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第三十話
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「それじゃあ、ユリアも僕が一緒に指導するっていうことでいいのかな?」
「はい、です!」
「いいと思います!」
アレクシスが確認すると、当の本人は元気よく返事をし、リーゼリアは修行仲間が増えることを喜んでいた。
「それじゃあ、リーゼはこの間教えたことを反復練習していくれるかな? まずはユリアの方向性を決めないと……」
「わかりました!」
元気に返事をすると、リーゼリアは体内に流れる魔力を感じ取る練習を始めていく。
「さて、ユリアは獣人と人のハーフということだけど……さっきは獣人程身体能力が高くなくて、半分獣人だから魔法の扱いが不得手と言っていたよね?」
アレクシスの確認に対して、ユリアニックは真剣な表情で頷く。
「それは逆をいえば、人よりも身体能力が高くて、完全獣人よりも魔力の扱いができるということだよね?」
「えっ?」
ユリアニックはキョトンとして動きを止める。
アレクシスの指摘は今まで彼女が一度として思いつかなかったことであり、目から鱗であった。
「つまりさ、魔力を使わない単純な体術であればユリアのほうが強い可能性がある。対獣人となれば、魔法を使った戦いではユリアが有利なんだよ。その二つから考えられるのは……魔法を活かした体術。それがユリアの目指す道だと思うよ」
どちらも中途半端だと言われたものを、アレクシスは長所であると言ってくれている。
「魔法と体術……」
「それと、得意な武器とかはあるかな?」
アレクシスは、授業でユリアニックがどんな武器を使っていたか覚えていない。
「えっと、おじさんが教えてくれたので、槍を少しだけ……」
そう言うと、ユリアニックは肩に背負っていた箱をゆっくりとおろして中から槍を取り出した。
「へえ、いい槍みたいだね。槍自体から魔力を感じるし、手入れがされているのがよくわかる。うん、いい槍だと思う」
ユリアニックが手にしている槍をアレクシスが評する。
「あ、ありがとうございます、です」
自分で手入れをしているため、槍を褒められたユリアニックは照れながら礼を言う。
「槍の使い方に関してはとりあえず後にして、まずは魔力の扱い方からかな……リーゼ、ちょっと来てくれるかな?」
「あっ、はい!」
少し離れた場所にいたリーゼリアは小走りで二人のもとへと戻ってくる。
「リーゼには先週から魔力の循環の練習をしてもらっているんだ。ユリアにもまずはここからやってもらうことになる。魔力の流れを感じて、それを操作できるようになると魔眼の力を使う時以外にも役立つからね」
アレクシスはそう言うと、魔力を拳に込めて、ストレートを繰り出す。
ただ拳を振るっただけだが、空気が拳によって切り裂かれ拳圧が飛んでいったのが二人にはわかった。
「す、すごい!」
「すごい、です!」
二人はそれぞれが戦う力を多少なりとも持っている。だからこそ、アレクシスの力のすごさがわかっていた。
「まあ、魔力を込めてパンチしただけなんだけどね。普通に拳を振るっただけじゃあんなにはならないんだよ。魔力を込めることで拳速をあげて、魔力を込めることで威力をあげて、込めた魔力を飛ばす。これによって拳圧を飛ばして相手に当てることもできるんだよ」
そう言って再度拳を繰り出すと、先ほどより強い威力で拳圧がとんでいき壁にあたる。
「まあ、こんな感じでね」
例として見せただけだったが、リーゼリアとユリアニックは目を輝かせていた。
「ふ、二人もこれくらいならできるようになると思うよ」
キラキラとした二人の眼差しに気圧されたアレクシスは、視線を逸らしながら言う。
「本当ですか!」
「楽しみ、です!」
二人は自分たちもアレクシスのようになれるのだと、手を取り合って喜んでいた。
「コホン、それではリーゼにはお手本を見せてもらおうかな。目を閉じて……うん、いいね。そのまま自分の身体の中を魔力が流れていることを感じ取ってみて」
リーゼは毎日この訓練を欠かさずに行っていた。
そのため、一週間しか経過していないが自分の身体の中を魔力が流れていく感覚を徐々につかみ取っていた。
「うん、いいね。ユリアは初めてだから説明しておくけど、身体の中には魔力があってそれが体内を流れているんだよ。その流れがわかるようになってくると、さっき僕がやったみたいに拳にだけ魔力を込めることができるんだ」
「な、なるほど、です」
アレクシスの説明を理解しようとするユリアニックだったが、その感覚がわからないため理解が追いついていなかった。
「さて、それじゃあリーゼにやったのと同じ方法をやってみようか。手のひらを上に向けて少し前に出して……」
手のひらに触れて、そこからアレクシスの魔力を少しずつ流していき、それが体内を流れていくのを感じる。
「な、なんか、いつもと違う感覚があるのがわかります、です!」
リーゼリアほどではなかったが、それでもユリアニックにも魔力を感知する力はあり感じ取ることができていた。
