蓬莱皇国物語 最終章〜REMEMBER ME

翡翠

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蚊帳の外

 武の発熱はこれまで見たことがない様な、不安定で不規則な発生を繰り返した。周たち医師はこれもある種の『発作』であると考えている。なぜならば発熱の原因にやはり、ストレスが関連していることが見えて来たからだった。

 現在、発熱時の看病は雅久が行っていた。夕麿が社の仕事を少しずつ影暁に移譲しているからだ。本格的に夕麿自身も武も、完全に手をひくのはまだまだ先のことになる。

 生母である小夜子の嫁ぎ先である御園生家が、武の乳部にゅうべになったのは当時の立場や世間的なもの、何よりも御園生家の財力が隠れ蓑になりやすかったからだ。また、自分の本当の身分を知らなかった武が、それまで共に生活して来た実母といきなり引き離されるのも問題であると考えられたのだろう。

 六条家がもっとまともな状態であったならば、乳部ではなく後ろ盾として入っていたであろう。だがそれができなかったからこそ、勲功貴族でしかない御園生家に身を置くしかなかったのだ。

 結局、今はそれが仇となっている部分が増えた。小夜子の細やかな愛情は、身を寄せた者すべてが感謝をしてはいる。だが夫であり当主である有人の意向に、少しずつではあるが染まって来てしまっている。

 戦前、勲功を得て貴族となった者を、古くからその身分にいる貴族たちは『新貴族』と呼んで、激しく忌み嫌い自分たちとはわけて考えた。

 双方の感覚や価値観に大きな違いがある上に、旧来の貴族には皇帝に長きに渡り仕えてきた誇りがあったからである。

 御園生家の総資産はおそらくは、裕福といわれる貴族の家の総資産よりも桁が違うであろうことは、その企業に席を置き経営に参加している者ならば想像はできる。有人の強味もそこにあるのも理解している。

 それ故に『身分』という区分が理解できていないのではないか……という懸念を夕麿たちは感じて来た。武本人は皇家の一人としての感覚は、この歳月でかなり身については来た。庶民的な感覚と併せてあるのは、むしろ彼の魅力でもある。同時に有人との感覚の違いにはずっと鈍感でもあった。

 もしかしたら今も明確な『違い』は理解してはいないのかもしれない。けれども強い『違和感』はかなり以前からあるらしく、それがこの御在所の建設を決意させたのだろう。

 希と武の身分が大きく違う事実を夫妻が未だに、息子に説明していないのも武の希望だけではないように皆が感じている。

 そう、『話したくない』のではないかと。

 希も両親の雰囲気を何となく察知していてずっと、異父兄である武に対して含むところがあるのかもしれない。彼の夕麿への態度、時として武を軽んじる言動に現れている。



「周さん」

「何でしょう?」

 何度目かの発熱で伏している武は、熱が幾分か下がっている時には話し相手を欲しがっている様に思う。夕麿が多忙で不在がちなのもあるだろう。

「ちょっと意見を聞きたいんだけどさ、率直な」

「僕にお答えできるものでしたら」

「うん、周さんの見解が欲しいから」

「わかりました」

「御園生 有人は先帝おじいさまとの約束をなかったことにしたがってる気がする」

「それは武さまを御園生の次期当主と企業のトップにする話ですか?」

「それ。俺は今みたいに寝込むことが多いから、企業のトップは夕麿に……と思ってたんだ。でも何か俺や夕麿が邪魔に思ってるかんじがするんだよね。母さんも以前みたいにあの人を諌めたりしないしさ」

 実は雅久から似たようなことが久方に報告されており、先日、雫たちといつものように集まった時に話題になった。

「僕個人としては御園生から完全に離れられた方が、得策であるのではないかと思います。武さまは既に護院家の後ろ盾を得ておられますし、御生母小夜子さまのことをお気にされておられるでしょうが……貴族や皇家では実母から離されるのは普通のことだったりします」

「普通のこと?」

「先帝陛下は情の厚い御方であらしゃいましたから、後宮のそれぞれの御生母の元で皇子皇女を育成なさる許しをお与えになられました」

「普通は違うの?」

「皇子皇女は御生母が違っても、皆、皇后陛下の御子とされることになっております」

「そう……なの?」

 初めて聞く話だった。

「また皇子皇女双方とも、乳部となる貴族にお預けになられるのが、戦前は慣習となっておりました」

「あ~それは夕麿に聞いてる」

「ですが本来は六摂家もしくは、清華の上位が選ばれます。正直申し上げて御園生は対象としてはあまりにも役不足です。六条家が引き受けられたら、または護院家との関係がもっと早くわかっていたらと僕は残念でなりません」

