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#44 ハイリー 葬列は途切れなく

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 ――親愛なるアンデル

 先日は、次兄の葬儀への参列ありがとう。ろくに挨拶もできなくてすまない。クラウシフやイェシュカにも、弔辞をありがとうと伝えてほしい。イェシュカの調子が良くないというのが心配だ。君も身体にはくれぐれも気をつけてほしい。忙しい中書いてくれた手紙に、すぐに返信できないことを申し訳なく思っている。次兄の持っていた部隊を譲り受けることになって、まだうまく回っていないんだ。

 落ち着いたら改めて手紙を書くよ。

 ハイリー・ユーバシャール――



 ノックで顔をあげ、手にしていたペンを置く。

「隊長、お手紙ですよ」

 部下が差し出した手紙を受け取り、礼を言う。アンデルからか。
 頬が緩みそうになって、私は気を引き締めた。へらへらしていたらまたサイネルに怒られてしまう。千の兵を統括する者としてふさわしい態度を、と。だからゆっくりうなずいて、その部下を下がらせた。

 時間を確認すると早朝だった。報告書を作成しているうちに徹夜してしまったらしい。どうりで外が明るい。
 燃料の無駄になってしまうのでランプの明かりを消し、私は伸びをした。

 次兄が戦没して五ヶ月が経つ。彼の部隊を引き継ぐ形で私は昇進し、仕事は複雑になった。嬉しい人事ではない。兄が死んだのだから。

 複数の小さな部隊を統括する立場になったから、預かる命は増え、最前線で剣を持つことは減った。完全に無くなったわけではないが、以前のように自分が突っ込んで敵の中枢を叩けばいいという状況にはほとんどならない。相手する魔族の力や数が段違いに大きくなったから、一人で突っ込んだらとりあえず死ぬだろう。
 
 ため息が自然と口からこぼれた。
 亡くなった次兄は兄弟で一番寡黙な人物だった。黙々とこの煩雑な仕事をこなしていたのだ。彼に仕事のこつを聞いておくべきだった。
 ……もっとたくさん話しておくべきだった。

 目頭が熱くなって、深呼吸して波をやり過ごす。 

 兄弟を亡くしたのは初めてで、五ヶ月経ってもときおりぶり返したように苦痛がやってくる。報せを受け取ったときの生々しさもそのままに。彼の死は予期せぬことで、とくに母は「いつかこんな日がくると思ったけれど」と憔悴しきっていた。

 私たちユーバシャールの軍人たちは、次兄の弔いのために葬儀から帰ってすぐ、忌中あえて最前線に出た。歴代のユーバシャールがそうしてきた。だがそれは耐え難い苦しみを伴うものだった。他の兄たちはなにも言わずにそうしていたが、私より長く次兄と共にいたのだ、きっとその胸中は私よりもずっと激しい感情が渦巻いているはずだ。皮肉なことに、次兄の死去の寂しさや悔しさから目を逸して、戦いに集中すると、いつもより戦果をあげられた。

 あれから机仕事が増え、部屋に閉じこもる時間も長くなったので、空いた時間を使ってアンデルへの返信を細かくするようになったことはいいことかもしれない。
 直接話すことはできなくても、大切な相手と手紙でやりとりするのはいいことだ。話せるうちに話しておくのは、必要なことだと頓に思う。

 とくに彼は今、自分の進路を決める時期に差し掛かっているのに、調子を崩したイェシュカの面倒を看たりその子どもの相手をしたりと、なかなか大変な立場にあるのだ。クラウシフはその活躍が前線基地にまで届くほどだから忙しいのは間違いない。それでアンデルにしわ寄せがいっている可能性はある。

 一度、クラウシフのことが理解できないという内容の、アンデルのものとは思えない乱れた筆致で暗い内容の手紙を受け取って、心配になって休みをとって様子を見にいったのだが、想像していたより彼は疲れて弱っていて……置いて前線に帰ってくるのが辛かった。イェシュカやその子たちのことも心配で、その半分くらいはクラウシフのことも心配だった。あの男は放っておいても自分のことは自分でなんとかするだろうが、家族はそれについていけるのかわからない。

 私の手紙でアンデルの心労が少しでも軽くなればいいのだが。

 ダンスで私の気持ちを軽くしてくれた彼に同じことをしてあげたい。
 手紙に救われてきたことへの感謝を伝えたい。
 この五ヶ月、遠くにいるアンデルにどれだけ救われてきたことか。
 
 目頭の熱が冷め、寝不足で痛む頭をゆっくり振って、受け取ったばかりの封筒を掴んだ。返信をだす前に次をもらってしまって悪いな、と思ったが、差出人は、意外にもアンデルではなかった。

「クラウシフ?」

 大きくて堂々とした、いかにもクラウシフのものだという字がそこにあった。ろくに手紙などやりとりしてない相手だ。なにかあったんだろうか。まさかまた子供が生まれるのか。めでたい話だがイェシュカの体は大丈夫なのか?

