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第二章 不死の魔女
第13話 使える下僕
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ボラーフ・マーケットは、アルビオ最大の市場だ。
新鮮な青果や肉、雑貨、東方の絹織物など、ここで手に入らぬ物はない。
そこは教会から、十分ほどの距離にある。
伝令が到着してからそれほどの間を置かず、二人は現場に到着した。
路地裏に人だかりができており、”魔女”という単語が耳に入る。
群衆の視線の先には、深夜営業の酒場があった。
窓は割れ、ドアは蝶番一つで、かろうじて引っかかっているような状態だ。
店内の様子は、一度に十人の酔客が暴れ回ったような、惨憺たるものだ。
鉄製の椅子が飴細工のように曲がり、尋常ではない力が作用したことが見てとれる。
店の前には規制線が引かれ、その内側をいかめしい顔をした市警察の刑事が現場検証をしていた。
リベリオは規制線をくぐると、店内へと足を向ける。
その背中に続こうとして……アルヴィンは、ふと立ち止まった。
腕を組み、現場のボスのように振る舞う二人のシスターの姿が目に入ったのだ。
胸元には、青銅の蛇が巻き付いた銀の十字架が光っている。
その片方と、偶然目が合い──
「アルヴィン!」
シスターが声を上げた。
つられて、もう一人も振り返る。
二人の顔立ちは── 瓜二つだ。
金髪碧眼で、整った目鼻立ちは女神が造形したよう。小柄で、美人というよりは、可憐な美少女という印象の方が強い。
審問官アリシアと、審問官エルシア。
彼女らは双子の、しかも── 教会に数名しかいない、女性の審問官だった。
アルヴィンに気づくと、姉の── 双生児であるから、便宜上そう呼ぶが── アリシアが小走りに近づき、右手を差し出した。
「久しぶりね、アルヴィン! 火の魔女を駆逐して、あのベラナ師から、師事を許されたそうね?」
彼女らは、学院で二学年上の先輩だった。
卒業式で見送って以来、二年ぶりの再会である。
まさか事件現場で再会することになるとは……アルヴィンは心中で、暗澹たる気持ちになった。
複雑な心境で、差し出された手を見下ろす。
リベリオの後を早く追いたいが……握手しないことには、決して先に進めないような予感がする。
意を決すると、彼は右手を差し出た。
白い手を握り── アリシアの眼が、鋭く光った。
途端、天地が逆転した。
「あ」、とも「う」、ともつかない声だけを地上に残して、身体が空中に浮かんだ。
半瞬遅れて、石畳に体を叩きつけられる。痛みに、息が詰まった。
握手をした途端、アリシアはその華奢な身体で、アルヴィンを投げ飛ばしたのだ。
咄嗟に、受け身を取ることはできた。
こうなることを半ば予想……いや、確信していたからである。
痛む背中をさすりながら、アルヴィンは立ち上がる。
「……アリシア先輩、もう少し平和的な挨拶をしてもらえませんか?」
「あら、刃物も銃も使わない平和的な挨拶だったでしょ? それとも、もっと刺激的な方が好みだったら、協力してあげなくもないわよ」
朗らかな殺意の表明に、アルヴィンは嘆息せずにはいられない。
彼女は負けず嫌いで、口より先に手が出るタイプである。
つまり着任早々、手柄を立てた後輩への手荒な挨拶、ということだろう。
「可愛い後輩を、いきなり地面に叩きつけるものではないのですよ」
後ろからたしなめる妹のエルシアは、逆に温厚な人柄だ。
「きっと、口には出せないような汚い手を使って、取り入っただけでしょう」
毒を吐く時も、たまにある。
可憐な顔立ちの、審問官アリシアとエルシア。
二人の背後には見えない悪魔の尻尾がゆらゆらと揺れていることを、学院時代の経験からアルヴィンは知っていた。
外見に惑わされると、手痛い授業料を払わされることになるのだ。
「そこで何をしている?」
と、背後から、冷淡な声が発せられた。
現場の検分を終えたのだろう、リベリオが店内から出てきたのだ。
「── あなたは?」
白の祭服に、顔の上半分を覆う仮面。
リベリオの姿を見て、双子は表情を硬くした。
双眸には……嫌悪感に似た光が揺れている。
「俺は審問官リベリオだ」
その声は、高慢な響きに満ち溢れていた。
小柄な双子を見下ろし、男は要求する。
「お前達が担当の審問官か? 状況を説明しろ」