 当時の六条家はめちゃくちゃだった。清方はまだ彼らとは顔を合わせておらず、護院家は彼を知らなかった。

 思い返せば武自身が関わるまで、ねじれて曲がり絡んで解けない状況だった。武がいなかったらもっと酷いことになっていたかもしれない。

「御園生になったのは多分、俺と母さんを見付けて報告したのがあの人だったからだろうな」

 二人とも逃げ回るのに疲れ果てていたように思う。武が成長すればするほど身動きが取れなくなっていた。

「小夜子さまは九條の干渉を恐れられていらしたのでしょう。皇后腹の皇子の遺児がおられた事実を知られれば、闇に葬られる可能性も考えられます」

 今更ながら綱渡りだったのだと武は思う。だからこそ母を大切にして幸せにしてくれる人として、有人を信じることにしたのだ。

「ま、今更こんなことゴチャゴチャ言っても仕方ないとは思ってる。

 俺を後継者にしたくないならそう言えばいい。でもさ、夕麿に対してはもう少し何かあっても良くない?」

 夕麿は過ぎるほどに優秀だ。御園生は彼が経営に参加した辺りから、この世界的な不況の中にあっても右肩上がりの成績を示している。それが彼の努力の賜物であるのは、社の内外に知れ渡っている。

「最近じゃどうも使い勝手の良い人間扱いしてる」

 夕麿が行かなくても良い場所へ無理に日帰り出張させている。それでなくても心身共に疲労と心労はかなりつのっているはずだ。有人もそれがわからないはずはない。

「葉月を社員に採用したこともあるしやり掛けのこともある、すぐには退陣して退職するのは無責任だろう」

「影暁を当分は残す運びになっていると伺いましたが?」

「ああ、有能な人だから普通にお願いしようとは思ってる」

 退くのは簡単だ。その気になれば全員で引きあげることも可能ではある。だがそれでは社員に対してあまりにも無責任なのだ。武たちを頼って入社したり、傘下に入った企業もある。

「なんかこう……ゴチャゴチャしてて、収拾がつけにくくなってる気がするんだ」

「そうですね……いろいろと複雑で面倒な状況に見えます」

 周にすれば知っている現状をそのまま武に話すわけにはいかない。

「わかりました。夕麿は休息が必要であるという診断書を出しましょう。ドクターストップです」

 できれば響の出入りも拒絶したいが……それは後で何とかならないか皆で考えてみよう、と周は計算する。

 これまでならば清方とも相談していた。だが今の彼には相談を持ちかけ難い。響が何か企んでいるのか、それとも今さらながら身分違いを考える様になったのか。どちらとも考えられるが雫ならば『両方』と答えそうだった。

 武の寝室を辞してリビングに出ると義勝がと雅久が待ち構えていた。

「夕麿のことならドクターストップをかけることになった」

 二人が武と同じ様に考えているのは、周の顔を見た時の表情でわかる。

「義勝、診断書を書くから有人氏にすぐに届けて、夕麿を連れて戻ってくれ。

 雅久、夕麿は当分の間、武さまと同じく面会制限と行動範囲をプライベート空間に限定する。面会はほぼ断ってくれ」

「承知いたしました」

 面会制限は響とその取り巻きを近付けないようにする措置である。ピアノ室はプライベート空間内にあるから、そこへは移動できることになる。


 半時間ほどして義勝が夕麿を連れて帰って来た。当然ながら警護の貴之も同道している。

 下の来客も含めて入れる部屋には、いつものように呼んでもいないのに響たちが来てたむろしていた。

「周さんは……上か」

 ここにこの時間にいるはずのないのはわかってはいるが、清方に葉月が帰宅したことも報告する必要があったので顔を出した。

「夕麿さま?本日は随分とお早いですね」

 目敏く響がこちらへ来るが、帰ったのを察した周が姿を現した。

「夕麿、お前は上だ。何のために診断書を書いたと思ってる」

「あ……はい」

 本人にも自覚はあったのだろう。義勝に素直について帰宅した夕麿は、主治医である周の言葉にも普通に返事をする。

「雅久、夕麿を」

 背後に控えていた雅久に夕麿を連れて行かせると、代わりに雫が入って来た。それをチラリと見てから彼は周に向かって言った。

「あなた一人の判断ですか、周」

「いえ、義勝も同じ判断をしました」

「武さまのご心配もあった」

 すぐに雫が助け舟を出す。

「だとしても私に一言くらいあってもいいのでは?」

「さっきまでいなかっただろうが」

 最近は清方が武の様子を見に行くことも稀れであるし、夕麿の疲労の様子も見ているはずなのに気が付いてはいない。それだけでも十分に侍医としての役目は果たしていないと言える。

「清方、夕麿さまのご帰宅にあわせて、葉月も帰宅させた。確か今日は三日月君が長与さんといるはずだが、戻ってやってくれ」

「葉月が?……わかりました」

 勝手に帰宅させたことを不満に思っているらしいのは見て取れる。

 だがそれ以上に意外だったのは、響の反応だった。どうやら彼は清方には『葉月』という『義理の息子』がいるのを知らない様子だ。いや、そもそも雫との仲に気付いてもいないのではないか……?清方もそこまでの話はしていない?

