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第二十四話
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「頼み、とは?」
あれらの武器を見ごとに見つけたリツ。
その彼からの頼みであれば、なにか面白いものであるかもしれないと、店主は内心でワクワクしている。
「レイピアと弓が欲しい。レイピアはそうだなあ、色は白銀で風の魔鉱を使っていて、強度が十分でしなやかなものがいいかな。弓は、マジックウェポンで、魔力で矢を作れるタイプのが欲しい。もちろんどちらもデザインは綺麗なものがいい――使うのは彼女だ」
真剣な表情のリツはスラスラと要望を口にしていく。
口調が砕けたものになっているが、対等の取引相手として判断しているためである。
最後に店内の武器を見て回っているセシリアのほうをちらりと視線で指した。
しかし、どちらもかなりの難易度のものであるため、店主は目をパチパチさせて驚いている。
というよりも、理解しきれていないという感じだった。
「いや、無理だったらいいんですけど……」
さすがにできないことをお願いするわけにもいかないため、店主の反応の悪さに気づいたリツは引き下がろうとする。
「――ま、待ってくれ! できるはずだ……いや、作る!」
店主はハッと我に返ると焦ったように食い下がる。
ここ数年間、店に来た客が選んだものを売り、追加でそれなりのものを作って店に並べる繰り返しの日々だった。
それに対して、今回のリツからのお願いは完全オーダーメイドである。
しかも制作難易度は高難易度でこれまでの依頼とはけた違いのものだった。
だが、頼んでいるリツは店主が作った武器を見て、彼ならばこれを作れるはずだと判断して依頼していた。
それを感じ取った店主は、その想いに応えようと、力強く宣言した。
「お、それは助かる。それで、素材なんだけどこれなんか使ってもらえるかな?」
タダで作ってもらおうとは思っておらず、リツは収納空間から魔鉱を取り出して店主に渡す。
「こ、これは! こ、こんなに高純度の魔鉱が存在するなんて……」
それは今回の武器を作るための風の魔鉱であり、勇者時代にエルフの少年とともに作り出した特別性の魔鉱だった。
今ではこんな高純度の魔鉱を作り出せる人はおらず、超レアな素材を前に店主はごくりとつばを飲み込んだ。
「これを使えば、結構いいものが作れると思うけど、どうかな?」
「この魔鉱を使っていいのであれば、最高のレイピアが作れるはずだ! 素材集めが一番頭を悩ますところだから、これは助かる……」
感動に浮かされながら礼を言う店主だったが、収納に入っていたものを出しただけのリツは大したことをしていないと思っているようで、次の素材を出している。
「でもって、弓のほうはこの木を使って作ってもらえると助かる。弦はこれがいいかな……」
次に取り出された木は一見何の変哲もない木だったが、店主はそれを手に取って震えてしまう。
「こ、これは、まさか! い、いや、そんなはずは、しかし……」
先ほどの魔鉱がかすむほどの貴重な素材を目の当たりにし、一つ名前は浮かんでいたが、まさかそんな素材が目の前にあるとは信じられなかった。
「あぁ、世界樹の枝だな。何本か手に入ったからそれで弓を作ればいい武器になるんじゃないかな」
なんでもないことのように言うリツに、店主だけでなく話をしている様子を見て近寄ってきたセシリアも口をあんぐりと開けて驚いていた。
世界樹とは、迷いの大森林の中央に位置する大地の守り神とも言われているとてつもなく巨大な大樹である。
それは強大な魔力を持つ木で、大精霊が宿っており、枝一本ですら屋敷数軒が買えるほどの金額である。
そんな素材をしれっと出されるとは思っていなかった二人は驚き固まっているのだ。
「ちなみに弦のほうは、世界樹の蔦から作ったものなんだけど、使う機会がなかったらちょうどよかったよ。……で、どうかな?」
これで武器が作られればいいものになるとの確信から、リツは笑顔で確認をしてくる。
「あ、あぁ、これならすごいものが作れる、が、ワシがこんなものを扱ってもいいのか?」
これほどの素材ともなれば信頼のおける職人に渡して、特注で作るものである。
初めて会った店主に任せたら、盗んで逃げる可能性すらある。
そもそも、こんな素材を扱いきれる職人も少ない。
「いいんじゃないかな。人柄は悪くなさそうだし……まあ、悪心に関しては人ってのは悪いほうにも変わるから信じるしかないとして。腕前は、ほら。大丈夫だろ」
少し悩んだあと、リツは先ほどの片手剣を取り出して、改めて確認する。
「この剣には強い魔力が込められている。魔力を込めながら打つことになるけど、これはかなり細かな調整が必要で技術がないとできない。更には、武器自体にかなりの強度がないと魔法効果も付与できない……三つとも、魔力を流せば刃こぼれが治る仕組みだ」