「そのいつもと違うのが僕の魔力なんだけど、それの流れを感じ取っていく。それがユリアの魔力と溶け合ったら、今度は自分の魔力の流れを感じ取るんだ」
「は、はい、です。でもできるかな……」
ユリアニックは今もアレクシスの魔力を追いかけているがその感覚が薄れてきているため、不安を覚えていた。
「大丈夫だよ。魔力を感じることはできたんだから、あとは繰り返し練習をするだけだよ。ほら、もう一回」
「は、はい」
アレクシスは再びユリアニックの手を取って魔力を流していく。
「むうう」
その様子を見ていたリーゼリアがなぜか頬を膨らませていた。
「アレク君! 私にもやって下さい!」
「えっ? いや、リーゼはもう魔力を感じることができているんじゃ……」
「いいから、お願いします!」
リーゼリアはアレクシスの言葉を強引に押し切って、手を前に差しだす。
「あ、あぁ、わかったよ。まあ基本の見直しは大事だから、じゃあいくよ……」
アレクシスはそっとリーゼリアの手に自分の手を重ねて魔力を流していく。
その様子をユリアニックがジッと見ており、今更ながらリーゼリアは恥ずかしくなって顔を赤くしていた。
「ちょうどいいね。リーゼ、次の課題というわけじゃないけど少し難易度をあげてみよう」
「えっ?」
ただアレクシスとユリアニックの邪魔をしたかっただけだったため、次の段階に移ると聞いてビックリしてしまう。
「今までは自分の魔力の流れを感じることだった。それを感じることは徐々にできるようになってきている。そこに僕の魔力を流している。わかるよね?」
「は、はい」
前回と変わる部分がないため、アレクシスが何を言わんとしているのか理解できず、しかし魔力を感じ取ることはできているためリーゼリアはおずおずと頷く。
「じゃあ、その魔力をはじきだしてみよう。自分の魔力と混じらないように外に追い出すんだ」
「アレク君の魔力を追い出す……」
アレクシスが手を離すと、リーゼリアは集中して指示通りに魔力を追い出そうとする。
「あぁ、消えてしまいました……」
自分の魔力を使って押し出そうとすると、アレクシスの魔力と混ざってしまう。
「ふふっ、難しいよね。自分の魔力と混ざらないように壁をつくるイメージなんだけど……」
アレクシスは説明しながらも再度手をのせて魔力を流していく。
「は、はい頑張ってみます!」
手に触れるアレクシスの体温を感じて、イマイチ集中できていないリーゼリアだったが何度も繰り返すことで徐々にそれをマスターしていった。
そして、今度はこの光景を見ていたユリアニックが密かに頬を膨らませていた。
「はい、です!」
「いいと思います!」
アレクシスが確認すると、当の本人は元気よく返事をし、リーゼリアは修行仲間が増えることを喜んでいた。
「それじゃあ、リーゼはこの間教えたことを反復練習していくれるかな? まずはユリアの方向性を決めないと……」
「わかりました!」
元気に返事をすると、リーゼリアは体内に流れる魔力を感じ取る練習を始めていく。
「さて、ユリアは獣人と人のハーフということだけど……さっきは獣人程身体能力が高くなくて、半分獣人だから魔法の扱いが不得手と言っていたよね?」
アレクシスの確認に対して、ユリアニックは真剣な表情で頷く。
「それは逆をいえば、人よりも身体能力が高くて、完全獣人よりも魔力の扱いができるということだよね?」
「えっ?」
ユリアニックはキョトンとして動きを止める。
アレクシスの指摘は今まで彼女が一度として思いつかなかったことであり、目から鱗であった。
「つまりさ、魔力を使わない単純な体術であればユリアのほうが強い可能性がある。対獣人となれば、魔法を使った戦いではユリアが有利なんだよ。その二つから考えられるのは……魔法を活かした体術。それがユリアの目指す道だと思うよ」
どちらも中途半端だと言われたものを、アレクシスは長所であると言ってくれている。
「魔法と体術……」
「それと、得意な武器とかはあるかな?」
アレクシスは、授業でユリアニックがどんな武器を使っていたか覚えていない。
「えっと、おじさんが教えてくれたので、槍を少しだけ……」
そう言うと、ユリアニックは肩に背負っていた箱をゆっくりとおろして中から槍を取り出した。
「へえ、いい槍みたいだね。槍自体から魔力を感じるし、手入れがされているのがよくわかる。うん、いい槍だと思う」
ユリアニックが手にしている槍をアレクシスが評する。
「あ、ありがとうございます、です」
自分で手入れをしているため、槍を褒められたユリアニックは照れながら礼を言う。
「槍の使い方に関してはとりあえず後にして、まずは魔力の扱い方からかな……リーゼ、ちょっと来てくれるかな?」
「あっ、はい!」
少し離れた場所にいたリーゼリアは小走りで二人のもとへと戻ってくる。
「リーゼには先週から魔力の循環の練習をしてもらっているんだ。ユリアにもまずはここからやってもらうことになる。魔力の流れを感じて、それを操作できるようになると魔眼の力を使う時以外にも役立つからね」
アレクシスはそう言うと、魔力を拳に込めて、ストレートを繰り出す。
ただ拳を振るっただけだが、空気が拳によって切り裂かれ拳圧が飛んでいったのが二人にはわかった。