 封を切ってみれば、イェシュカの訃報だった。



 誰しも苦手なものがあるだろうが、私の場合、お菓子作りだとか刺繍だとか、女の子がたしなむもの全般がそれに当てはまった。幼い頃に針ではなくて剣を採ったせいで、親しむ時間が短かったからに違いない。

 学舎では必修の科目があり、得手不得手で受講を選択したりできない。貴婦人の嗜みでもあり、家計の厳しい家庭では内職にも使えるということで、高等部の女子の必修になっている刺繍は、私のもっとも苦手とする講義だった。そもそも図案を描く段階で酷いことになる。絵心は母のはらに忘れてきたのだ。

 ちくちく無言で運針しているうちに、この世界の成り立ちとは……と遠い目をしたくなる。哲学者ぶりたくなる。そのくらいに苦手だった。
 出来上がった品物を提出するのも苦行だった。あきらかに拙いそれを人前に出したくなかったのだ。一度、クラウシフにからかわれてからはもう、なんとしても人に見せないように全力をつくすくらいには嫌いだった。

 期末近く、ひとりで隠れて課題に取り組んでは、その出来に具合が悪くなる日が続いた。母には「剣を辞めなさい。手が荒れているから糸が攣れるのよ」と言われてしまうので相談できない。なぜ苦手で嫌いなものをとって好きな剣を捨てなければいけないか、納得できなかったから。

 とはいえ、課題の提出期限は刻一刻と容赦なく迫ってくるものである。
 人がいなくなった作業室で、裏面で絡まってしまった刺繍糸をいらいらしながらほぐして、何度もため息をついたのも今となっては懐かしい思い出だ。

 高等部に進学してから、性差で講義が分かれることも増え、それまでずっと一緒にいたクラウシフとは別に過ごすことも多くなった。よく考えると私は広く浅い友人関係はあったものの、困ったときに頼る相手がいなかった。いや、いるにはいるが、それはみな男で、刺繍針と普通の針の区別すらつかない連中だ。私もよくわからないが。

 私はたぶん、女子に嫌われているわけではないだろう。ただ、女子たちに女子と思われていないようではあった。でなければ恋文をもらうことはないはず。そんな妙な立ち位置についてしまったからか、気軽に刺繍や絵や料理の相談ができる相手がいなかった。

 あの日、何度目かのため息をつきながら、布の裏でくしゃくしゃになってしまった糸を解く作業をしていたら、ふっと手元が陰った。
 
「針を引き抜くとき、刺繍枠を抑えている方の手の指で裏の糸を押さえるのよ。糸もよじれないし、絡まなくなるわ。面倒でもひと針ひと針、糸のよじれを直すの」

 鳶色の髪をおさげにした、話したことのない女の子が立っていた。名前は知っている。イェシュカ・ケートリー。絵本に出てくるお姫様のように可憐な少女だ。
 彼女の助言にしたがって作業を続けると、なるほど、糸が絡むことも減ったし、見栄えが断然よくなった。糸の毛並みが揃うと、光の当たり方が一定になって美しいのだ。それまでに刺した部分をやり直したくなる。

「ありがとう。ケートリーさん」
「いやだ、級友クラスメイトなのにそんな他人行儀な。イェシュカって呼んで。わたしはあなたをハイリーって呼ぶから」
「じゃあ、イェシュカ。もう講義は終わったのに、どうしてここに」
「ずっと気になっていたの、あなたのこと。剣術クラブで一番強いし、あの三英雄の末裔でしょう? ほかの女の子も言うけれど、あなたとっても格好いいわ。でも、刺繍は苦手そう。全然コツというものをご存じないでしょう。
 ほかの子達が牽制しあっていて、声をかけるのためらっていたけれど、……我慢できなくなっちゃったの。明日、学舎の裏に呼び出されてしまったら助けてね」