長期的に使っていくことを考えると、手入れがいらない武器というのは使い手にとってありがたいものである。
だがそれを作り上げるのは生半可な作業ではない。
貴重な素材があってもそれを扱える人がいなければ意味がないと思っているリツは、店主の実力を信じていた。
「あ、あぁ、すごいな。そこまでわかるのか……わかった。ワシの腕を買ってくれるのであれば、それに全力で応えよう! この素材もありがたく使わせてもらう」
リツの期待を背負った店主は気合を入れ直して作業へ移る前に、慌てて店の外に出て閉店の札をかける。
「俺はこれから工房に籠もるつもりだ、数日内にはできるはずだからちょこちょこ顔をだしてくれ――じゃあな!」
早く作業に取り掛かりたい店主は駆け足で素材を手にして奥に行ってしまった。
「……なかなか早い展開で、まあ、ありがたいな」
「……ええええっ!?」
落ち着いた様子のリツに対して、セシリアはここにきて大声を出してしまう。
「ちょ、ちょっと待って下さい! 世界樹の素材? ……えぇ!? そ、そんな貴重で高価なものを私の武器にしてしまうんですか!?」
先ほど渡した素材だけで、数年は働かずに食べていけるだけの金額になる。
それを、知り合って間もない自分のためにあっさりと提供するリツに対して、これ以上ないくらいにセシリアは驚いている。
「いや、だって魔王と戦うんだからそれくらいの武器は必要だろ。それに、たまたま持ってた素材だから今出さなかったらずっと眠ったままになってたはずだ」
だからこそ、使うべきところで使いたかった。
市販されている武器も悪くはないが、長く使っていくならば自分に合ったものをオーダーメイドした方がいい。
武器に関して妥協することは考えられなかったリツにとってこれくらいのことは大したことではなかった。
(まあ、これは前に世界樹に行った時に大精霊から好きに持っていっていいって言われて、かなりの量もらったんだよなあ)
先ほどの説明では何本か手に入ったと言っていたが、実際のところは何百本と手に入れており、今もそれらは収納されている。
「そ、そうなんですか? で、でも、助けてもらって、連れ出してもらって、鍛えてもらって、武器まで用意してもらって、お返しがしきれません……」
恩ばかりを受けてしまっている自分に対して、セシリアはどこか情けなく思っていた。
「気にしなくていいさ。俺は、ずっとこっちにいなかったから、世界のことをあまり知らない。だから、色々教えてくれればそれで十分さ」
これはリツの本心であり、情報は貴重であるという考えに基づくものだった。
この世界について知っているセシリアがいるというだけで、リツはそれだけの素材をかけて武器を調達することくらいは安いと思っていた。
あれらの武器を見ごとに見つけたリツ。
その彼からの頼みであれば、なにか面白いものであるかもしれないと、店主は内心でワクワクしている。
「レイピアと弓が欲しい。レイピアはそうだなあ、色は白銀で風の魔鉱を使っていて、強度が十分でしなやかなものがいいかな。弓は、マジックウェポンで、魔力で矢を作れるタイプのが欲しい。もちろんどちらもデザインは綺麗なものがいい――使うのは彼女だ」
真剣な表情のリツはスラスラと要望を口にしていく。
口調が砕けたものになっているが、対等の取引相手として判断しているためである。
最後に店内の武器を見て回っているセシリアのほうをちらりと視線で指した。
しかし、どちらもかなりの難易度のものであるため、店主は目をパチパチさせて驚いている。
というよりも、理解しきれていないという感じだった。
「いや、無理だったらいいんですけど……」
さすがにできないことをお願いするわけにもいかないため、店主の反応の悪さに気づいたリツは引き下がろうとする。
「――ま、待ってくれ! できるはずだ……いや、作る!」
店主はハッと我に返ると焦ったように食い下がる。
ここ数年間、店に来た客が選んだものを売り、追加でそれなりのものを作って店に並べる繰り返しの日々だった。
それに対して、今回のリツからのお願いは完全オーダーメイドである。
しかも制作難易度は高難易度でこれまでの依頼とはけた違いのものだった。
だが、頼んでいるリツは店主が作った武器を見て、彼ならばこれを作れるはずだと判断して依頼していた。
それを感じ取った店主は、その想いに応えようと、力強く宣言した。
「お、それは助かる。それで、素材なんだけどこれなんか使ってもらえるかな?」
タダで作ってもらおうとは思っておらず、リツは収納空間から魔鉱を取り出して店主に渡す。
「こ、これは! こ、こんなに高純度の魔鉱が存在するなんて……」
それは今回の武器を作るための風の魔鉱であり、勇者時代にエルフの少年とともに作り出した特別性の魔鉱だった。
今ではこんな高純度の魔鉱を作り出せる人はおらず、超レアな素材を前に店主はごくりとつばを飲み込んだ。
「これを使えば、結構いいものが作れると思うけど、どうかな?」
「この魔鉱を使っていいのであれば、最高のレイピアが作れるはずだ! 素材集めが一番頭を悩ますところだから、これは助かる……」
