
「ここ、触るたびに身体ひくひくしてんね」
「う、ん、んん、ゃ、や……っ」
「やだ?」
「あ、うっ、やっ……、きもち、いから、っああ」
「じゃあもっと気持ちよくなっていいよ」
息ができなくなりそうで必死に訴えているのに、八城はますます楽しそうにしてぐちゅ、と音を立てながら中を指の腹で嬲ってくる。
「あ、ああっ、ん、んっ、~~~っ!」
迫り来る衝撃に堪えきれず腿を痙攣させて達してしまった。ひくひくと痙攣する腿にそっと触れてくる指先の熱にもおかしな声が出る。
「あ……っ、は、る」
「ん~?」
「はる、うみ、さ」
「はは、うん?」
名前を呼ぶことしかできずに、必死で、迷子の子どものように何度も呼んでいる。
全身が汗でぐっしょりしている。触れる八城の肌もしっとりと汗ばんでいる気がした。
ひどく暑い。目を回して、どうにか顔を寄せてくれる八城の唇に自分のものを寄せた。私の意図に気付いた彼が、すぐに口づけてくれる。柔らかな口づけを繰り返して、首筋に震える腕を回した。
「はるうみさ、ん」
「うん」
「すき、です」
「あはは、うん。俺も」
夢みたいだ。現実だということを感じたくてめいっぱい八城の感触を確かめる。
「いっぱい抱きしめてほしくなった?」
「ふふ、うん」
「じゃあ、朝までずっと抱きしめておくわ」
すてきな言葉に心が安らぐ。
「……もう、春海さんとひとつに、なりたいです」
思うまま八城だけに聞こえるように囁けば、彼の身体がぴくりと反応した。わずかに腕を解かれて、至近距離で見つめ合う。
八城の瞳には、獰猛な色が灯っていた。噛みつかれてしまいそうで、息が止まる。
「あーきな」
「う、ん?」
「誘惑、上手っすね」
一度も誘惑なんてできたことはなかった。首を傾げてみれば、八城がなおも獰猛に囁く。
「でも俺は、もっと明菜ちゃんの気持ちいいとこ探して、ぐちゃぐちゃになった明菜ちゃんのこと食いたいから、もうちょっと我慢な」
「ぐ、ちゃ」
「俺以外のこと、ぜんぶわけわかんなくなるまで、頑張ろうな」
綺麗に微笑んだ八城にもう一度身体を押し倒されて、息つく間もなくどろどろにされる。
「ひ、う、ううっんん、あ、っんんん! も、もう、いっ……あああっ!?」
「まだだめ」
何度もういいとお願いしても、八城は笑うばかりで少しも手を止めてはくれなかった。指と舌でどろどろに溶かされ、何も考えられなくなったころ、ようやく秘所にぴたりと八城の剛直を擦られ、快感に目を回した。
私の初めてを奪ったあの日の八城は、本当に手加減をしてくれていたのだと思う。それを理解するには十分なほどただひたすら愛でられた。
「明菜、今どうなってんの」
耳元に囁かれて、小さく喘ぎながら、ろれつが回らなくなりかけている口で答える。
「はる、うみさんに、ぁっ、きもちよく、して……もらって……っひああぁ!」
散々愛でられた秘所は、難なく彼の怒張を飲み込んでいく。私の足を肩にかけた彼が、ぴったりと身体をくっつけて私を抱きしめた。耳元に吐息がかかる。それだけでもくらくらと眩暈がして、たまらない。
「あっ……あ、う、っんん」
「まじで明菜、可愛すぎだわ」
「ひぁっ、……あっああっ」
ぐ、と奥まで穿たれて、気持ちよさに呼吸が飛びそうだった。もっと深くまで侵入されて、快楽の奥まで引っ張り上げられる。八城の底なしの魅力に飲まれて、全身を塗り替えられてしまうような気がした。
「明菜は誰に抱かれてんの」
八城は、迷子に教えるように、あるいは、ぐずぐずにとろけた脳内にたっぷりと流し込んで機能を作り替えるみたいに、優しくどろどろと囁いていた。くん、と中の気持ちが良いところを穿たれ、軽く身体を痙攣させながらどうにかして口を開く。
「はる、」
「ん」
「はる、う、みさん」
「うん」
「はるうみ、さん、だけ」
もう、少し触れられるだけでどこもかしこも気持ちがよくて、おかしくなりそうだ。必死になって何度も名前を口遊んだ。私の反応を見る八城は苦しそうに眉を顰めながら、どこまでも熱い瞳で優しく笑ってくれていた。
「俺もこれからずっと明菜だけ」
「ん、うれ、しい」
「明菜」
「うん」
「あきな」
「う、すき」
名前を呼ばれるだけで、どこまでも優しい感情があふれ出して止まらなくなる。衝動に突き動かされて声をあげたら、八城が隙間なく私の身体を抱き直してくれた。――この人が好きだ。
「すき、すきです」
「ん」
「どう、しよう、」
「うん?」
「だいすきで、いっぱいです」
「はは、俺もだよ」
「はるうみ、さんも?」
「うん、もう、頭ン中、明菜しか居なくて、ヤバイ」
すこしも困っていなさそうな声だった。うれしそうな、しあわせそうな声が聞こえる。もう一度名前を呼ばれたら、それが愛の言葉なのだと理解してしまった。
「あきな」
「うん」
「あきな、」
「わたしの、名前、なんか、もう、春海さんのものみたい」
「それは最高だな」
「っん、はる、」
「俺のも、もらってよ」
「はるうみ、さん」
「うん」
「だいじに、します」
「ふは、それは俺のセリフだ」
「あ……っ、う、あっ」
すこしだけ咎めるような表情を作って、身体を揺さぶってくる。不意打ちの刺激に声をあげたら、八城がますますつよく抱きしめてくれた。八城の鼓動が聞こえる気がする。優しい音色で、抱きしめてくれている。ここに、彼が居てくれるのだということをもう一度実感して、胸が甘くうずいた。