「す、すごい!」
「すごい、です!」
二人はそれぞれが戦う力を多少なりとも持っている。だからこそ、アレクシスの力のすごさがわかっていた。
「まあ、魔力を込めてパンチしただけなんだけどね。普通に拳を振るっただけじゃあんなにはならないんだよ。魔力を込めることで拳速をあげて、魔力を込めることで威力をあげて、込めた魔力を飛ばす。これによって拳圧を飛ばして相手に当てることもできるんだよ」
そう言って再度拳を繰り出すと、先ほどより強い威力で拳圧がとんでいき壁にあたる。
「まあ、こんな感じでね」
例として見せただけだったが、リーゼリアとユリアニックは目を輝かせていた。
「ふ、二人もこれくらいならできるようになると思うよ」
キラキラとした二人の眼差しに気圧されたアレクシスは、視線を逸らしながら言う。
「本当ですか!」
「楽しみ、です!」
二人は自分たちもアレクシスのようになれるのだと、手を取り合って喜んでいた。
「コホン、それではリーゼにはお手本を見せてもらおうかな。目を閉じて……うん、いいね。そのまま自分の身体の中を魔力が流れていることを感じ取ってみて」
リーゼは毎日この訓練を欠かさずに行っていた。
そのため、一週間しか経過していないが自分の身体の中を魔力が流れていく感覚を徐々につかみ取っていた。
「うん、いいね。ユリアは初めてだから説明しておくけど、身体の中には魔力があってそれが体内を流れているんだよ。その流れがわかるようになってくると、さっき僕がやったみたいに拳にだけ魔力を込めることができるんだ」
「な、なるほど、です」
アレクシスの説明を理解しようとするユリアニックだったが、その感覚がわからないため理解が追いついていなかった。
「さて、それじゃあリーゼにやったのと同じ方法をやってみようか。手のひらを上に向けて少し前に出して……」
手のひらに触れて、そこからアレクシスの魔力を少しずつ流していき、それが体内を流れていくのを感じる。
「な、なんか、いつもと違う感覚があるのがわかります、です!」
リーゼリアほどではなかったが、それでもユリアニックにも魔力を感知する力はあり感じ取ることができていた。
「そのいつもと違うのが僕の魔力なんだけど、それの流れを感じ取っていく。それがユリアの魔力と溶け合ったら、今度は自分の魔力の流れを感じ取るんだ」
「は、はい、です。でもできるかな……」
ユリアニックは今もアレクシスの魔力を追いかけているがその感覚が薄れてきているため、不安を覚えていた。
「大丈夫だよ。魔力を感じることはできたんだから、あとは繰り返し練習をするだけだよ。ほら、もう一回」
「は、はい」
アレクシスは再びユリアニックの手を取って魔力を流していく。
「むうう」
その様子を見ていたリーゼリアがなぜか頬を膨らませていた。
「アレク君! 私にもやって下さい!」
「えっ? いや、リーゼはもう魔力を感じることができているんじゃ……」
「いいから、お願いします!」
リーゼリアはアレクシスの言葉を強引に押し切って、手を前に差しだす。
「あ、あぁ、わかったよ。まあ基本の見直しは大事だから、じゃあいくよ……」
アレクシスはそっとリーゼリアの手に自分の手を重ねて魔力を流していく。
その様子をユリアニックがジッと見ており、今更ながらリーゼリアは恥ずかしくなって顔を赤くしていた。
「ちょうどいいね。リーゼ、次の課題というわけじゃないけど少し難易度をあげてみよう」
「えっ?」
ただアレクシスとユリアニックの邪魔をしたかっただけだったため、次の段階に移ると聞いてビックリしてしまう。
「今までは自分の魔力の流れを感じることだった。それを感じることは徐々にできるようになってきている。そこに僕の魔力を流している。わかるよね?」
「は、はい」
前回と変わる部分がないため、アレクシスが何を言わんとしているのか理解できず、しかし魔力を感じ取ることはできているためリーゼリアはおずおずと頷く。
「じゃあ、その魔力をはじきだしてみよう。自分の魔力と混じらないように外に追い出すんだ」
「アレク君の魔力を追い出す……」
アレクシスが手を離すと、リーゼリアは集中して指示通りに魔力を追い出そうとする。
「あぁ、消えてしまいました……」
自分の魔力を使って押し出そうとすると、アレクシスの魔力と混ざってしまう。
「ふふっ、難しいよね。自分の魔力と混ざらないように壁をつくるイメージなんだけど……」
アレクシスは説明しながらも再度手をのせて魔力を流していく。
「は、はい頑張ってみます!」
手に触れるアレクシスの体温を感じて、イマイチ集中できていないリーゼリアだったが何度も繰り返すことで徐々にそれをマスターしていった。
そして、今度はこの光景を見ていたユリアニックが密かに頬を膨らませていた。
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作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
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