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第8章
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【菜園づくり開始——そして、新たな街へ】
朝のマイホーム。ナギたちは庭に集まり、簡単な朝食を取りながら話し合っていた。
「まずは、土からだよね」ルシアが井戸の隣の何もない地面を見つめる。
「耕すスコップも必要だし、肥料や種も……」とアウル。
ナギは腕を組みながらうなずいた。「全部揃えないと菜園なんて無理だな」
一行は、海の街で道具や資材を探し回った。
だが——
「全然ないね……」アウルが落ち込んだ声でつぶやく。
「潮風が強い土地だから、畑とか向いてないのかも。売ってるのも釣具や貝の加工ばかり」
ルシアが店先の並ぶ商品を見ながら言う。
「つまり、菜園資材は別の街で手に入れるしかないってことか」
ジークが地図を見ながら続ける。
ナギは少し悩んだが、決意の顔を見せた。
「……次の街に行こう。マイホームを完成させるためにも」
「おっ、新天地か!旅っぽくなってきたじゃん!」
アウルは嬉しそうにぴょんと跳ねた。
「準備はしっかりね。遠出になるし、荷物も整えておかないと」
ルシアは既にパッキングを始めていた。
「旅の資金も……やっぱり途中で料理も売ってくか?」ナギがみんなを見渡すと、
「もちろん!ナギの料理があれば無敵だよ!」アウルが元気に言い、
ラテが「ワン!」と一声鳴いて応えた。
こうして、菜園のための素材を求めて——
ナギたちは次なる街への小さな冒険の旅を始めるのだった。
朝のマイホーム。ナギたちは庭に集まり、簡単な朝食を取りながら話し合っていた。
「まずは、土からだよね」ルシアが井戸の隣の何もない地面を見つめる。
「耕すスコップも必要だし、肥料や種も……」とアウル。
ナギは腕を組みながらうなずいた。「全部揃えないと菜園なんて無理だな」
一行は、海の街で道具や資材を探し回った。
だが——
「全然ないね……」アウルが落ち込んだ声でつぶやく。
「潮風が強い土地だから、畑とか向いてないのかも。売ってるのも釣具や貝の加工ばかり」
ルシアが店先の並ぶ商品を見ながら言う。
「つまり、菜園資材は別の街で手に入れるしかないってことか」
ジークが地図を見ながら続ける。
ナギは少し悩んだが、決意の顔を見せた。
「……次の街に行こう。マイホームを完成させるためにも」
「おっ、新天地か!旅っぽくなってきたじゃん!」
アウルは嬉しそうにぴょんと跳ねた。
「準備はしっかりね。遠出になるし、荷物も整えておかないと」
ルシアは既にパッキングを始めていた。
「旅の資金も……やっぱり途中で料理も売ってくか?」ナギがみんなを見渡すと、
「もちろん!ナギの料理があれば無敵だよ!」アウルが元気に言い、
ラテが「ワン!」と一声鳴いて応えた。
こうして、菜園のための素材を求めて——
ナギたちは次なる街への小さな冒険の旅を始めるのだった。
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