「……見ての通り、魔女の仕業よ。あたしたちが駆けつけた時には、店主と客の八人が犠牲になっていた。精気を抜かれたように、ミイラ化してね」
「そしてこの二週間、同様の事件が頻発しているのです。徐々に、被害者を増やしながら」
二人は忌々しそうに眉をしかめる。
「ミイラ、か。状況からして、不死の魔女による凶行だと断定していいだろう。それで、肝心の魔女はどうした?」
「……逃げられたわ。言質を取るのに、手間取ったのよ」
悔しげにアリシアは唇を嚙んだ。
審問官の行動は、教会法によって定められた、厳格な規則によって縛られている。
それは、何かと規格外な双子とて例外ではない。
魔女であると自らの意思で告白させること、そして魔法の行使を現認すること。
その二つの条件を満たさなければ、魔女を駆逐することは許されない。
それが── 言質と現認の原則、だった。
「あいつは一体何者なの? 本当に、不死……だって言うの? だったら、駆逐のしようがないじゃない!」
アリシアは不機嫌に問う。
だがリベリオは、薄く嘲笑を浮かべただけで、答えない。
説明する価値などない、とすら言いたげな顔だ。
現場を取り巻く空気が、剣呑な気配を帯びた。
アリシアが苛立ったように声を上げた。
「何か言ったらどうなの!?」
「では、教えてやろう。つまらん原則に拘るから獲物を逃がす。お前達は優先すべきことの区別もつかぬ、愚か者ということだ」
もちろん、優先すべきは原則である。
あたかも教会法を軽んじるかのような口ぶり── リベリオは、兄の忠実なコピーであるらしい。
「なんですって!!」
「アリシア! 審問官同士の私闘は、禁じられているのです!」
激高し、リベリオに掴みかからんばかりの姉を、エルシアは腰にしがみついて必死に制止する。
それを他人事のように傍観しながら、リベリオはアルヴィンに尋ねた。
「この二週間、事件が頻発している。この意味が分かるか?」
「短期間に凶行を重ねれば、当然警戒を呼びます。それでも続けるのなら、よほど教会を侮っているのか……頻発せざるを得ない理由があるか、どちらかでしょうか?」
その返答に、リベリオは満足げに頷いた。
「そうだ。奴は空腹に耐えることができんのさ」
「……空腹?」
仮面の下で、男は不吉な笑みを浮かべる。
「不死の魔女は、他者の命を喰らって生きる。全く、邪悪な魔女にふさわしい魔法だろう?」
新鮮な青果や肉、雑貨、東方の絹織物など、ここで手に入らぬ物はない。
そこは教会から、十分ほどの距離にある。
伝令が到着してからそれほどの間を置かず、二人は現場に到着した。
路地裏に人だかりができており、”魔女”という単語が耳に入る。
群衆の視線の先には、深夜営業の酒場があった。
窓は割れ、ドアは蝶番一つで、かろうじて引っかかっているような状態だ。
店内の様子は、一度に十人の酔客が暴れ回ったような、惨憺たるものだ。
鉄製の椅子が飴細工のように曲がり、尋常ではない力が作用したことが見てとれる。
店の前には規制線が引かれ、その内側をいかめしい顔をした市警察の刑事が現場検証をしていた。
リベリオは規制線をくぐると、店内へと足を向ける。
その背中に続こうとして……アルヴィンは、ふと立ち止まった。
腕を組み、現場のボスのように振る舞う二人のシスターの姿が目に入ったのだ。
胸元には、青銅の蛇が巻き付いた銀の十字架が光っている。
その片方と、偶然目が合い──
「アルヴィン!」
シスターが声を上げた。
つられて、もう一人も振り返る。
二人の顔立ちは── 瓜二つだ。
金髪碧眼で、整った目鼻立ちは女神が造形したよう。小柄で、美人というよりは、可憐な美少女という印象の方が強い。
審問官アリシアと、審問官エルシア。
彼女らは双子の、しかも── 教会に数名しかいない、女性の審問官だった。
アルヴィンに気づくと、姉の── 双生児であるから、便宜上そう呼ぶが── アリシアが小走りに近づき、右手を差し出した。
「久しぶりね、アルヴィン! 火の魔女を駆逐して、あのベラナ師から、師事を許されたそうね?」
彼女らは、学院で二学年上の先輩だった。
卒業式で見送って以来、二年ぶりの再会である。
まさか事件現場で再会することになるとは……アルヴィンは心中で、暗澹たる気持ちになった。
複雑な心境で、差し出された手を見下ろす。
リベリオの後を早く追いたいが……握手しないことには、決して先に進めないような予感がする。
