祓魔師の死に戻り

舵一迅

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3話「不死鳥」

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勇矢は零のために朝食を作っていた。作っていたと言っても目玉焼きにベーコンを焼いた物なのだが、それでも零は嬉しそうに食べてくれるので張り切って作っていた。
「お兄ちゃん。おはよう」
「おはよう零。今、朝食を作っているから待ってくれ5分くらいで出来上がると思うから…」
「わかったお兄ちゃん。テレビ見てもいい?」
「いいよ。何を見るんだい?」
「あ●ぱんまんとプ●キュア」
「そうかい。離れて見るんだよ?」
「わかったよ。頑張ってね!」
零は足早にテレビのところに行ってしまった。5分後朝食が出来上がると零が駆け寄ってきて朝食を食べる。
「美味しいよ!」
「美味しかったならよかったよ」
「お兄ちゃん。なんか頭が痛い」
「大丈夫か?頭を貸して見て?熱くはないけど、一応病院行くか?」
「大丈夫だよ」
零が一言言った瞬間部屋が前の暗い部屋に変わった。この暗い部屋は少し寒く雪が降っていた。勇矢の目の前には、雪だるまのような化け物がいて15匹くらいいた。そんな時勇矢の視界でセーブしますか?と書かれた文章出てきたもちろん勇矢は、はいを押す。そして雪だるま達は勇矢に襲いかかりに来るが勇矢は冷静だった。そして一言言った。
「神雷ロリースト」
人型の雷が現れ15匹の雪だるまに攻撃した。だが雪だるまに効果はなく、奴はそのまま突進してくるそして勇矢は意識を失った。勇矢はまた金髪の女の人がいる場所で意識を取り戻した。
「あら。意識を取り戻したのね。では、連絡をしようかしら。貴方はもう一つの悪魔を手に入れたわ。召喚して見るといいわ」
「悪魔?」
「そう悪魔。貴方が戦っているのは悪魔で貴方が召喚しているのも悪魔。そして、貴方は悪魔討伐をする人通称「エクソシスト」これが今ある現実よ」
「エクソシスト…あの子はなんなんだ?」
「まだ貴方が知るには早すぎるわ。時が来たら教えましょう」
勇矢が目覚めたのは神雷を召喚する前だった。そして、勇矢は発言した。
「不死鳥ロリースト」
勇矢の頭上で火が出現し、火が鳥になった。火の鳥は雪を溶かし雪だるまを火で包み込んで倒してしまった。そして勇矢はまた思った。
「今回も零を助けることができた」
勇矢と零は家に戻ると勇矢は零を抱きしめてこう言った。
「零が無事でよかった」
勇矢は零を抱きしめたまま泣いていた。
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