 何だか雫は楽しくなった。

 ふと振り返ると周も同じことに気づいた様子で、ニヤリと笑った。

「では雫さん、さきほとお話したように、しばらくの間は上のプライベート空間への立ち入りは制限します」

 制限も何も武本人が許可しない人間は、誰一人として立ち入ることはできない。前に響が夕麿にくっついて来た時には、土足厳禁のスペースには踏み入れられずに上がり框に止まったままだった。

 これは元々の蓬莱皇国の貴族ルールで、しかも皇家の者が住んだり行き来する場所は、さらに厳しい習慣がある。

 さすがにそれを全部周到するのは『面倒』だと言ってのけた武に従って、かなり簡易化されてはいるのではあるが、人の出入りについては雫の助言を素直に聞いて立ち入り制限と許可が設けられた。

「基本的にお二方には極力、プライベート空間からは出ない様に申し上げています」

「わかっている。その間の来訪者はこちらで対応する」

 もちろん、この『来訪者』には響たちも含まれている。

「ちょっと待て。一体、何の権限があっての話だ?」

 二人の会話に業を煮やした響が割り込んで来た。

「権限?医師としての判断です。もちろん、紫霞宮殿下のお許しは得ています。それに雫さんはここの警備とお二方の警護の責任者ですから」

「医師だと?たかが医者の分際で私に指図するつもりか?」

 正直に言って響個人に対して、周も雫も何も話してはいない。

「たかが?」

 響の言葉に反応したのは意外にも清方だった。

「聞き捨てなりませんね、一条さん。私たちは侍医としてお二方のお身体を医学的にお守りするのが役目です。特に周は総合医として、常に心身共に状態を把握する責任があります。

 それに……以前から気にはなっていたのですが、彼もまた夕麿さまの従兄の一人です」

 そこは気が付いていたのか、と雫は笑みを浮かべた。だがそれは皮肉な笑みだった。

「周の母は夕麿さまの父君、六条 陽麿氏の姉、浅子です。私の乳母でもありますので、周は私とは乳兄弟の仲です」

 内心「それだけじゃないだろ」とツッコミを入れたくなった雫たが、さすがに口にする様な子供ではない。

「しかし!夕麿さまを呼び捨てにするなど……」

「周と夕麿さまは屋敷が隣同士の幼馴染、翠子さまが臥しがちでいらしたので兄弟のように育ちました。それにそこにいる義勝さんは紫霄の小等部寄宿舎からの親友ですから、身分は違えど互いに名前で呼び合う仲です」

 雫たちにすれば『新参者』が大きな顔をしているにすぎない。

 武と夕麿の出逢いからを知っているのは、今ここにいる中では義勝ただ一人だ。

 響の言い分はあまりにも場違いでバカバカしい。彼はここの主導権を奪って、夕麿の周囲の人間を仕切っているつもりなのだろう。

「雫さん、僕は上に行く。夕麿の状態を確認しないと」

「おう、ご苦労さん」

 付き合ってられないとばかりに周が義勝を連れて歩き出した。

「何が一条だ、分家の分際で」

 思わず周がこぼす。昔ならば分家として本家と分けられ、身分も『新家』という立場になる。これは身分は低い。摂家貴族の分家だと良くて『羽林』と同等くらいになる。清華貴族の筆頭出身の周の方が、本来は上の身分ということになる。

 ちなみに摂家以外から別れた『新家』は『勲功』よりは上になるが、貴族としては下級になる。

「分家であることにコンプレックスがあるでしょう」

 義勝が涼しい顔で答えた。

「ならば夕麿だけでなく武さまにもうまく取り入れば良いものを」

「無理ですね。彼はそういう人間を最近は見事に見分けますから」

 紫霄に編入した頃は素直で真っ直ぐで、親鳥とはぐれた雛鳥のようだった……と義勝は笑う。

「だからこそあの頃の夕麿の心を動かせたんです」

 来年の春に武が編入して来て十五年。もちろん二人の結婚からも十五年、水晶婚式を迎える。振り返ると長い道のりのようで短かったようにも感じられる。

 二人と共に歩いて来た義勝は目を閉じれば様々な光景が浮かぶ。だからこそ二人の仲の障害になるものは排除したい。だがそれが不可能に限りなく誓いほど、難しいものである現実も身に沁みてわかっている。

