ダイキライ

ジャム

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その瞬間全身の力がギュッと入った。

「あぁっ!!」

渋木さんが声を上げて、オレの腰をすごい力で掴んで、動かす。

「ワカ・・・ワカ・・・!!ああ・・・イッタ・・・ワカッワカの中で・・・アーッ」

自分の中で別の生き物がグニグニと動いてるのを感じた。

そう、グラインドしてる動きじゃない。

射精する時にチンポが躍動するように勝手に動く、あの動きだ。

数分、オレの腰をガッシリと掴んだそのままで、渋木さんは固まってた。

それから、スルッとオレの中から出てくと、渋木さんはオレの手をそこへと触らせた。

ヌルッと指に濡れた感覚に、手を見ると、渋木さんが出した真っ白な精液だった。

ビクッと体に力が入って、その瞬間、穴からトロッと何かが溢れた。

恐る恐るもう一度触ってみる。

自分のソコから、トロトロと精液が溢れ出てきていた。

「ほら、入れてごらん」

渋木さんがオレの手を掴んで、そこへ持っていく。

自分の指がスッと穴の中に入り込んでしまって、驚いて手を引っ込めようとする。

が、その手を掴み直されて、また自分の中へと指を入れさせられる。

穴はポッカリと開いていて、指が3本は入った。

「あるんだ。ほら、探して。ワカが、感じる場所。これだよ」

グリグリと自分の指と渋木さんの指が合わされて動かされた。

「あっあぁ・・・うそ・・・」

「イイ・・だろ?ここだ。ワカのここだよ」

眼を瞑る。

まるで自分の指じゃないみたい、でも自分の指で、ちゃんとソコを感じてた。

渋木さんの指がオレの指を押す。

押されたソコから電気が走った。

思わず、腰が砕ける。

それでも、渋木さんはオレが指を抜くことを許さない。

「いいこだ。ワカ。そう、ソコだ。おぼえたね?もう忘れないね?オレが教えたんだ。いいね?ワカ」

さぁ、もっとやって

そう渋木さんが囁いたかわからない。

渋木さんの手が無くなっても、オレは自分で指を動かしてた。

また、チンポが熱くなってくる。

体を横に倒したままで息が上がってくる。

上からオレを眺めてた渋木さんがそっと、オレのチンポを銜えてくる。

飴玉みたいに口の中で動かされて、これ以上ないってくらいに膨れ上がっていってしまう。

それから渋木さんはオレの背後にまわって、オレの指を抜いて、再び挿入してきた。

なんの抵抗もなく、すんなりと渋木さんはオレの中へと入ってきて、ソコへ到達する。

「あぁ・・・渋木さ・・ん・・・キモチイイ・・キモチイイよ・・・」

渋木さんが、オレもだ、と答えて、オレの中をゆっくりと動かした。

狙ったように何度も同じところを擦られて堪らなくなってくる。

「ソコ・・・あ・・・」

思わず、もっとって声が出そうだった。

さっきみたいに、すごい勢いで突いて欲しかった。

指でグリグリする感覚なんか全然違う。

肉厚の先端がドスドスとぶつかるあの感覚が欲しくなっていた。

「して・・・っしぶきさん・・っ」

「ああ、いいよ。ワカがしてって言うならいくらだってしてやろう」

渋木さんの腰がスッと離れて、次の瞬間、自分の腰が飛び跳ねる程の勢いで奥まで届く。

「ああああっ」

「ただし・・・ワカ、明日もここへ来るんだ・・・いいね?」

「う・・うん・・・あぁ・・・」

渋木さんの腰が弓がしなるように一度引き、また自分の中へ、奥深くへと肉の矢が突き刺さる。

自分の意思も何も関係なく、完全に、自分の下半身は渋木さんの言うなりになっていた。

「キモチイィ・・・」

「しょうのないワカサマだ」

渋木さんが唇を近づけてきて、オレは自分から口を開けてキスをした。

唾液が溢れる。

舌を絡ませながら、渋木さんの突き上げを受けた。

「もっとだ・・もっと」


意識を手離したのがいつかわからなかった。

眼を覚ました時には、渋木さんはいなかった。

オレは、渋木さんに撮られた写真を探してみたけど、部屋の中には荷物はほとんど置いてなくて、見つかるはずもなかった。

「明日また来なきゃ・・・」






それから毎日。

オレは写真を返して貰うために渋木さんとセックスをした。





そう、兄貴に見つかるまで。
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