意を決すると、彼は右手を差し出た。
白い手を握り── アリシアの眼が、鋭く光った。
途端、天地が逆転した。
「あ」、とも「う」、ともつかない声だけを地上に残して、身体が空中に浮かんだ。
半瞬遅れて、石畳に体を叩きつけられる。痛みに、息が詰まった。
握手をした途端、アリシアはその華奢な身体で、アルヴィンを投げ飛ばしたのだ。
咄嗟に、受け身を取ることはできた。
こうなることを半ば予想……いや、確信していたからである。
痛む背中をさすりながら、アルヴィンは立ち上がる。
「……アリシア先輩、もう少し平和的な挨拶をしてもらえませんか?」
「あら、刃物も銃も使わない平和的な挨拶だったでしょ? それとも、もっと刺激的な方が好みだったら、協力してあげなくもないわよ」
朗らかな殺意の表明に、アルヴィンは嘆息せずにはいられない。
彼女は負けず嫌いで、口より先に手が出るタイプである。
つまり着任早々、手柄を立てた後輩への手荒な挨拶、ということだろう。
「可愛い後輩を、いきなり地面に叩きつけるものではないのですよ」
後ろからたしなめる妹のエルシアは、逆に温厚な人柄だ。
「きっと、口には出せないような汚い手を使って、取り入っただけでしょう」
毒を吐く時も、たまにある。
可憐な顔立ちの、審問官アリシアとエルシア。
二人の背後には見えない悪魔の尻尾がゆらゆらと揺れていることを、学院時代の経験からアルヴィンは知っていた。
外見に惑わされると、手痛い授業料を払わされることになるのだ。
「そこで何をしている?」
と、背後から、冷淡な声が発せられた。
現場の検分を終えたのだろう、リベリオが店内から出てきたのだ。
「── あなたは?」
白の祭服に、顔の上半分を覆う仮面。
リベリオの姿を見て、双子は表情を硬くした。
双眸には……嫌悪感に似た光が揺れている。
「俺は審問官リベリオだ」
その声は、高慢な響きに満ち溢れていた。
小柄な双子を見下ろし、男は要求する。
「お前達が担当の審問官か? 状況を説明しろ」
「……見ての通り、魔女の仕業よ。あたしたちが駆けつけた時には、店主と客の八人が犠牲になっていた。精気を抜かれたように、ミイラ化してね」
「そしてこの二週間、同様の事件が頻発しているのです。徐々に、被害者を増やしながら」
二人は忌々しそうに眉をしかめる。
「ミイラ、か。状況からして、不死の魔女による凶行だと断定していいだろう。それで、肝心の魔女はどうした?」
「……逃げられたわ。言質を取るのに、手間取ったのよ」
悔しげにアリシアは唇を嚙んだ。
審問官の行動は、教会法によって定められた、厳格な規則によって縛られている。
それは、何かと規格外な双子とて例外ではない。
魔女であると自らの意思で告白させること、そして魔法の行使を現認すること。
その二つの条件を満たさなければ、魔女を駆逐することは許されない。
それが── 言質と現認の原則、だった。
「あいつは一体何者なの? 本当に、不死……だって言うの? だったら、駆逐のしようがないじゃない!」
アリシアは不機嫌に問う。
だがリベリオは、薄く嘲笑を浮かべただけで、答えない。
説明する価値などない、とすら言いたげな顔だ。
現場を取り巻く空気が、剣呑な気配を帯びた。
アリシアが苛立ったように声を上げた。
「何か言ったらどうなの!?」
「では、教えてやろう。つまらん原則に拘るから獲物を逃がす。お前達は優先すべきことの区別もつかぬ、愚か者ということだ」
もちろん、優先すべきは原則である。
あたかも教会法を軽んじるかのような口ぶり── リベリオは、兄の忠実なコピーであるらしい。
「なんですって!!」
「アリシア! 審問官同士の私闘は、禁じられているのです!」
激高し、リベリオに掴みかからんばかりの姉を、エルシアは腰にしがみついて必死に制止する。
それを他人事のように傍観しながら、リベリオはアルヴィンに尋ねた。
「この二週間、事件が頻発している。この意味が分かるか?」
「短期間に凶行を重ねれば、当然警戒を呼びます。それでも続けるのなら、よほど教会を侮っているのか……頻発せざるを得ない理由があるか、どちらかでしょうか?」
その返答に、リベリオは満足げに頷いた。
「そうだ。奴は空腹に耐えることができんのさ」
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