感動に浮かされながら礼を言う店主だったが、収納に入っていたものを出しただけのリツは大したことをしていないと思っているようで、次の素材を出している。
「でもって、弓のほうはこの木を使って作ってもらえると助かる。弦はこれがいいかな……」
次に取り出された木は一見何の変哲もない木だったが、店主はそれを手に取って震えてしまう。
「こ、これは、まさか! い、いや、そんなはずは、しかし……」
先ほどの魔鉱がかすむほどの貴重な素材を目の当たりにし、一つ名前は浮かんでいたが、まさかそんな素材が目の前にあるとは信じられなかった。
「あぁ、世界樹の枝だな。何本か手に入ったからそれで弓を作ればいい武器になるんじゃないかな」
なんでもないことのように言うリツに、店主だけでなく話をしている様子を見て近寄ってきたセシリアも口をあんぐりと開けて驚いていた。
世界樹とは、迷いの大森林の中央に位置する大地の守り神とも言われているとてつもなく巨大な大樹である。
それは強大な魔力を持つ木で、大精霊が宿っており、枝一本ですら屋敷数軒が買えるほどの金額である。
そんな素材をしれっと出されるとは思っていなかった二人は驚き固まっているのだ。
「ちなみに弦のほうは、世界樹の蔦から作ったものなんだけど、使う機会がなかったらちょうどよかったよ。……で、どうかな?」
これで武器が作られればいいものになるとの確信から、リツは笑顔で確認をしてくる。
「あ、あぁ、これならすごいものが作れる、が、ワシがこんなものを扱ってもいいのか?」
これほどの素材ともなれば信頼のおける職人に渡して、特注で作るものである。
初めて会った店主に任せたら、盗んで逃げる可能性すらある。
そもそも、こんな素材を扱いきれる職人も少ない。
「いいんじゃないかな。人柄は悪くなさそうだし……まあ、悪心に関しては人ってのは悪いほうにも変わるから信じるしかないとして。腕前は、ほら。大丈夫だろ」
少し悩んだあと、リツは先ほどの片手剣を取り出して、改めて確認する。
「この剣には強い魔力が込められている。魔力を込めながら打つことになるけど、これはかなり細かな調整が必要で技術がないとできない。更には、武器自体にかなりの強度がないと魔法効果も付与できない……三つとも、魔力を流せば刃こぼれが治る仕組みだ」
長期的に使っていくことを考えると、手入れがいらない武器というのは使い手にとってありがたいものである。
だがそれを作り上げるのは生半可な作業ではない。
貴重な素材があってもそれを扱える人がいなければ意味がないと思っているリツは、店主の実力を信じていた。
「あ、あぁ、すごいな。そこまでわかるのか……わかった。ワシの腕を買ってくれるのであれば、それに全力で応えよう! この素材もありがたく使わせてもらう」
リツの期待を背負った店主は気合を入れ直して作業へ移る前に、慌てて店の外に出て閉店の札をかける。
「俺はこれから工房に籠もるつもりだ、数日内にはできるはずだからちょこちょこ顔をだしてくれ――じゃあな!」
早く作業に取り掛かりたい店主は駆け足で素材を手にして奥に行ってしまった。
「……なかなか早い展開で、まあ、ありがたいな」
「……ええええっ!?」
落ち着いた様子のリツに対して、セシリアはここにきて大声を出してしまう。
「ちょ、ちょっと待って下さい! 世界樹の素材? ……えぇ!? そ、そんな貴重で高価なものを私の武器にしてしまうんですか!?」
先ほど渡した素材だけで、数年は働かずに食べていけるだけの金額になる。
それを、知り合って間もない自分のためにあっさりと提供するリツに対して、これ以上ないくらいにセシリアは驚いている。
「いや、だって魔王と戦うんだからそれくらいの武器は必要だろ。それに、たまたま持ってた素材だから今出さなかったらずっと眠ったままになってたはずだ」
だからこそ、使うべきところで使いたかった。
市販されている武器も悪くはないが、長く使っていくならば自分に合ったものをオーダーメイドした方がいい。
武器に関して妥協することは考えられなかったリツにとってこれくらいのことは大したことではなかった。
(まあ、これは前に世界樹に行った時に大精霊から好きに持っていっていいって言われて、かなりの量もらったんだよなあ)
先ほどの説明では何本か手に入ったと言っていたが、実際のところは何百本と手に入れており、今もそれらは収納されている。
「そ、そうなんですか? で、でも、助けてもらって、連れ出してもらって、鍛えてもらって、武器まで用意してもらって、お返しがしきれません……」
恩ばかりを受けてしまっている自分に対して、セシリアはどこか情けなく思っていた。
「気にしなくていいさ。俺は、ずっとこっちにいなかったから、世界のことをあまり知らない。だから、色々教えてくれればそれで十分さ」
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