 結局は見守るしかない無力さを悔しく思っている。もどかしく感じている。

 皆が同じ想いなのがわかっているからこそ、今はジッと堪えて待つ時間なのだと自分自身に言い聞かせている。

 一方、響は自分が蚊帳の外に置かれたことに腹を立てていた。

 彼にすればすべてうまくいっていたはすだった。夕麿を囲み、彼を中心にグループを組み立てていくつもりだった。

 響にとっての一番の誤算は、夕麿の武への愛情が予想以上に深く強いものであったこと。そして武を取り巻く側近たちの忠義が、強固な絆となっている事実だ。

 しかも警護官の長である雫が、ここのセキュリティを掌握している。プライベート空間への立ち入りが、武本人の許可なしには叶わないことも彼の判断だった。

 とは言っても雫はここで特別なことを実効したわけではない。皇家の貴種のいる場所への立ち入り、つまり世に言う『殿上』は許可制である。特に宮中では明確に別れている。

 警護官ですら殿上できる者、外に貴人が出る時のみに付き従う者に別れている。

 それが皇国に於ける皇家・貴族の在り方なのだ。

 武と夕麿を取り囲む集団の長は、皇家の貴種である武こそが『主』である。それは揺るがない尊き血脈の特権である。この特権により国は安定し、千年以上の歳月に亘って存在して来たのだ。これはそのまま仕えて来た貴族たちの誇りでもあった。身分の高さはその一族がどれだけ皇家に仕えて来たのかの証明でもある。

 だからこそ身分にこだわり、身分差でマウントを取る。

 下位の貴族から崩れつつあるとはいえ、上位の貴族には未だ確かな存在理由なのであった。


 そして……当の本人たちは至って呑気なものだった。

 否。

 呑気であろうとしていた。二人とも薄々自分たちが、何某かのことから遠ざけられ蚊帳の外に置かれているのには気が付いていた。

 それが彼らの思い遣りであるのも、二人の警護等のためであるのもわかっていたし、彼らの判断は十分に信用できるものであるとわかっていた、知っでいた。

 彼らが自分たちに望むのは『穏やかな幸福』な姿でいることだ。だから今は呑気でいる。

 武と夕麿にしても互いに敢えて話していないものがある。

「失礼します」

 早々にパジャマに着替えて、夕麿は武の隣でゆったりとしていた。そこへ周が入って来た。

 彼は部屋に入ってすぐに二人を見た。

「夕麿、今はおとなしく休めよ」

 溜息混じりに言う。

「お前はワーカホリックみたいだからな。今、ちゃんと休んだら後はプライベート空間のみで自由にしていい。先ずは寝ろ」

 様々なことが重なってよく眠れていないのも、周にはしっかりと見抜かれていた。そもそも希が社に夕麿を訪ねて来たこと自体が、体調を崩す一因にもなっていた。

 無理をしている自覚はあった。少なくとも昔の様に、倒れるまで気付かないようなことはない。自分なりにリミットはわかっているつもりだ。しかしそれが周囲にはそうは見えないらしい。

 周が安めと言うのだ。武の側で久しぶりにいちゃついてすごすのも良いだろう。

「後でまた来ます」

 武と夕麿、双方の体温と脈を調べてタブレットに記載し、周は部屋から立ち去った。

「ふふ、あれ、イチャイチャもダメってことかな~」

 武が夕麿に身体を寄せて言う。

「ダメでしょうねぇ」

「でも『今は』って言ってたから、後からならいいのかなあ……」

 トボけたことを言って武がクスクス笑う。夕麿もつられて吹き出した。

「仕方ありません。武、今はおとなしく寝ましょう」

 そう言って抱き寄せた武の身体はほんのりと温かい。彼はどちらかと言うと体温が低い方で、こんな風に温かいということはまだ熱があるという意味になる。

 周が『休め』を強く言う理由だろう。

「愛してます、武」

 笑顔で告げて唇を重ねる。

「ん」

 甘やかな声が鼻を抜けてする。

 再び抱きしめると武は静かに瞼を閉じて、すぐに穏やかな寝息を立て始めた。

 夕麿はしばらくそれを笑みを浮かべて眺めていたが、やがて彼も瞼を閉じて眠ってしまった。


 しばらくして周がソッと部屋を覗いた時には、二人は寄り添ってよく眠っていた。

 周は満足げに笑うと再びソッと部屋を去ったのだった。



 





 
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