 ふふ、と彼女は相好を崩し、私の手を掴んだ。さっき刺してしまった傷はもうない。

「きれいな手。ユーバシャールの方って本当にすぐ傷が治ってしまうのね。すごい」
「もしかして、見ていた?」

 バツが悪くなって私は手をするりと引き戻した。

「ええ。
 講義中、何度も何度も痛い思いをしていたでしょう。肩がびくってなるのをこっそり見ていたわ。他の子だったらきっと傷だらけよ。
 だから、やっぱり教えてあげなくちゃって、あなたがここに入っていくのを見てつけていたの。ドアの前で悩んでいたのよ、しばらく。
 勇気をだしてみてよかったわ。そもそも糸が長すぎるのよ。これじゃ絡まるわ。糸を接ぐのは面倒かもしれないけれど、絡まったのを解く方が手間だわ。はい、はさみ」

 急にちゃきちゃきと私の裁縫箱から必要な道具をとりだした彼女は、隣の椅子に腰を下ろし、その日遅くまで作業につきあってくれた。

 それが、イェシュカと私の友情の始まり。

 私は彼女にたくさんのことを教わって、助けられた。料理や刺繍や美容に関するあれこれを、他の女の子のように相談する相手もなく、するのも気恥ずかしく思っていた私に、彼女はそれとなくコツを教えてくれて、何度も練習に付き合ってくれたのだ。

 優しくておおらかで可愛いイェシュカ。私の中にある理想の少女像は、きっと彼女が原型になっている。

 そんな彼女も悩みがあって――母上との確執があったのだ――泣いて辛そうにしているときは、うちに泊めてあげたり、気分転換に遠乗りに連れ出したりしていた。
 彼女に助けを求められたら、いつだっていのいちばんに駆けつけるのだと決めていたのだ。どんなに遠くにいたとしても。

 そう、私は彼女のナイトのつもりだったのだ。あの日、クラウシフに羽根を拒絶されるまで。
 


 葬儀が終わり、参列者たちはばらばらと会場を去っていった。シェンケルが用意した振る舞いの席に残る者は少ない。空に立ち込めた暗雲が、さらなる雨を予想させたからか。雨の日の空気に体を冷やされてしまったからか。

 涙のように窓を伝う雨を眺めていた私に、声をかけた者がいた。

「ハイリー。わざわざ来てくれたのか、悪いな」
「クラウシフ……」

 妻の葬儀の喪主を務め終えたばかりの友人は、疲労の色を頬に宿して軽く頭を下げた。少し痩せたようだ。アンデルもかなり背が伸びたが、それでもクラウシフのほうが背丈も身体の厚みもある。黒い喪服を堂々と着こなして、――こういう言い方はどうかとも思うが、よく似合っている――彼はゆっくりまばたきをした。

「よく前線から間に合ったな。急報で手配したとはいえ、届いてからここに来るまでは距離があるだろう」
「距離なんて。これに間に合わなかったら死んでも死にきれない」

 間に合ったところで、一生悔いが残るのは確実だ。また遊びに来て、というささやかな願いすら叶えてやれなかったのだ。病に冒されたイェシュカはどれだけ苦しく不安だっただろう。私はなんの力にもなれなかった。

「おい。お前まで湿っぽくなってどうする。今日はさっさと帰って休め。もしお前がぶっ倒れでもしたら、イェシュカが墓の中で泣く」
「あいにく、私は体調不良とは縁がなくてな。君こそ無理は禁物だ。式が終わったら体を休めたほうがよさそうだぞ。疲れが顔に出ている」

 クラウシフは雨でくしゃりとした髪を掻き上げ、深い息をついた。

「は……。さすがにこれは堪えるぜ。どうしてこうもうまくいかないんだ」

 苛立ちと疲れが滲んだつぶやき。
 クラウシフはぱっと頬を引き締めた。一瞬のことだ。強引だが完璧な変化。さっきのが見間違いかと思うほど。

「ねえクラウシフ……」

 この男がどれだけ表面上平静を装っていても、内心はやはり疲れ切って傷ついているのではないだろうか。さきほど雨の中立ちすくんでしまったアンデルのように、涙を流さずに泣いているのではないだろうか。
 イェシュカを喪って、傷つかないわけがない。

 慰めの言葉をかける前に、肩を叩かれた。もう大丈夫だからそれ以上言うな。クラウシフはゆっくりまばたきして、小さくうなずいた。
 孤独。それは本心を隠しているだろうクラウシフに感じたものなのか、彼にもう本心を打ち明けてもらえない自分に感じたものなのかわからない。ただただ寂しくて、――イェシュカがもういないのだと思いだしてさらに打ちのめされて――私は口をつぐんだ。下手なことを言ったら、疼くように痛んでいる目の奥から熱が零れ落ちそうで。

 うつむいた私の二の腕を、クラウシフが叩いた。剣を握る機会は減っているはずなのに、大きなままの手だ。泣くなと励ますその手に助けられ、人前で涙をこぼすことはなく済んだ。
 たしかにここで泣き出したら、クラウシフも始末に困るだろう。だから私は次兄の葬儀の時を思い出し、顎を引いて唇を噛み締めた。
 