何よりも一番近くに居られる。こんなにもしあわせな熱があるなんて、私は知らなかった。好きな人に好きになってもらえて、どこまでも近くで、神秘に触れさせてもらえる。
八城の生命の輝きが眩しくて、涙がこぼれてしまった。
「明菜、」
「嬉し、くて」
「うん」
「ずっと、くっついていたい、です」
「ん、ずっとくっついてりゃいいよ」
「ふふ、やった、うれしい」
「クソかわいい、あー」
唸るように乱暴な言葉を吐くのに、私の瞼を撫でる指先は、この世の至宝に触れる人みたいに、ずっと優しい。
「わるい、」
「うん?」
「無理、させるかも」
「む、り?」
「もっと近づきてえ」
「も、っと、て……っひあ!?」
言葉を返す前に身体の真ん中に熱がぶつかって、呼吸が圧迫される。今までよりももっと奥を暴かれる衝撃に、視界一杯にちかちかと星が浮かんで見えた。はくはくと喘いでいるうちに、同じく苦しそうな表情を浮かべる八城と目が合う。
「もうすこし、頑張れる?」
「がん、ばる?」
「ここ、もうすこし、先まで行きたい」
汗ばんだ腹部を優しくなぞられる。今、まさにその中が暴かれているのだと知らしめてくる指先を感じて、喉が鳴った。
「もう、す、こし?」
「ん、全部いれていい?」
「う……、あ、ぜ、ん? っう、あああ」
言われている意味が分からなくて、ただ翻弄されている。お腹の奥の奥まで感覚が研ぎ澄まされて、ひっきりなしに身体が痙攣していた。
これ以上、近くに来られてしまったら、本当におかしくなる。とめる方法も分からずに、八城が腰を掴んで力強く穿った瞬間、弾けるような長い酩酊に襲われた。
「あ、あっ、う……、は、る、……っん、あ、」
まだ、どこまでも貪欲に、私の一番奥の場所を突き破ってそばに来ようとしているのだと気づいた。目が合えば、妖艶に微笑まれた。八城は、本当に手加減をしてくれていたのだとわかる。わかっても、もう遅い。
「も、おなか、はい、らな……っあぅ!」
ばちゅっ、と酷い音が鳴った。腰を打ち付けるような力強い音とともに奥の奥へと押し入られて、身体から力が抜ける。
反応を予測していたかのように私の腰を抱き起した八城は、ベッドの上に膝立ちになった。腰を持ち上げられる。またあれが来るのだとわかっても、抵抗することさえかなわなかった。
「まだ食い足りない」
「あ……っ!! んんんっ、へん、っああ……! へん、な、る……っ!!」
「マジで、壊しそ」
「こわ、れ」
本当に、壊れそうだ。力強いストロークに溺れて、触れられるだけで高い声をあげながら身体を震わせてしまう。嫌々と首を振って逃れようとする私の腰を掴む八城は、眉を寄せながら何度も中を暴いていく。
「明菜」
「う、あっ、」
「あきな」
世界が、ちかちかとひかる。星の瞬きみたいな世界で、八城だけがずっと私の名前を呼んでいた。壊れても、きっと八城が大事にしてくれるのかなあ、なんて、ぐちゃぐちゃの頭の中で、誰かがのんきに考えていた。
「壊しても、大事にする、んで、もっと近く行かせて」
熱い声に囁かれて、わけもわからずに、ずっと頷いていた。大事にすると言いながら、どこまでも深く攻め込んでくる人に、ただ溺れる。
ぴったりと八城の身体に潜り込まれて、八城の本気に目を回した。
こんなにも熱い愛なら、本当に食べられるしか、できなさそうだ。ぐちゃぐちゃになってただ、八城の目を見つめる私を、甘いカラメルの瞳が、愛おしそうに見つめ返してくれていた。
八城の熱から解放された瞬間に、ぺたりと身体がシーツに倒れ込んだ。八城は私の身体を丁寧に抱きしめて、労うように口づけてくる。本当に、彼の本気にはかなわない。改めて思い知らされてしまった。
「大丈夫?」
壊しても大事にする、と言った通り、八城は丁寧に私の身体をタオルで拭いて清めてからもう一度布団の上に下ろしてくれた。腕に抱かれながら、少しかれた声でゆっくりと言葉を返す。
「こわ、れ、なかった、です」
「ふは、マジでよかった。がんばっててえらいっす」
「ぜん、ぶ、でき、た?」
「ん、できたできた」
腕で自分の額に浮かんだ汗をぬぐい取った八城が、軽い調子で笑っていた。本当なのか、判別がつかないけれど、今日はもう、これ以上頑張れそうにない。私の心中を察しているのか、八城がまた、からからと笑って口づけてきた。
しっかりと抱き寄せられて、意識が遠ざかってくる。私の額を拭ってくれた八城の手の優しさで微睡んでしまった。自分の額を拭う時とは、全然手つきが違う。大事にしてくれているのだとよくわかってしまった。安堵で、また瞼が落ちかける。
「あきな、眠そうだな」
「ん、……は、る」
「ん」
何も言わずに瞼を寄せてくれた気配がある。優しい恋人の瞼に、キスを押し付けて、どろどろの眠りに引きずりこまれる。
「明菜、」
「ん……、」
「すげえ好き」
夢と現の曖昧な世界で、恋人が甘く優しく囁きながら、私の瞼を愛してくれる。愛の深さに溺れるみたいに、すとん、と眠りに転がり落ちた。
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