 ◆

「おかえりなさい、ハイリー」

 葬儀から帰宅した私を出迎えてくれた母は、シワが目立つようになった顔を悲しげに歪め、抱擁してくれた。この歳になって恥ずかしいなと思いながらも、その優しいにおいと体温に安心してしまう。
 帰りの車中で大泣きしたというのに、また涙がこみ上げてきて、慌てて身を離した。

「お湯を用意してあるからさっぱりしてきなさい。それから温かいスープを飲んで、ゆっくり体と心を休めるのよ」
「はい」
「陛下から、挨拶にくるようにお招き頂いているけれど、気が乗らないなら断りなさいな」

 頬を撫でてくれる母の手はすこしひんやりしている。アンデルの手の温度と近い。

 私を慰めるために、ぎゅっと抱擁の力を強めてから、車を降りていったアンデル。それで私は少しだけ持ち直した。きっとイェシュカも、辛くて苦しい闘病生活のなか、アンデルに助けられていただろう。孤独じゃなかったはず。そう思えたから。
 アンデルは、体だけじゃなくて中身もとっくに大人になってしまったらしい。そういえば、クラウシフもいつの間にか泣かなくなった。私ばっかり、感情に振り回されているようで、なんだか恥ずかしい。

「母上、……その、男の子を四人育てた経験から教えてほしいのですが、彼ら、急に大人になりませんか。目を離したすきに」
「そうねえ、相変わらず子どもだわと思うこともあるけれど、突然、しっかりしだして母親のところを飛び出していってしまうのよね。あの子なんて、しゃべらない子だったからとくに顕著だったわ。ある日、『結婚したい相手がいる』なんていって、家に連れてきたりして。その時までにはしっかり自分の進路を決めていたみたいだし、お父様に話を通していたりして……そんなに急に決断力を発揮しなくてよかったのに」

 くすくす笑いながら母は振り返る。彼女が話しているのはきっと、亡くなった次兄のことだ。

「どうしたの、なにかあった?」
「アンデルがもうすっかり大人になってしまっていて」
「あの子はねえ……、クラウシフもそうだけれど、早くにご両親を亡くして今度はお義姉さんまででしょう。子どもでいられなかったのかもしれないわね」
「そうですか……」
「あるいは、背伸びして大人になりたかったのかも」

 意味深なことを言って私の目を覗き込んだ母は、すいっと手を伸ばし私の肩に触れなにかを指先でつまんだ。緩い癖のある黒髪。

 言い訳をしたら墓穴を掘りそうだったので、私は「ありがとうございます」としらばっくれることにした。



 葬儀のほか、私はとくにやることもなかった。母の言葉にしたがって、少しの間、心と身体を休めたい気分だったのだ。
 葬儀の翌日、ヨルク・メイズに挨拶にいった。以前のようには最前線に出られないと話したら、すっかり落胆させてしまったようだ。期待を裏切ったようで申し訳なく思ったが、こればかりは私の一存では決められないから、諦めてもらうほかない。期待されているということは嬉しいと感じる半面、イェシュカのこともあって、ちょっとそれが重たくもあった。

 葬儀の四日後には、前線に戻る前にアンデルに会っていこうと考え、シェンケルに使いを送った。伺ってもよろしいか、と。
 葬儀の帰り、車の中で泣きじゃくってアンデルを困らせた失態の言い訳をしたかったのが訪問理由の半分、残り半分は彼の腕の怪我や心労が心配だったからだ。

 返事は、アンデルではなくクラウシフからきた。
 アンデルはあの葬儀の夜に高熱を出して倒れ、返事ができる状態ではないらしい。

 怪我が理由の発熱かあの雨で風邪を引いたかわからないが、見舞いに行っては休めまい。忌中の訪問は昔から好まれないのもある。では遠慮しようと思ったのに、クラウシフから「アンデルのことで相談があるから、できれば来てくれ」と追伸があった。だから、滋養のある薬酒を差し入れに、久方ぶりにシェンケル家に向かった。

 それに、本心では見舞いに行きたかったのだ。
 イェシュカのときと同じ後悔はしたくない。身近な人が弱っていたらできる限りのことをしたい。
 だが、病人には静かな休養が肝要ということもよく知っていたから、それらを天秤にかけて迷った。

 相談事とはなんだろう。アンデルに関して?

 数年、当たり障りのない関係を続けていたかつての親友から、私になんの相談があるというのか。
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